hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

ヤマボウシ

2020-06-28 05:00:00 | 日記


梅雨のこの時期には紫陽花を始め、色々な花が咲く。ドクダミやツユクサのような草の花もあるが、ヤマボウシ(山法師)もその一つ。サクラの後にピンクや赤、白い花をつけるハナミズキ(アメリカヤマボウシ)も近縁にあたる。

ただ、ハナミズキは4月に花をつけるタイミングはまだ葉が出ておらず、木が花でいっぱいになるように咲くため、賑やかであるのに対し、ヤマボウシの花が咲く6月には葉もすっかり生え揃い、上の方に花を付けるため、葉はよく見えても花が見えない。



しかもヤマボウシの花はオフホワイトの総方片(萼の一種)を十字に4枚付ける。本当の花は中央部にある淡黄色や緑色の部分、ただ、総方片は持ちが良く、長く咲いている。



最近はやや小さめの種類も出てきたようでこちらは低いところにも花を付け、なかなか賑やかな感じがする。



あまり知られていないが、実は9月に赤く熟して直径1〜3cmほどになり、食用となる。甘みが強く、マンゴーのような甘さのため、果実酒に向くというが、私は試したことはない。

高いものは10m近くにもなり、放っておくとかなりスペースを食うため、手入れを施し、剪定してやらないといけない。ただ、この際に花芽を切ると翌年は寂しいヤマボウシとなるため、注意しなくてはならない。