よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF

2021-07-27 09:10:33 | ペンタックス交換レンズでワンダフル
 ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF


 すったもんだの末オリンピックも始まりました!
こうなったら感染防止しまくりながら応援するしかないですね。
昔は公式モデルなどバンバン発売されていたり。
オリンピックに合わせてフラッグシップをモデルチェンジ・・
なんて風潮があったのも夢のようです。

まあ、携帯のカメラがここまで発達しますと
ほとんどのシチュエーションで携帯で用が
たりてしまいますからやむをえません。(^^;)。

今回は開発費用にコストを上乗せして値段を決めることが
できていたころのステキなレンズFA☆24mmF2です。
当時としてはAFレンズ24mmで唯一のF2大口径でした。
いくらF2とはいえズイコー24mmF2を見慣れた私には
大きすぎる気もしますが(^^;)。

ひっさしぶりのスターレンズに期待に胸をふくらませて出発です。


 ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF 1/125 F4 ベルビア50

 ペンタックスレンズは赤がきれいに出る・・というのが
私の印象です。予想にたがわずビビッドな赤色描写です。
ベルビア50のイメージカラー感もバクハツしておりますね。


 ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF 1/125 F5.6 ベルビア50

 私はこのFA☆レンズシリーズの新製品発表会に
お呼ばれしていただいたこともありまして、思い入れが強いのです。
発表の中で「ボケ味にこだわって作っております」というのが印象的でありました。

最短撮影距離は30cmで24mmとしましては普通です。
おっしゃってたとおりなかなかのボケ味でございます。


 ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF 1/125 F5.6 ベルビア50

 24mmで30cmまで寄りますと、背景も写し込めて
マクロとは違った雰囲気の接写ができてしまいます。
ハスの花もベルビア50のハデハデ発色でずいぶんと
色がどぎつくなっているのですがキレイなので良しとしましょう(^^)。


 ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF 1/125 F5.6 ベルビア50

 合焦部とアウトフォーカスとのバランスが絶妙ですね。
大口径F2の面目躍如です。絞って撮影してますけど(^^;)。
真ん中のおいしいとこだけを贅沢に使うという
純米吟醸酒の趣でございますな。


 ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF 1/125 F5.6 ベルビア50

 かつては子供たちの歓声があふれていたであろう公園です。
すっかりヒメジョオンに覆われてお花畑になっています。
フォトジェニックですね!!
ちなみに敷地内の集合住宅は廃墟でもなんでもなく
普通~に入居されております。
ということは住人の方が草刈りをされていないだけ(^^)?


 ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF 1/125 F4 ベルビア50

 西脇のへそ公園駅のむかいにあります子午線柱です。
へそ公園がメジャーになってしまい、すっかりうらぶれております。
年代をみますとこちらのほうが本家と思われますが(^^)。

電車にしてはめずらしく1両で走れる125系です。
普通は分散配置する制御機器が床下にどっちゃりで
重たそうですね。


 ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF 1/125 F5.6 ベルビア50

 電車ネタをもうひとつ。
神戸市営地下鉄の1000系コンビです。新型の6000系が
じゃんじゃん湧いてますので撮影なら今のうちですよ(^^)。
後輩の3000系もすでに廃車されてますしね。
3000系はVVVFインバータ車だったので機器更新に
コストがかかるてのも理由のようですが・・


 ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF 1/125 F5.6 ベルビア50

 コロナのせい?か神戸港に在港されていることの増えた海王丸です。
泊まっていても絵になるのでみかけますとついつい撮影してしまいます。
高級単焦点レンズですので歪曲収差もなく気持ちイイですね。


 ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF 1/125 F5.6 ベルビア50

 マルイで派手にプレゼンされているエポスカードです。
「ご入会後、6ヵ月以内に税込66,666円以上ご利用で
松野家6つ子アクリルスタンドプレゼント」
というのがウリでございます。
アクスタにそこまで需要があるのでしょうか?
オタク女子恐るべし(^^;)。


 ペンタックスLX FA☆24mmF2AL IF 1/125 F5.6 ベルビア50

 マリンピア神戸にお目見えした河童のととろうさんです。
子供向け施設ですのにリアルすぎて怖い怖い(^^;)。
これで動いたりしたらトラウマになりそうですな。

今回のFA☆24mmはつくりといい部品点数の多さといい
高級感あふれて持ってるだけで嬉しくなります。
もう二度とこんなにコストのかかったレンズは出ないでしょうから
一度手に取られることをおすすめします。
フードも植毛でカッコいいのでぜひともフード付きを
さがしてくださいね。


キヤノンT80 NEW FD100mmF2

2021-06-22 00:26:12 | キヤノン交換レンズでワンダフル
 キヤノンT80 NEW FD100mmF2


 我ながら50をすぎますと、「疲れた~」「しんどいい~」
が枕詞になって久しいです(^^;)。

若い頃と比べますと圧倒的に回復力が落ちてまして
少しのケガとかでも一週間くらい治らなかったり・・
もっとも昔は「人生50年」だったのですから
無理もないのかな?

まあ、今まで真面目に生きてきたはず?なので
後半は楽させていただきましょう。
ということでまたまた「楽写一眼」T80で出動です。


  キヤノンT80 NEW FD100mmF2 プログラムAE ベルビア50

 装着レンズはFDの100mmF2です。
同門に無敵の赤ハチマキレンズ85mmF1.2Lがいますので
現役当時はあんまり話題になってなかったレンズですが
100mmフェチの私としましては、見過ごすわけにはまいりません。

キヤノンロゴ下の「オートフォーカスシステム」の表示が
空しくなってしまいますが、マニュアルフォーカスのFDレンズを
装着しますとなかなかにカッコ良いでしょう?

お池に写った逆さ城のステキな明石公園です。
広々としていながらこのアングルのように適度
にフォトジェニックなスポットの多い公園です。


 キヤノンT80 NEW FD100mmF2 プログラムAE ベルビア50

 今回はベルビア50という低感度フィルムですので
プログラムですがほとんど開放での描写になっているかと。
前ボケも後ボケもさすがは100mm!という感じの
素敵なボケ味ですね。
 

 キヤノンT80 NEW FD100mmF2 プログラムAE ベルビア50

 池の端にたたずむアオサギです。
あんまり動かないので被写体にはぴったりです。
公園に常駐していらっしゃいますので
まるで観光看板化しちゃってます。


 キヤノンT80 NEW FD100mmF2 プログラムAE ベルビア50

 撮影に疲れまして公園で休憩していましたら
猫がわらわらと寄ってまいりました。
耳チョンパされてますので避妊手術済みですかね。
野良猫というのはかなりシビアな生存環境らしいのですが・・
私の落としたスナック菓子にかぶりついてます。


 キヤノンT80 NEW FD100mmF2 プログラムAE ベルビア50

 この日はドン曇りでしたのでプログラム露出では
おそらく最低ラインの1/30秒までいってたと思われます。
こういう悪条件ですと、T80の大柄なボディと底面に並列に
単4電池を入れるというレイアウトは手ブレ低減に
おおいに貢献しているようですね。


 キヤノンT80 NEW FD100mmF2 プログラムAE ベルビア50

 猫たちはお互いにけん制しあっているような
感じであまり近寄ってきませんでした。
もっともおかげで適当なディスタンスが取れまして
100mmの画角にはジャストサイズで良い感じです。


 キヤノンT80 NEW FD100mmF2 プログラムAE ベルビア50

 100mmレンズの良いところはこのように
な~んにもしなくても「背景のボケた一眼レフらしい写真」
が量産できてしまうところです。
レンズも「楽々レンズ」というわけです(^^)。


 キヤノンT80 NEW FD100mmF2 プログラムAE ベルビア50

 FDレンズには100mmF2.8というスタンダードな
スペックのタマもありますが、今回はF2の
明るさにずいぶんと救われた感があります。

もっともF2.8は270g・F2は445gと175gも差がありますから
このあたり軽快さを取るか安定性をとるか悩ましいところですが・・(^^;)。


 キヤノンT80 NEW FD100mmF2 プログラムAE ベルビア50

 最短撮影距離は1mです。
現在なら75cmくらいまで寄って欲しいところです。
まあ、これだけ良く写りますから欲張りすぎじゃと
言われてしまいそうですけどね。
 

 キヤノンT80 NEW FD100mmF2 プログラムAE ベルビア50

 今回の100mmF2は 予想以上に良いレンズでした。
T80もほとんどネタとして撮影したのですが・・・

インターフェイスも割り切りまくったイラスト表示の
プログラムだけですが、一コマも外さずに決めてくれました。
マニュアルレンズでもフォーカスエイドもしてくれます。

FDレンズをマニュアルで使うならF-1に勝るマシンは
ありませんが、プログラムで撮影するなら
「楽写一眼」のT80が一番楽に撮影できますよ(^^)~。


 

ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7

2021-05-20 17:55:09 | マイ カメラ ペンタックス
  ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7


 コロナのせいで、オリンピックもすっかり「せんでもええがな」
という世論になってきましたね。どうなりますやら。
コロナウイルスにかかるのはまっぴらごめんですが
カメラウイルスならどんなに罹患しても命に別状はございません。

お金と時間はポン!ポン!と減ってしまいますが(^^;)。
今回の感染源はMZ-5Nです。何がNEWかといいますと
ノーマルのMZ-5よりダイヤルの高さがMZ-3なみに
高くなり、操作性がアップしたのが新しくなったところです。

MZ-ほにゃららのシリーズは経年変化でミラーと絞りの連動ギヤが
バカになっている個体がほとんどです。修理自体は難しくないようですが
自分でやる自信がないので健康な個体をがんばって探しました。
コロナウイルスをひらひらと避けながら撮影に出発です(^^)。


 ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7 プログラムAE プロビア100F

 おとものレンズはFA50mmF1.7です。
タマ数が少ないせいか、兄貴分のF1.4より中古では人気があったりします。
商品ラインナップとしましては廉価版の位置づけですから
F1.4より絞り羽枚数が少なかったり、内面反射の処理が
粗かったりとコストダウンはされているのですが・・
F1.4より50gも軽量な点が萌えポイントなのです(^^)。


 ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7 プログラムAE プロビア100F

 今年の桜は本当にパッと咲いてパッと散ってしまいましたね。
桜らしいといえばサクラらしいのですが。
桜には「今という時は今しかないのだ!」
と教えられたような気がいたします。


 ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7 プログラムAE プロビア100F

 などと言いながら、ソメイヨシノの散ったあとに
のんびりまったり咲く八重桜です。
「人生そんなに慌てない慌てない。ひとやすみひとやすみ」
とおっしゃられているような・・・
てさっきと言うことが正反対ですね(^^;)。


 ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7 プログラムAE プロビア100F

 コロナ禍ゆえあまりウロウロもできませんので
いつもの明石海峡大橋です。
時計は10時10分です。一番カッコ良いと
いわれている針の位置で撮影いたしました。
 

 ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7 プログラムAE プロビア100F

 本機はダイヤル式の操作性がウリでした。
実際にはプログラムで撮影してしまうわけですが・・(^^;)。
非常にコストがかかる型式なのですが、ダイヤルでの
視認性と操作感もスペックとして搭載してくれたペンタックスは
エライですね!


 ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7 プログラムAE プロビア100F

 こちらもコロナで息絶え絶えのクルーズ船です。
経済は「人である」ということが如実に学べてしまって・・
てぜんっぜん嬉しくありません。
早く優雅な船旅ができるようになるのを願うばかりです。


 ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7 プログラムAE プロビア100F

 高架工事の成りました阪神電車青木駅です。
手前の小汚い・・あわわ、いぶし銀の建物は交番です。
私は幼少のみぎり101円を道端で拾って
喜んでおまわりさんに届けた記憶がございます。
少なくとも50年以上は現役かと。

阪神淡路大震災にもめげずがっしと建っています。
道を隔てた青木市場は壊滅いたしましたのに・・
今となっては貴重な昭和バリバリの建物なのです。


 ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7 プログラムAE プロビア100F

 プログラムでず~と撮ってしまいましたが
暗かったのでこちらはおそらく開放での描写です。
やや二線ボケといったところでしょうか?
それでも黒猫の瞳のキレをみますと
開放でも実用は充分ですねえ。


 ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7 プログラムAE プロビア100F

 さよならの須磨水族園です。
M字型の屋根はついこの間できたような印象でしたが
もう30年も経っていたんですね。
アミューズメント施設になるということですが
露骨にインバウンド需要狙いのだったよな気も・・
ずっこけないことを願うばかりです。


 ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7 プログラムAE プロビア100F

 トップの写真を見ていただければおわかりのとおり
非常に小さくかわいいカメラです。
小型軽量の単焦点レンズを装着すればまさに
鬼に金棒です。ダイヤル操作に不慣れでも
プログラムでぜ~んぶ撮れちゃいますから
ちゃんと作動しているマシンに出会えれば
大ラッキーですよ~(^^)。


ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S

2021-04-14 23:44:10 | マイ カメラ ニコン
 ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S


 最近は私事がたてこんでいることもあり、何をするにしても
手抜き・・・あわわ、ついつい省力化に励んでしまいます。
そこで今回はプログラム露出&ズームレンズで撮影です(^^)。

いいわけはさておいて
絞り優先かマニュアル露出がメインのカメラジジィといたしましては
「シャッターを押すだけで適正露出」というだけで得してる気分です。
我ながら安上がりな満足度ではあります。

ココロは安上がりでも今回のマシンのFAは発売当時は115,000円も
しておりました。ちなみに当時のフラッグシップF3が139,000円でした。
中級気としては非常に高価ですね。写真のブラックは更に4,000円高でした(^^)。


 ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S プログラムAE プロビア100F

 FAには自動切換えの2速のプログラムが用意されています。
レンズの焦点距離が135mm以上ですと高速側に切り替わります。

今回のおともの50~135mmも高速側になっておるようです。
ほとんど1/1000秒とかで切れていましたから
絞り的にはずっと開放だったような感じですね。


 ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S プログラムAE プロビア100F
 
 本機で初めて採用されたマルチパターン測光に敬意を表しまして
露出補正はまったく行っていません。
中央重点測光ならどアンダーで真っ黒になりそうなシチュエーションですが
BE KOBEもルミナスも見事に白く描写してくれております(^^)。


 ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S プログラムAE プロビア100F

 ちょうど川崎造船所から整備を終えた潜水艦が出港するところでした。
私は普段はあまりズームレンズは持ち歩かないのですが
やはりこういうシチュエーションにはむちゃくちゃ
コンビニエンスです。F3.5という明るさですので
なんとか普段使いの50mm域でも妥協できますね。


 ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S プログラムAE プロビア100F

 50mmの画角ですとこの程度の広がりです。
高倍率ズームらしく若干のへちゃつぶれ感はありますが
13群16枚というレンズ枚数のわりには健闘している
ヌケ具合ですね!


 ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S プログラムAE プロビア100F
 
 今年の桜は咲くのも散るのも早かったですね。
良い天候と休日がうまくシンクロしてくれない年も多いのですが
例年になくバッチリなお天気の日に撮影に行くことができました(^^)。


 ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S プログラムAE プロビア100F

 菜の花を前景に入れまして、ボケ味を見てみましょう。
予想外に前ボケも後ボケもバッチリです。
ズームレンズとしましてはなかなかのボケ味で
うれしいですね(^^)。


 ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S プログラムAE プロビア100F

 ボケ味も良いのですがそこはニッコールです。
解像度番長の実力も遺憾なく発揮してくれております。
花びらのエッジの立ち方はさっすがですね!
実はあんまり好みではありませんが(^^;)。


 ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S プログラムAE プロビア100F

 50mmの焦点距離では60cmまで寄れるのですが
マイクロと表現するにはちと辛い最短撮影距離です。
背景もボケますし、135mm域で普通に1.3mで
撮影したほうが使いでがあります。
まあ、カタログの能書きに「マイクロ」の
表記があったほうが販売はしやすいというものですが(^^)ゞ。


 ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S プログラムAE プロビア100F

 本機は専用モータードライブMD-15を装着しておりました。
本体だけでも重たいのに電池は単三が8本必要です。
フィルムがもったいないのでめったに連写しませんから
ただのバラストですね。
カメラの電源もモータードライブから供給されますから
安心度は高いのですが(^^;)。



 ニコンFA Aiニッコール50~135mmF3.5S F11 AE プロビア100F

 被写界深度が欲しかったのでこのカットだけ
絞り優先AEで撮影しました。このような桜をみますと
「日本人でよかったなあ。しみじみ♪」
といった感に打たれます。

初代のマルチパターン測光ですので露出のとりそこないが
もっと発生するかと思ったのですが、ほぼはぼ見たままの
露出を取ってくれました。

実はFAはニコンマニュアルフォーカス機では
唯一のマルチパターン測光のマシンです。
「ピントを合わせるのは好きだけど、露出はオートでいいや!」
という方にはピッタリのカメラですよ~(^^)。
 


オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL

2021-03-18 21:14:14 | コシナ交換レンズでワンダフル
 
 オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL


 ここのところすっかり見かけなくなったコシナの
フォクトレンダーカラーヘリアー75mmF2.5SLです。
タマ数が少ないのももちろんですが、経年変化で曇ったり
カビてるなんてのもけっこうあるようですね。

発売は2000年ですからもはや20年あまり前の製品です。
レンジファインダーのLマウント版ではピント合わせに
いささかの不安があったのですが、一眼レフ用のSLシリーズでは
なんの恐れもなく開放からバシバシ使えます。

最短距離は70センチでもうちょい寄れると・・
といった感もありますが、小柄なOMにもジャストフィットの
小ささなのでテンションが上がって来ました♪(^^)。 


 オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL 開放 AE プロビア100F

 お供のボディはOM-4Tiブラックです。
私のメイン機は同じOM-4Tiのホワイトボディですが
さすがにいつ壊れるかわからない年齢になってきましたので
スペアとしてブラックを入手しました(^^)ゞ。

明石の石ヶ谷公園です。梅の撮影に来たのですが
少し早かったようです。以前はこの斜面には乳牛さんが
いらっしゃったのですが、今は乗馬クラブの馬の
休憩所になっております。


 オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL F5.6 AE プロビア100F

 背景の「赤いサイロが新しく完成しました」という新聞記事に
いざなわれて初めて訪れたのがもはや30年以上前の話です。
当時カメラ小僧だった私もすっかりカメラじじいになってしまいました(^^;)。


 オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL F5.6 AE プロビア100F

 なんとも凝りに凝った猫の形をしたチョコレートです。
もったいないので食べる前に撮影いたしました。
高さは20センチくらいありましてけっこうな
大きさです。おまけに猫本体だけだと思っていましたら
下の台座まで全部チョコレートでした(^^)。

猫の合焦部と背景とのぼけかたのバランスが良くて
さっすがは単焦点!というべき嬉しいぼけ味です。


 オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL F8 AE プロビア100F

 お天気が良かったのでいつもの須磨海岸に参りました。
当日は空気が澄んでいて和歌山のほうまで良く見えてました。
須磨の海もすっかり美しくなりました。
キレイになりすぎていかなごがいなくなったのは
寂しいですけどね。


 オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL F5.6 AE プロビア100F

 春の須磨といえば綱敷天満宮の梅でございます。
比較的近代のレンズですのにみごとな立体感です。
ピントのキレが良いのに見事に光を丸めてくれてます。


 オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL F8 AE プロビア100F

 平野にあります石臼を建材にしました壁です。
石臼を塀や壁にするというのはけっこう見かけますが
この石臼は直系が60cmくらいある大きなものでした。
たぶんご家庭用ではなく業務用だったのでしょうが
回すのにすごい力が要りますね。
昔の人は力持ちだったのですねえ。


 オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL F8 AE プロビア100F

 足を延ばして神戸空港にやってまいりました。
コロナの影響で全く閑散としておりますね。
そらやんもどこか寂しげであります。
夜景はもちろん昼間でも六甲の山並みと
大阪湾が一望できて素晴らしいロケーションですので
ぜひとも機会があれば訪れてみてくださいね。
最近はまさに穴場ですよ~(^^)。


 オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL F5.6 AE プロビア100F

 ポートアイランド市民広場にやってまいりました。
こちらはできてからすでに40年あまり経っております。
ポートアイランドは島ということで81年当時の
建物や公園がけっこうそのまま残っています。

本土?ではほぼ絶滅状態の噴水のモニュメントも
現役バリバリでございます(^^)。


 オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL 開放 AE プロビア100F

 続きまして南公園の桜です。
淡いピンク色にまったくほっこり癒されます。
開放でほぼ最短撮影距離の撮影です。
花びらのエッジのキレが素晴らしいですね。


 オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL F5.6 AE プロビア100F

 オリンパスOMのAE機といえばダイレクト測光がウリです。
もちろん夜景を撮影に来たのです。
が、あんまり寒いので夕景でフィニッシュしました。
最近「あきらめの呼吸」の使い手なので
無理はしないのです(^^)。
本来ならあと30分くらい待てばもう少し
イルミネーションが目立ったんですけどね。

カラーヘリアー75mmはピントのキレも
素晴らしいうえに、光の丸めかたがまるで
ミノルタレンズのように秀逸です。

75mmという焦点距離も私には
メジャーな85mmよりも使いやすく感じました。
タマ数はずいぶんと減っておりますが
「見つけ次第ゲト」で全く後悔しない
名玉ですよ(^^)。



 

ミノルタα7 AFマクロ100mmF2.8(D)

2021-02-24 23:20:05 | ミノルタ交換レンズでワンダフル
 ミノルタα7 AFマクロ100mmF2.8(D)


 暖かくなったり、寒くなったり漸く「三寒四温」モードに
なってまいりました。もうすぐ春ですね。
花が咲き出すにはちと早いのですが、マクロレンズを持ち出しました。
ミノルタαシリーズでも名玉の誉も高い100mmF2.8です。

αシリーズ初期からラインアップされておりまして
マイナーチェンジしながらソニーに引き継がれている現行商品でもあります。
果たして撮影できるようなお花が咲いているかは疑問ですが
とりあえず出発であります(^^;)。


 ミノルタα7 AFマクロ100mmF2.8(D) プログラムAE ベルビア50

 マクロレンズですが、もちろん通常の100mmとしても使えます。
というか、昔あった普通の100mmF2レンズがとうに製造中止になってますから
現行100mmの単焦点レンズはこのマクロしかないわけですが(^^)。


 ミノルタα7 AFマクロ100mmF2.8(D) F8 AE ベルビア50

 無限大もばっちりですから何ら不足はありません。
欠点といえば値段が張ることと、図体が大きいことですが
ここはバッテリーグリップをつけてバランスをとります。


 ミノルタα7 AFマクロ100mmF2.8(D) 開放 AE ベルビア50

 100mmマクロ域で開放で撮影すれば背景はごらんのとおり
ボケしかなくなります。背景はバスの車体なんですが
まったくわかりませんね(^^)。

限定版ぽい缶コーヒーです。「北海道」というだけで
おいしそうに見えます。実際おいしいんですけれど。


 ミノルタα7 AFマクロ100mmF2.8(D) 開放 AE ベルビア50

 いつもお参りする舞子神社で狛犬気取りの白猫です。
ふくよかで貫禄がありますね。
しっかり目線もくれてよかよかです。


 ミノルタα7 AFマクロ100mmF2.8(D) 開放 AE ベルビア50

 コンビでよく近場にいる黒猫さんです。
こういう撮影でも100mmだとディスタンスが取れて
楽に撮影できます。ミノルタらしい柔らかい質感の描写が
ぐうであります。


 ミノルタα7 AFマクロ100mmF2.8(D) 開放 AE ベルビア50

 黒猫を撮影して戻ってきても
まだ待ってくれてましたのでもう一枚撮影です。
マクロレンズは背景のボケがガサつくものも多いのですが
ミノルタらしい柔らかいボケで好感が持てます。


 ミノルタα7 AFマクロ100mmF2.8(D) F5.6 AE ベルビア50

 時間もちょうど良くなりましたので
いつもの明石海峡夕陽です。先のトプコールと違い
逆光でもビクともしません。
レンズ枚数は8群8枚でこのあたりの単焦点では少しく多いかな?
といったところですが、ゴーストも出ず素晴らしいですね。

 
 ミノルタα7 AFマクロ100mmF2.8(D) F5.6 AE ベルビア50

 子午線ジャーがディスタンスを啓発する
明石の喫煙所です。最近の風潮としまして
もはや撤去されるのも時間の問題かもですので
撮影しておくことにしました(^^)。


 ミノルタα7 AFマクロ100mmF2.8(D) F5.6 AE ベルビア50

 最近明石城の周りに生えまくっていた木々を
剪定して石垣がきれいに見えるように整備されています。
有りものを磨いて再生するという明石市の行動には
多いに賛同です。古カメラで遊んでいる私にも
通じるトコロがある・・・かしら(^^)ゞ。
 

 ミノルタα7 AFマクロ100mmF2.8(D) F8 AE ベルビア50

 気がつけばマクロレンズの作例ですのに
接写をぜんぜんしておりませんでした。ので
頑張ってらしくなりそうな写真をねらってみました。
ヒカリものをフラッシュ撮影なんてアホウではありますが
クロスの重厚感が表現できた・・・と思いこみましょう(^^)。

初代が発売されてからすでに30年になんなんとする
ロングセラーレンズでありますが、全く安定した描写です。
新品はもちろん中古の玉も豊富で値段もこなれています。
αマウントユーザーはぜひとも一本手元においてくださいね。


ライカM4 トプコール3.5cmF2.8

2021-01-19 23:57:55 | トプコン交換レンズでワンダフル
 ライカM4 トプコール3.5cmF2.8


 ここのところ一眼レフばかりを使用していましたので
久しぶりにライカを持ち出しました。
「行き詰ったときはカメラを変えれば良い」とは
どなたがおっしゃっていましたでしょうか・・。

銀塩はもちろんデジカメでさえも実用よりも趣味としての
立ち位置になってきた昨今です。
原点ともいえるライカで自分の写真の俗性を見直してみましょう(^^)。


 ライカM4 トプコール3.5cmF2.8 1/30 開放 ベルビア50

 最近50年くらい経った団地が次々と立て直されております。
昔の団地の雰囲気は大好きなのですが、やむをえませんね。  
取り壊しの始まった旭が丘団地です。この蔦のからまり具合ですと
現役時代からいい感じにラピュタ化していたようです。 


 ライカM4 トプコール3.5cmF2.8 1/125 F5.6 ベルビア50

 真っ白な外壁塗装といいサッシといい、リペア感は最近の感じで
解体は少しくもったいないような気もいたします。
もっとも場所が山頂みたいなところでしたので
廃団地もやむなしだったのでしょうか。


 ライカM4 トプコール3.5cmF2.8 1/125 F5.6 ベルビア50

 今回はM4に似合うレンズ・・ということでトプコールを持ち出しました。
けっこうなクラシックレンズで、発売は1955年です。
まったくベルビア50向きのレンズではないのですが
私のメインフィルムなので仕方ありません(^^)。
線は細いのですが、へちゃつぶれ感は昔国産の定番といったところです。


 ライカM4 トプコール3.5cmF2.8 1/125 F5.6 ベルビア50

 昔レンズですので、逆光のときには
ゴマ化すのが大変です(^^;)。
レンジファインダーですのでイチかバチかの一発勝負です。
昔の人の記念写真でみなまぶしそうな顔で写っていたのは
「太陽を背にして撮影」という基本を忠実に守っていたからなのですね。


 ライカM4 トプコール3.5cmF2.8 1/125 F5.6 ベルビア50

 ころな・コロナで全くやんなる昨今ですが
終息する日は必ず来ますから、それまで頑張り抜かねばなりません。
ということでこのような「耐コロナ」の事象は積極的に保存です。
コロナで亡くなる方はいらっしゃるものの、インフルエンザの
犠牲者は激減りというのがせめてもの慰めでしょうか・・


 ライカM4 トプコール3.5cmF2.8 1/125 F5.6 ベルビア50

 コロナで観光業は多大な影響を受けている昨今ですが
コンチェルトもなんとか頑張ってくれております。
お客さんもクリスマスの頃はずいぶん戻っていたのですが・・


 ライカM4 トプコール3.5cmF2.8 1/125 F5.6 ベルビア50

 有名な太山寺の石畳です。太山寺といえばこのカットですね。
手前のほうは流れまくっておりますが、これも「レンズの味」ということで(^^)。


 ライカM4 トプコール3.5cmF2.8 1/125 F4 ベルビア50

 逆光に弱いレンズなのはわかっているのに「紅葉は逆光」という
先入観でついつい逆光で撮影してしまいます(^^;)。
昔レンズらしい収差バリバリでかえって立体感が出てるように見えるでしょ?


 ライカM4 トプコール3.5cmF2.8 1/30 開放 ベルビア50

 昔レンズを開放の近距離で撮影するとこうなるという
お手本のような作例ができました(^^)。
オールドレンズファンの人にはヒットではないでしょうか?
いつもならオススメと言いたいところですが、文字通り
タマ数が少ないうえに個性的すぎるので・・
根性と気合いでフォローしてくださいね。


 ライカM4 トプコール3.5cmF2.8 1/125 F5.6 ベルビア50

 せっかくのベルビア50ですから定番の明石海峡です。
いろいろ撮影しまして、比較的ゴースト&フレア少な目のカットです。
やっぱり昔レンズで夕陽を撮影するにはちと無理があります(^^)。

じつにひっさしぶりにライカでの撮影でした。
予想どおりその優しい感触にすっかり癒された次第です。
フルマニュアルのM型ライカは歴史上最安モードですから
ぜひ体験されることをオススメいたします。
何より肩からぶらさげているだけでもカッコ良いですよ~(^^)。



 

オリンパスAF-1 SUPER

2020-12-07 21:49:10 | マイ カメラ オリンパス
 オリンパスAF-1 SUPER


 コロナとスマホにあてられて、最近すっかりデジカメも元気がありませんね。
ここで気を吐いているのがいにしえの単焦点コンパクトカメラです。
ついこないだまでジャンク箱でゴミ扱いで、ワンコインでよりどりみどりでしたのに・・

ニコンヒトケタシリーズや、キヤノンF-1・EOS-1シリーズなど
ヘビーなマシンよりも高価だったりするのですからカメラジジィの私としましては
開いた口がふさがりません(^^;)。

まあ、軽くて持ち運びには便利。ピントも露出も自動というわけですから
今の時代一番使いでがあるのかもしれませんね。
ただ当時から「一眼レフなみの写り」でぶいぶいゆわしていたプレミアムコンパクトは
もはや手の届かない高いところへ行ってしまわれております。

そこで現実的チョイスとして今回はオリンパスAF-1 SUPERです。
サブネームは「濡れてもピカソ」です。漢字で書くとセクシーですね(*^^*)。
JIS保護4級のぼうまつ機能を備え、多少の雨なら大丈夫てわけです。

大人気のコニカビッグミニよりもアドバンスがあるような気がしませんか?
搭載レンズは「オリンパスレンズ35mmF2.8」です。
マイナーチェンジ前のAF-1は「ズイコー35mmF2.8」でした。

社内では「ズイコーがダサイ」なんて思いがあったのでしょうか。
海外で「ズイコー」という発音が難しいなんて意見もあったらしいですが。
結果的には、デジタル時代に「ズイコー」が復活しておりますのは
周知のとおりです。

それでは「オリンパスレンズ35mmF2.8」の描写力を
みてみましょうか(^^)。


 オリンパスAF-1 SUPER プロビア100F
 
 前モデルのAF-1よりスーパーなところはフラッシュのチャージが
1.5秒から1秒に短縮されたところです。見事なスプリンター度ですね。
ちなみにバッテリーはCR-P2というでっかいリチウムバッテリーです。

まず中古カメラ屋さんか大手家電量販店くらいでしか売って
ませんから旅行などはご注意ください。でも6Vの高容量ですから
むちゃくちゃ持ちますけど。

靄にかすむお台場です。手前のシャドー部分は見事なへちゃつぶれです。
さすがはズイコー・・あわわ、オリンパスレンズですね。


 オリンパスAF-1 SUPER プロビア100F
 
 メインスイッチはオリンパス伝統のフロントスライド式です。
毎回思うのですが、画期的な発明ですよね。
ファインダーもふさがりますから
レンズキャップをつけたまま撮影してしまうという
オマヌケな私にもピッタリです。
レンズキャップをなくす心配もないというのが
精神衛生上非常によろしいです。

西武鉄道コウペンちゃん電車です。いやされますね~(^^)。
フラッシュは自動で発光いたしますがスーパーになってから
強制発光やフラッシュオフも選べるようになっております。


 オリンパスAF-1 SUPER プロビア100F

 コウペンちゃん電車はコウペンちゃんがいっぱいで
「今日も一日ガンバロー!」て気分になれますね。
ドアの横にはカメラを持ったコウペンちゃんもおられます。


 オリンパスAF-1 SUPER プロビア100F

 コウペンちゃん電車に乗りましてとしまえんに行ってみました。
94年も続いていたとは驚きでございます。
ある意味文化遺産だったと思うのですが・・・
私は関西在住ですので残念ながら開園中は一度も行けずじまいでした。


 オリンパスAF-1 SUPER プロビア100F

 池袋の西武百貨店では新進のクリエイターの皆様の
デジタルイラスト展を開催中でした。
普通この手の展示会は写真撮影は厳禁なのですがフラッシュ禁止ですが
撮影は自由でした。むしろ「じゃんじゃん撮ってSNSで拡散してね!」でした。

フラッシュオフで撮影しましたのでおそらく絞りは開放・シャッター速度は
最低の1/15秒と思われます。
みごとに周辺落ちしまくってますね(^^)。


 オリンパスAF-1 SUPER プロビア100F

 駅前に出まして有名な西部百貨店の広告を撮影です。
看板の歪みをみますと糸巻き収差がでてますねえ。
屋外ですからそこそこ絞ってはあると思うのですが
けっこう周辺落ちもしております。
 

 オリンパスAF-1 SUPER プロビア100F

 陽もおちてまいりました。東京は関西よりもずいぶんと早いですね。
靖国神社の銀杏の落葉です。当時のコンパクトカメラは
遠景モードとかございませんので無限大は苦手だったりします。


 オリンパスAF-1 SUPER プロビア100F
 
 遊就館のゼロ戦です。3mくらいの距離が一番得意なのが
よくわかる描写ですね。


 オリンパスAF-1 SUPER プロビア100F

 なんだか近くを通るときは絶対に地震に会いたくない現代彫刻です。
今更ですがけっこうな青っぽレンズですね。


 オリンパスAF-1 SUPER プロビア100F

 東京駅夜景です。もうすこしシャッターを開けたかったのですが
最低速が1/15ではしかたありませんね。

まあ、コンパクトカメラらしいといえばらしい描写です(^^;)。
F3.5レンズ搭載で弟分のAF-10やAM-100の
評判がすこぶるよろしいのでそちらを探してみようかしら。



ニコンF Aiニッコール50mmF1.4S

2020-11-07 00:55:23 | ニコン交換レンズでワンダフル
 ニコンF Aiニッコール50mmF1.4S

 
 先日ニコンF6の製造がついに終了したそうです。発売は2004年10月ですから
もう16年も前なんですね。そしてマニュアルのニッコールレンズも
販売終了だそうで・・・残念ですが、全然利益が取れそうにもない旧製品を
提供しつづけてくれたニコンには感謝の気持ちしかありません。

そこで今回はニコンフィルムカメラの追悼・・
あわわ、郷愁の想いをこめましてFと50mmF1.4です。
プロ用というよりも軍用物と言えるようなエッジの効いたスタイルです。
硬質感あふれるボディスタイルに身もココロもひきしまりますね!


 ニコンF Aiニッコール50mmF1.4S 1/60 F4 プロビア100F

 今回の50mmF1.4Sは長年製造されているマニュアル50mmの中でも
最終バージョンかと。最新の「スーパーインテグレーテッドコーティング」が
施されているようです。て、コーティングの差なんてフィルムが吸収して
しまいそうなんですけどね(^^)ゞ。


 ニコンF Aiニッコール50mmF1.4S 1/30 開放 プロビア100F

 開放&最短撮影距離での撮影です。最短撮影距離は45cmです。
けっこう寄れるもんですね。彼岸花くらいなら十分なディスタンスです。
白い花をほっこりと幻想的にとらえてくれました。


 ニコンF Aiニッコール50mmF1.4S 1/250 F8 プロビア100F

 山登り電車で有名な神戸電鉄です(写真は下りですが(^^;))
鉄道写真は85mmくらいが一番定番だそうですが、普段40mmばかり
使っている身としましては50mmでもけっこう長いレンズに感じます。

この1076号は昭和51年製だそうで、もう40年以上経ってますね。
そろそろご勇退になられてしまうのでは?


 ニコンF Aiニッコール50mmF1.4S 1/125 F5.6 プロビア100F

 「スーパーインテグレーテッドコーティング」のおかげで
逆光でも無敵でございます。今頃の季節は日の入りも早く
空気も澄んでいますから、夕陽の撮影にはもってこいです。

もう少し日にちが経ちますと、これが風が強くて寒くて
撮影なんぞ行っとれるか!てな具合になってしまいますが・・(^^)。


 ニコンF Aiニッコール50mmF1.4S 1/1000 F4 プロビア100F

 秋といえばコスモスですね。なにしろ漢字で書けば「秋桜」ですから。
これだけ日本人に愛される外来種のお花も珍しいのではないでしょうか? 


 ニコンF Aiニッコール50mmF1.4S 1/1000 F4 プロビア100F

 風に揺れる儚げな雰囲気は確かに日本人向けの花です。
今回はいつものベルビア50と違いプロビア100Fを使いましたので
1/1000秒でシャッターを切ることができました。


 ニコンF Aiニッコール50mmF1.4S 1/250 F8 プロビア100F

 コスモス畑の横に鎮座ましますホンダ1300です。
けっこう珍しいクルマで、2台もそろっているのがすごいですね。
この図体でなんと空冷エンジンだそうで・・
最近の猛暑ですとオーバーヒートしてしまうんじゃないでしょうか?


 ニコンF Aiニッコール50mmF1.4S 1/1000 F4 プロビア100F

 秋口になりますと、須磨の海も人が少なくなって撮影には最高です。
ジョキングの人と散歩の人だけになりますので気楽に撮影できます。
お気に入りの撮影スポットです。


 ニコンF Aiニッコール50mmF1.4S 1/1000 F4 プロビア100F

 海を眺めてぼ~っとしている人は男性より女性のほうが
多い気がするのですが、気のせいでしょうか?
みなさん相似形で体操座りです。


 ニコンF Aiニッコール50mmF1.4S 1/1000 F4 プロビア100F

 最近の傾向としまして、フィルム写真を撮る若者の間では
全自動コンパクトが大人気のようです。
フラッグシップの一眼レフなんぞはぜんぜん人気がないようで
無敵さとあまたの伝説に彩られていたこのFもビッグミニより安かったりします(^^;)。

しかしながら、全世界のプロに指示された耐久性と信頼性は
コンパクトカメラには絶対持ちえない素晴らしさです。
オーバーホールしてくれる修理屋さんもたくさんありますしね。

ピント合わせもスプリットタイプのスクリーンを入れておけば
ぜんぜん難しくありません。
メカニカルシャッターで、電池がなくても絶対シャッターが切れる
という安心感も素晴らしいです。

フイルム好きな若い方はぜひとも一度触ってみてくださいね。




オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5

2020-10-09 22:29:56 | マイ カメラ オリンパス
 オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
ラム
 
 コロナのせいで遠方に行くにもはばかられる・・確かにそうですが
きちんと感染予防すれば国内ならどこでも同じではないかとも
思えます。私は軍艦が好きなので今回は舞鶴に行ってみることにしました。

マシンはOMヒトケタシリーズの中でもおそらく一番不人気の
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAMです。
兄貴分のOM-4と弟分のOM-40プログラムにはさまれ
なんとも中途半端な立ち位置で、もひとつ感がバツグンだったところに
さらにα7000のデビューでトドメをさされた薄幸なマシンです。

父親OM-2の評価が高すぎて、2代目の息子はすべてを比較され
まわりからバカにされるという、人間界でもあるあるのパターンですね(^^;)。


 オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
  プログラムAE ベルビア50

 装着レンズは50ー250mmF5です。
OMシリーズでももっとも後期に発売されたレンズで
5倍のズーム比を誇ります。
「旅行に行くならこれ一本でOK!」というわけですね。

カタログによれば「重量760g・全長140mmのコンパクト設計」
だそうです。OMレンズにしちゃかなりヘビーな気もしますが(^^;)。

舞鶴港で日本海に睨みをきかせる護衛艦群です。
使用フィルムがベルビア50ということもあり
日本海の青さがひきたちますね。
 

 オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
  プログラムAE ベルビア50

 ちなみに1985年時点での価格ですが
OM-4           109,000円
OM-2SPOT/PROGRAM 72,000円
NEW OM-2        78,000円
OM40PROGRAM     63,000円 です。

OM40PROGRAMのコスパが良すぎですね!!
カタログには先代のNEW OM-2も掲載されています。
おそらく在庫処分モードで実売はOM-2SPOT/PROGRAMより
安価だったのでしょうけど、併売期間があったのには驚きです。

軍港の横には明治時代からのレンガ造りの海軍倉庫が残っておりまして
映画のロケなどにも盛んに使われております。

木製の電柱もなかなかの雰囲気ですね~。
LEDに替えられた電球だけが令和を主張しております。


 オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
  プログラムAE ベルビア50
 
 50mmー250mmF5の価格は当時78,500円でした。
ズイコーレンズでも高価な部類ですね。ちなみに現在も人気の90mmF2マクロも
同じ78,500円でございました。

高倍率ズームにしては歪曲も気にならない程度に
押さえこまれてなかなかの描写ですね。
50mm域での撮影です。


 オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
  F8AE ベルビア50

 平成17年まで福知山で入れ替えに従事していたという
DB-10型ディーゼルです。
昔の鉄モノの重厚感がすごいですね。

ここの赤レンガ倉庫群と舞鶴駅とは中舞鶴線という
短い線路でつながっていたそうで今では遊歩道になっています。

OM2のダイレクト測光はこういった暗いところでの
AE撮影には抜群の強さを発揮します(^^)。


 オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
  F5.6AE ベルビア50

 先述の中舞鶴線の趣を残す北吸トンネルです。
昔はここをしゅっぽしゅっぽとSLが走っていたんですね。
今見ますと小さな小さなトンネルで、不思議な感じがいたします。

今回の撮影ではレンズが重たいのでずっと三脚をつけっぱなしでした。
フィルムもベルビア50という低感度ですから三脚は大活躍でした。



 オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
  プログラムAE ベルビア50

 失礼ながら神戸から訪れますと舞鶴の街は「なんにもない感」があるのですが・・
映画館はコロナにも負けずしっかりと営業しております。
一時期ほどの勢いはないにせよ「艦これ」など萌え要素もふんだんに
ございますし、もう少しオタクの人向けのアピールもなさるべきと
思われますが・・・

ちなみに一番人気の島風ちゃんも舞鶴海軍工廠出身でございますから(^^)。


 オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
  プログラムAE ベルビア50
 
 西港にまいりますと、海上保安庁の巡視船が停泊しています。
真っ白な船体がまぶしいですね。
おとなりの国のオフネがやんちゃばかりしてくるので
大変であろうかと思いますがどうか日本海の治安維持を
よろしくお願いいたします。


 オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
  プログラムAE ベルビア50

 三宮のミニ花壇にいらっしゃいますアマビエさんです。
日本人のコロナでの死者数が異様に少ないのは
やはりアマビエさんのおかげなのでしょうか?

山中教授のおっしゃる「ファクターX」
の正体はアマビエさん(^^)??


 オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
  プログラムAE ベルビア50

 もはやすっかり神戸の顔となっておりますクローネさんです。
ハデハデなピンクの熊さんですがなんの違和感もないのがすごいですね。
道路越しの撮影ですが、250mmまでの望遠が可能というのは
やはりコンビニエンスです。


 オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
  プログラムAE ベルビア50

 木の枝から見下ろされていて、気付いたときには驚きました。
夕方でだいぶ日が落ちていたので不思議な雰囲気の描写になりました。
猫て気配を消すのはケンシロウなみです。

最後にOM-2 SPOT/PROGRAMを使うときのマメとしまして・・
この頃のAE機は電池の消耗が鬼早いということが良く言われます。
残念ながら本機も例外ではないようです。

対策といたしまして、一日の撮影が終了しましたら
シャッターダイヤルを機械シャッターのバルブの位置にセットしておく
というのが対策になろうかと。
OMシリーズは電源オフスイッチがありません。
タイマーでメーターの電源は自動的に落ちるはず・・
なのですが、シャッターにはどうも待機電流が流れているようです。

シャッターダイヤルのロックをはずさないと
バルブにはセットできないのですが
いちいちバッテリーを抜くよりよっぽど簡単なので
ユーザーの方は一度試してみてくださいね。

先代のNEW OM-2よりスペックはずいぶんと上がりましたのに
すっかり日陰ものの本機でありますが・・
使ってみればプログラム露出はラクチンです。
スポット測光も便利ですし、隠れ名機と言って良いかと。

ただファインダー左側の液晶表示が不完全な個体
が多いので、その点だけは注意してくださいね(^^;)。