hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

GWは深大寺を歩く〜まずは名物の深大寺蕎麦

2024-04-30 05:00:00 | 日記
深大寺は我が家の定番スポット。ただ、昨年秋に連れ合いがら足を痛めてから年始のお参りも行けず、ようやく今年初めてお邪魔することにした。

我が家から車で10分程度、東八通りが混んでいたが、途中からは渋滞もなく予定通り11時少し前に駐車場に到着。しかし、さすがGW、空いているスペースが少ない。ようやく停めてお寺に向かうが、すでに駐車場は満車、僅か5分程度でアウトだったかもしれない。
植物園の横の道を下り、上ると植物園の深大寺口に到着。まずは蕎麦屋に向かう。有名な水車の回るお蕎麦屋さんなど何軒かの前を通過、行き慣れた大師茶屋というお蕎麦屋さんに到着。

店の前には沢山の人、ただ、まだ1120である程度想定通り。入口にある紙に名前を書いて待つシステム、数えてみると14番目である。
時間もあるので近くの蕎麦屋さんも見学。お隣の湧水という店が一番人気だが、こちらは店の前の列に並ばないといけない。待つ人も大師茶屋よりまだ多い。その向かいでは古い陶器を並べて売っている(?)人、藁葺き屋根の民家もあり、東京とは思えない。

12時少し前に名前が呼ばれ、中央のカウンター席に。季節を感じる飾り付けは見ていて楽しい。車なのでビールも飲めず、味噌おでん、たぬき蕎麦、大ざるを2人で取る。味噌おでんは4枚のこんにゃくに甘い味噌だれ。

そのうちに大ざる到着。この店は麺の量も多く、蕎麦つゆはやや甘め。手打ちそばのコシが良く効いて喉越しが最高。わざわざ並んで食べる価値ありである。



たぬきそばもすぐに到着。揚げ玉がこちらの天ぷらを作る際にできたものでカリカリ、蕎麦を啜るうちにだんだんツユを吸って柔らかくなる。ツユも甘め、油の溶けたツユが香ばしく、麺もツルツル、いつもこの2つしか頼まないが、いずれもいつものように美味い。

蕎麦を食べ終わるとさっさと席を立ち、勘定してレジ台の横にあるお土産揚げ玉を1つ、こちらはサービス品である。

店の外には先ほどではないが多勢の人、外に出て深大寺に向かう。いつもの水車の前を通り、門に向かう。



ここで一服。お寺の門のそばにある茶屋で草団子を2人で1串、緑の団子にこし餡、デザートに丁度良い。昔は無料で土瓶のお茶が貰えたが、今はペットボトル。コロナがかなりの風習を変えてしまった。(以下、次回)

都営大江戸線スタンプラリー⑨

2024-04-29 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その235。都営地下鉄大江戸線⑨。代々木駅のスタンプには『明治神宮の森、NTTdocomo本社』が描かれている。代々木駅は1906年に甲武鉄道の駅として開業、当初は中央線となる方のみにホームがあった。僅か1週間で甲武鉄道が国有化され、1909年に山手線の駅ともなる。駅に降りてみると分かるが新宿駅が代々木側にホームを伸ばしたため、ホームの端と端は100mほどしか離れていない。学生時代にはよく降りた駅だが、最近は滅多に降りることもないが、意外なほど変わっていない駅である。

大江戸線で新宿付近にあるのは『新宿駅』『都庁前駅』『新宿西口駅』と3つあり、近接している。ただ、新宿駅といってもJR新宿駅からはかなり離れていて京王新線・都営新宿線のホームからさらに南側に行ったところに駅がある。スタンプに天龍寺の鐘楼が描かれているのはそのためである。

新宿線のスタンプは文化服装学院の女神像が描かれている。

東京メトロ丸の内線の新宿駅はシンプルに丸の内線の車両の意匠である。

都庁前駅は都営大江戸線の環状線部と光が丘に向かう線が交わっている。運行はやや変則的で六本木方面から来た車両は光が丘方面に行く。一方、飯田橋方面からくる車両は都庁前が終点で折り返していくのである。



都庁前駅のスタンプには『都庁舎と新宿中央公園の噴水(滝)』が描かれている。新宿中央公園は以前はかなり治安が悪かったが、改修が進み、ホームレスの住居ということはなくなった。



駅のコンコースにはまだ有楽町に庁舎があった当時の都電の駅名表示板が飾られていた。






中華そば福味〜丸の内ランチグルメ

2024-04-28 05:00:00 | グルメ
東京中央郵便局が巨大ビル『Kitte』に変わって久しいが、地下に『ラーメン激戦区』というラーメン屋さんが4軒並ぶ場所がある。味噌ラーメンの『ど・みそ』、フレンチシェフが腕を振るう『かね田』、つけ麺が有名な『松戸富田麺絆』、そして今回お邪魔した『福味』である。

このお店は『東京・せたが屋』の流れを組み、丸鶏をじっくりと煮込んでスープを取るタイプの店で、どのメニューを選ぶか悩んだのだが、『鶏白湯ラーメン』(970円)を選択。

券売機で食券を購入した。他にも醤油味の中華そば、塩ラーメン、つけ麺、白醤油とりそばなどあるが、あまり冒険せず、馴染みのあるラーメンを選択した。

店の前には短い列ができているが、回転も早く、すぐに店内に。向かい側はちょうど目隠しがあるものの、手は見える状態、向かい側の若いサラリーマン2人は昼間からビールジョッキで呑気なもの。

5、6分待って丼が到着。鶏白湯のいい香り、低温調理の大きいチャーシュー、長いメンマが入っている。まずは麺、細麺のストレート麺で喉越しがいい。スープもグルメサイトには薄すぎとあるが、あまりドロドロが好きではない私にとってはちょうど良い感じである。

胡椒をたっぷり振って頂く。チャーシューは3切れに切って頂くが、しっかりとした味付けがなされていて美味い。長いメンマは齧りながら頂いた。

せたが屋系列のため、『あさがお』によく似た食べなれた味、量はさほど多くないが私のランチには適量、美味しかった。量が足りないのならば小ライスを頼んでおくのもいいかもしれない。ご馳走さまでした。やはり、店から出ると列が長くなっていた。



中華そば 福味
千代田区丸の内2ー7ー2JPタワーB1
0368122922


北品川〜五反田辺りの坂道①

2024-04-27 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その208。東京のソメイヨシノも終わりに近づいてきたが、今回は花も見ながら京急北品川駅からJR五反田駅まで坂道を巡ることにした。北品川駅は第一京浜(国道15号線)に面している。



(八ツ山橋方向)
すぐのところにある歩道橋を反対側に渡り、川崎方面に歩き出す。品川女学院は新校舎を建設中、その先を右に曲がる。


御殿山通りに入り、緩い坂道を上る。少し歩くとJRの跨線橋がある。下には新幹線、東海道本線、山手線、京浜東北線がひっきりなしに通過している。



その先右手にあるのが御殿山庭園。東京マリオットホテルの中にあり、人工的に作られた滝や池、散り始めたソメイヨシノが美しい。花びらが地面を敷き詰めている。





ミャンマー大使館の横を通り、その先を左に曲がる。この辺りは桜並木となっていて美しい景色が広がる。次の角を左に曲がると緩い下り坂となって行く。



これが『御殿山の坂』、江戸時代に将軍が鷹狩りに来た際に休むために設けられていた品川御殿があったため御殿山と呼ばれていた。『この坂道は以前は急坂だったが、改修を経て今は緩やかな坂となった』と案内板にはあるが、だんだんと勾配はキツくなり、それなりの坂道である。



一旦、坂道を降りた後、再び上り、まっすぐ進む。先程曲がった角には『翡翠原石館』がある。入場料700円は払うほど興味なく周りを歩いたのみである。



この辺りにはさすが御殿山という大豪邸が並んでいる。一つずつ丁寧に見たが、昔風の古いお屋敷、なかなか洒落た洋館、色々とある。ただ、この道はフラットで助かった。(以下、次回)



(訪問、4月12日)



粋酔 日本橋店〜日本橋グルメ

2024-04-26 05:00:00 | グルメ
久しぶりに日本橋にある純米酒専門と銘打った『粋酔』というお店で飲み会をやることになった。実はこのお店、かなり以前から何回も来ているが、必ず飲み過ぎ人が出てしまう恐るべき店である。

お店の名前は『粋に酔う』だが、実は『スイスイ』飲み過ぎてしまうリスクが介在している。

日本橋の表通りから一本入ったビルのB1、金曜日のため、入り口には本日は満席と書いてあるほどの人気がある。システムは『純米酒100種以上2時間飲み放題、料理5品〜6000円』と『純米酒100種以上2時間半飲み放題、料理7品〜6600円』の2コース(コースでなく、単品も頼めるが、殆どのお客さんがこのいずれかを頼む)である。

予定通り18時半スタート、まずは生ビールにするか、最初から日本酒にするかを悩んだが、暑かったこともあり、生ビールから。暑くなりビールが美味い。

ここで1品目はお通し風、『スナップエンドウ、赤大根、焼き味噌』である。焼き味噌の香ばしさに触れると日本酒が欲しくなり、すぐに伯楽星(宮城県)、鳳凰美田(栃木県)のスッキリ系から1合ずつもらう。



この店は一回2本まで、鳳凰美田が足りなかったが、飲み放題なので気にもしない。味噌と日本酒、よく合うことは改めて申し上げることもない。

小鉢登場、赤紫蘇味の大根おろしに釜揚げしらすを乗せたもの。さっぱり、スッキリである。酒はあっという間に2合は空、次いで赤武(岩手県)と三連星。

滋賀県民のリクエストで滋賀県の酒・三連星を試してみる。ちなみに『三連星』は何のことか?と議論になったが、三連星とは囲碁の布石の手法のことで一時流行った布石らしいが、誰も囲碁をやらないので分からずしまい。ただ、造り酒屋は若手3人の杜氏が立ち上げたブランドで、キレの良い酒を作ろうと『三がずっと、連なり、星の如く輝ける酒』を作るというキャッチらしい。



そのため、酸の効いたキレの良い酒とのこと、我々の間ではやや主張の強すぎるところがあまり、となってしまった。

3品目は『鰆のカルパッチョ』、やや厚めに切った鰆に味噌味のタレをかけ、野菜と頂く。鰆の濃厚な味が美味い。赤武はラベルが変わったが、相変わらず美味い。スッキリとした美味さには満足。

田中六五(福岡県)、作(三重県)を注文。田中六五は爽やかな柔らかい飲み口、女性に人気が高い。しかし、作はキレはありながら透明感がある上品な旨みと香りでやはりこれもすぐ空いてしまう。

4品目は『燻製鶏の焼き物』、燻製はすごい。酒がすすんでしまう。と言いながら三井の寿(福岡県)、李白・ヤマタノオロチ(島根県)というとにかく辛口を誇る酒を煽る。


5品目は『酒肴5種盛り』、クリームチーズといぶりがっこ、辛子蓮根、タンスモーク、イカの揚げ物、タコのマリネ(?)と豪華に並ぶ。どれを取っても美味い酒の肴。



酒は少しおとなしめに屋守(東京)を注文。もう一つ頼んだ風の森(奈良県)は玄米で作った変わり種。老酒の様な色、味もややひねた香り。対極の酒になってしまう。



さらに雨後の月(広島県)、豐盃(青森県)という私の好みの酒を注文、もっと早く飲みたかったと言われてしまった。

5品目は『豚肩ロースと新じゃがの和風カムジャタン』、カムジャタンは初めて食べたが、優しい味。

最後の酒は尾瀬の雪解け(群馬県)と姿(栃木県)、だんだん酒の味も分からなくなった皆様にも好評のセレクト。最後は蛍烏賊塩麹漬けの乗った出汁茶漬、これで大団円。

とにかく、やはり飲み過ぎ。60を超えた4人が12合は飲み過ぎでした。しかし、さすがの酒肴、あまり主張は強くないが酒が飲みたくなるプロの技に感嘆。店の方のサービスもよく、混んでいる理由もよくわかるお店です。

純米酒専門 粋酔
中央区日本橋3ー7ー10タンペイ日本橋ビルB1
05054577514

パスコードを忘れたために起きた騒動〜物忘れには気をつけて

2024-04-25 05:00:00 | 日記
人間はどこに落とし穴が開いているかわからない、そんなお話である。
月曜日に家に戻るやいなや、連れ合いがスマホをトイレに水没させたと言う。キャリアはdocomoでギャラクシーという6年程度前の機種のため、思い切ってiPhoneにすることにした。

取り敢えず古いスマホも動くがバックアップを取り、docomoショップにiPhoneを買いに行く。新機種はiPhone14か15だが、それほどの機能もいらないことから、iPhone14に決め、店で担当者にセッティング、さらにデータの移行を店の機械でやってもらう。約1時間かかるとのことで2人は一度帰宅、改めて私だけが取りに行くことにした。ここまでは何の問題もない。

1時間後にdocomoショップに再訪、写真やアドレス帳を確認しようと開けると新しいパスコードを入れる画面になる。前のパスコードをそのまま入れようとしたが、パスコードが4桁が6桁に変わっている。やむなく、前のパスワードに2桁の数字を加えた(ハズ)で入力、データも移っていたので画面を閉じて、帰宅した。

ここで少し時間が経過、改めてiPhone14を開けようとするが、確かに入れたはずのパスコード6桁がわからない。もちろん開かず、パスコードが違うと出る。パスコードを5回間違えたあたりで焦り出し、もう一度チャレンジしようとすると1分後、さらに3分後、5分後、10分後とパスコードを入れるのに待つ時間が増える。そして6時間、8時間となってもう思いつく数字もなく、諦めた。

翌日、docomoショップに行くが、パスコード解除はここではできないと説明される。担当の人は親切で『それでは家に戻り、パソコンにiTunesを入れて一度初期化、もう一度来店してデータ移行をする』という解決策を提示してくれた。
たかが『パスコード』というなかれ。今のiPhoneはパスコードがわからないと何もできなくなる。話を聞いて家に戻り、パソコンを立ち上げ、iTunesをダウンロードしてiPhone14に繋ぐ。しかし、うんともすんとも言わない。自分のiPhoneと繋いだら反応するためコードやUSBには問題がない。iPhone14の画面は『このiPhoneは使用できません』と冷たく出るだけである。

再び困ってやむなくdocomoショップに電話すると直接アップルサポートに聞くように言われ、電話番号を教えてもらった。こういったサポートの電話はかなり待たされるかと覚悟して電話、しかしありがたいことにすぐに繋がり、経緯を説明。iPhoneが反応しない中、パソコンと接続できないと言うと『大丈夫です。次に言う通りやってください。
①iPhone14を完全に電源を落とし、②iPhone14にケーブルを繋ぎ(パソコンにはiTunesが出ている)、
③iPhone14の右上のスイッチを長押しする(途中、リンゴマークが出ても押し続ける)、④iPhone14の画面にケーブルを繋いだ絵がでてきたら、パソコンの画面が変わる。
⑤ここからはパソコンの指示に従い、初期化できる。
⑥パソコンが動き始めてから20分程度でiPhone14の画面に『こんにちは』と言う初期画面が出てくる、これで初期化完了。
⑦再びデータを写し込む作業開始
と教えてもらった。

なんと教えられた通りに進めるとiPhone14の初期化完了、ここからデータ移行もできるし、パスコードを入れ直すこともできる。

ようやく2日がかりでスタートまで戻ることができたのである。たかが6桁の数字と侮るなかれ、思い出せなくなるのは簡単、だからちゃんとメモを取る。(6桁が覚えられない人は4桁に変えることも可能である。)
まあ、あまり私のような経験をする機会がないかとは思いますが、『パスコードロック』で困ったらこのブログを読んで下さい。因みに色々調べたが、この方法は載ってません。

どんどん〜日本橋ランチグルメ

2024-04-24 05:00:00 | グルメ
日本橋箱崎町にある東京シティエアターミナルの別館に『どんどん』というおうどん屋さんがある。丸亀製麺と同じシステムのセルフうどんの店だが、この店の本店は山口県萩市にある。

私が楽しみにしている『せっかくグルメ』という番組(2月4日放映)で日村さんがうどんを絶賛していたお店。

彼が地元民から美味しいお店を教えて貰い、訪問して食べていくという設定だが、当日食べていたのは『たなかうどん』。これは元々アルバイト店員だったたなかさんが好きだったメニューで肉うどんにワカメをトッピング、さらにワカメおにぎりを付けたセットで地元ではうどん定食というとこれが出てくるようだ。

さすがに東京唯一の支店であるこの店にはうどん定食はないが、再現は可能。トレイにお冷を乗せて列の最後方に並ぶ。まずは『肉うどん並』をお願いしたが、ワカメ(140円)が意外に高く、竹輪天(120円)に。ワカメおにぎりを発見できず、明太子おにぎり(140円)にするが、よく見たらワカメおにぎりもあった。というやや間抜けな注文となったが、770円をおばちゃんに支払う。

テーブルの上には摺鉢に入った刻んだ青ネギ、入れ放題は嬉しい。さらにおろし生姜も加えて席につく。

まずは麺、讃岐うどんとは違い、ゆっくり時間をかけてゆがいてあり、もちもちふわふわ。伊勢うどんほどではないが、優しい口当たりである。

肉を食べてツユを飲むが、煮込んだ肉の甘い味がツユにも溶け込んでこれが美味い。たくさん投入した青ネギもいい仕事をしている。

続いてちくわ天を齧るがこれも少し甘い味付け、併せて麺も頂く。明太子おにぎりはごく普通だったが、あっという間に完食、大満足である。


東京進出は平成15年だが、今も中国地方以外はここ1店舗のみ。個人的には大好きな味だが、ライバルは多いようである。ご馳走さまでした。



どんどん 箱崎T-CAT店
中央区日本橋箱崎町22ー1
0358474306

久我山歳時記㊳〜穀雨の侯

2024-04-23 05:00:00 | 日記
『久我山歳時記』㊳、今年の晴明はちょうどソメイヨシノの満開と重なり、いい季節かと思ったが、意外に雨が続き、休みと花見が重なる日は1日しかなかった。桜の花はあっという間に散ってしまい、季節はすぐに移ろう。

4月19日〜5月4日は『穀雨』、晩春である。桜の花が散ると慌てて緑の若葉が咲き始め、このスピードの速さに驚かされる。



穀雨とは『春雨降って百穀を潤すと言われ、この時期に降る雨はさまざまな植物を育ててくれる恵みの雨となるのである。



桜の散ったあとの花はというと久我山周辺ではハナミズキの花、待ちかねた様にあちらこちらで花をつけ始める。109年前に日本がアメリカに桜の木を送ったお返しに貰ったのがハナミズキである。60本が送られ、今も都立園芸高校にはそのうちの一本が残されている。

白、ピンク、やや赤に近い色とさまざまだが、木全体が花に覆われることは桜と似ている。



バラもそろそろ咲き始めるが久我山でよく見るのはモッコウバラである。モッコウバラ(木香薔薇)は白やクリーム色のものが多いが、いい香りがする。かと思っていたのだが、実は黄花の一重と白花のみしか香らない。つまり、黄花の八重からは匂いは出ないのである。



モッコウバラはバラの種類としては珍しく、病気に強いし、棘もないのである。



匂いがいいのはジャスミン、花は黄色か白色。アジア・アフリカ原産で生垣によく使われている。この時期にはたくさんの蕾をつけ始め、花が咲きだすとジャスミンティーの香りに包まれる。遠くからジャスミンが花をつけているのがわかるほどである。



咲き始めたと言えばサツキとツツジ。サツキもツツジも木全体に大きな鮮やかな花を咲かせる。子供の頃にサツキの花を根本から取って裏を舐めると蜜の味がしたことを思い出す。




本来は5月に咲くからサツキのはずなのだが、このところの陽気でサツキも開花している。



野の花も百花繚乱、外来種のナガミヒナゲシのオレンジ色、タンポポの黄色、ダイコンの紫、他にも花は小さいがカラスノエンドウのピンクの花やオオイヌフグリ・ホトケノザの青など挙げるとキリがないほど色々な花が咲き始める季節である。

日本橋ではもうフジの花も咲き始めている。







野らぼー〜八重洲ランチグルメ

2024-04-22 05:00:00 | グルメ
日本橋でランチとなった。しかし、定期的に行っているクリニックの予約が12時半だったのてわ早めに出てくる麺類の店を探す。ただ、つい先日、『一心たすけ』『よもだそば』『やぶ久』の3軒とも行ったばかりのため、うどん屋を探してみる。

全く気づいていなかったが、一心たすけの向かいにある新しいビル(八重洲ファーストフィナンシャルビル)の地下にうどん屋を発見。はなまるうどんよりは面白いと入店する。



『野らボー』という面白い名前の店だが、食べログには大手町・八重洲界隈に数店舗あるようだ。普段は讃岐うどんより柔らかい博多うどんを好む私だが、メニューにある『イリコのかき揚げ』に興味を持ってすぐに入店。割安なランチもあるようだが、アツアツ(麺もツユも熱いの意)うどん並とイリコかき揚げ、海老入りちくわ天をトッピングする。(うどん700円、天ぷら各220円、計1040円)



うどんを待っていると次々にソロのサラリーマンが次々に入店。注文は殆どの人が予めきめていて『わかめうどん、冷や熱』『カレー、熱々』などすぐに注文している。少し待つとトレイに天ぷら2つ、熱々うどんが到着。

ツユを飲むといりこ出汁がよく効いて美味い。麺を一箸、硬い麺を想像していたが、思ったものよりはかなり柔らかく、個人的にはちょうど良い硬さである。

天ぷらはまずはイリコかき揚げから。イリコだけを少量のてんぷら粉で固めて揚げたシンプルなもの。とにかくこれがカリカリに揚げてあり、そのまま食べても味が濃くて美味い。

うどんのツユに投入、少し柔らかくなったものを頂くが、少し塩気が効いている。他に竹輪スライスが3切れ、これも頂きながら麺を食べすすめていく。

海老入り竹輪の天ぷらは思いの外柔らかく、やや甘めの優しい味付け。サクッと食べて麺を頂く、これもいい。

定食にすると満腹にはなるだろうが、地域の特徴が出た天ぷら2品と食べるアツアツ、実に美味かった。ご馳走さまでした。
野らぼー 八重洲ファーストフィナンシャルビル店
中央区八重洲1ー3ー7 八重洲ファーストフィナンシャルビルB1
05055939945


【大109】大師橋駅〜天空橋駅 都県境を越える路線バス⑨

2024-04-21 05:00:00 | バス
『都県境を越える路線バス』第9弾、今回は神奈川県と東京都の都県境を越えるバスである。バスシリーズ㉛。今回乗車するのは川崎市にある京急大師線大師橋駅発、京急羽田線天空橋駅行きの【大109】系統である。



京急川崎駅から大師線に乗車してとことこ、終点小島新田駅の1つ手前の大師橋駅で下車した。大師橋駅は1944年開業だが、開業時には産業道路駅という名称であり、まさに産業道路の手前に駅があった。



(駅前の踏切)

当時は踏切があり、電車が通るたびに道路が通行できず、渋滞の原因ともなっていた。このため、京急では産業道路駅を地下化、2020年3月に大師橋駅と名称も変更したものである。



地上に出て、改札口を過ぎると産業道路を右に曲がると新たに作られたバスターミナルがある。ここからは【大01】浮島ターミナル、【大02】ENEOS株式会社浮島前、【大109】天空橋の2系統のバスがでている。(いずれも臨港バス)このうち【大109】はキングスカイフロント、多摩川スカイブリッジを経由して多摩川対岸まで都県境を越えるのである。

バスは10分前から停車していて運転士に聞いて乗車する。バス料金は220円である。10分経過後、1435に出発するが、乗客はわたしのみであった。



まずは産業道路を左折、首都高速大師ランプ入口を左に見て2つ目の交差点を右折する。ここからは埋立地特有の真っ直ぐで平坦な道が続く。『殿町1丁目』『殿町2丁目』『殿町3丁目』の順で止まるが、全くの住宅街で1人が2丁目から乗り込んでくる。


次のバス停は『殿町』、この交差点からキングスカイフロントが見え始める。キングスカイフロントは川崎市が推し進める研究機関から新産業を創出するオープンイノベーション拠点で40haもある。名前の由来は『殿町』の殿を英訳したキング、羽田空港に面していることからスカイフロントを繋げた造語である。



『キングスカイフロント東』『キングスカイフロント西』を経由して多摩川スカイブリッジに入る。

多摩川スカイブリッジは2022年3月に開通した川崎市殿町3丁目と東京都大田区羽田空港3丁目を結び、長さが川の幅が220m、全体の橋長は674mである。それほど高く上ることもなく、ゆっくりと東京都に入っていく。



前方には羽田空港、飛行機が駐機している。東京側は環状8号線の末端、少し走り左に曲がると天空橋駅のバスターミナルとなる。



(対岸のキングスカイフロント)

終点に到着、20分程度のバス旅となった。バスを降りると羽田にあった旧三町(羽田鈴木町、羽田穴守町、羽田江戸見町)の石碑がある。元猟師町であった3つの町が穴守稲荷の門前町にかわり、さらに戦後の空港造成、さらに国際空港としての発展などの移り変わりが3枚のパネルに書かれていた。



地下に降りると京急羽田線の駅、少し歩くと東京モノレールの駅もある。このバスを使うといかに川崎と羽田空港が近いかが実感できる。