hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

早くも始めました〜5月に冷やし中華

2023-05-31 05:00:00 | グルメ
5月なのに東海地方まで梅雨入り、天気図を見ると関東地方もすぐに梅雨かなと思われる。二十四節気では6月初旬までが小満、その後が芒種だからまだ梅雨入りは早い。

しかし、気温が高い日には真夏日、地域によっては猛暑日となっているのだからすでに夏そのものである。私の中では夏と言えば『冷やし中華』、早速、食べに行ってきた。

まずは地元久我山駅北口下車0分のところにある『麺くま』の冷やし坦々麺。5月20日あたりから季節メニューとして加わる。

券売機で食券を購入、店の人に手渡す。何しろご主人は完全なワンオペ、混雑してくると大変なことになる。



冷やし坦々麺は少し時間がかかるが、特に気にもならない。運ばれてきた麺は白っぽいスープの中に麺、その上に肉そぼろ、仕上げにラー油をかけたシンプルなもの。

そぼろはやや温かく一口頂くが甘みの効いた優しい味。香辛料はラー油と白がかかっているが、私はさらにラー油と白胡椒を追加してそぼろをこぼさないように食べ始める。ただ、ちゃんと穴あきのレンゲもついいる。麺は冷水で締めてあり、食感もいい。

タレの味付けは複雑。胡麻ペースト、豆乳などが入り、さらに潰したナッツが入っているが、食感・歯ざわりがいい。他にも何か入っているが、それは企業秘密なのだろう、私には分からない。

次は事務所近くの菊水軒、ラーメンは700円に対し、冷やし中華は950円と少し高め。5月末にはいつも冷やし中華が始まる。

ただ、高いには理由があり、具材にはチャーシュー、ワカメ、ナルト、メンマ、錦糸卵、きゅうり、紅生姜と7種類も乗っている。タレは酢が効いた爽やかな味付け、私はこの店で毎年最初の冷やし中華を頂いている。



店に入ってくる人の注文を聞いていると3人に1人が冷やし中華と言っているほどの人気。先手必勝なのか、5月からでも冷やし中華を先取って売り出しているのが功を奏しているようだ。やはり暑くなると冷やし中華は美味い。ご馳走さまでした。

麺くま
杉並区久我山5ー7ー19
0359413735

菊水軒
中央区日本橋人形町1ー10ー1
0336663766

ペナントレース46試合を終って〜タイガースファンの戯言

2023-05-30 05:00:00 | 阪神タイガース
我が阪神タイガースのペナント前半(交流戦前)の戦いは31勝14敗1分、勝率.689は素晴らしい成績である。特に5月後半は7連勝の後1つ負けたが、ここから8連勝とすごい強さを示している。ただ、阪神としてこの成績は決して傑出したものではない。

2021年度の阪神はヤクルトにゲーム差なしで敗れ、2位に甘んじたのであるが、実はこの成績と比較するとわずかながらやや劣るのである。2021年度の同じ時点で28勝12敗2分、勝率.700と今年よりいい。この年はさらに交流戦2位で貯金4を作ったまではよかったが、後半主力(佐藤、大山)などの離脱により、残念ながら尻すぼみとなってしまった。

もちろん2021年度は①コロナ対応で延長戦なし、②相手チームのコロナ発生による中止(広島戦3戦中止)、③オリンピックによる中断などがあり、単純に比較できないのだが。(最終成績、77勝56敗10引分、ヤクルトが73勝52敗18引分、つまり引分が多かった。)

では、今年のデータと21年度を比較するとどうだろう。良いところは①まずは連敗が少ない(2敗まで)、②防御率1位、打率2位。③全チームに勝ち越しており、苦手チームがない、などが挙げられる。問題の失策数は26で35の中日に次ぎワースト2位だが、タイムリーエラーはまだ1とそれほど気にすることもない。
21年度は佐藤輝明、中野が入団した年で先発ローテーションは西勇輝・青柳・ガンケル・秋山・藤浪・伊藤将の6人で回していたが、その後藤浪が抜けた。その後をアルカンタラ、西純矢、高橋などを起用したが、うまくいかず、8月後半は3連敗が2回、4連敗が1回と大きく負け越したのである。



今年は西勇輝・伊藤将・才木・青柳・秋山・西純矢でスタートしたが、大竹・村上という嬉しい誤算があり、さらに青柳二軍落ちで抜けた後も桐敷が好投して埋めた。二軍には秋山、森木など先発候補もおり、ビーズリーも調整させるなど余裕がある。

また、セットアップも加治屋、石井、及川、岩貞は防御率も2点未満であり、勝ちパターンを作りやすい状態にある。
課題であったクローザーも岩崎・湯浅の起用が成功、2年前のスアレスの穴は完全に埋め切っている。

打線も打撃10傑に木浪、大山、近本、中野。ホームランは佐藤輝明の8本、大山5本と少ないが、甲子園で半分試合をしていると考えればやむ得ないとも考えられる。さらに今季は8番木浪の出塁率が高く、9番の投手が送り、近本や中野で返す得点パターンが増えていることも強い原因かもしれない。

いずれにしても調子が狂いやすい交流戦も同じペースで戦ってもらいたいのである。そして『あれ』を必ず掴み取って欲しい。


東京メトロ全駅スタンプラリー〜南北線②

2023-05-29 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その204。東京メトロ全駅スタンプラリーも最後の1路線、駒込駅に到着。JR山手線との乗換駅であり、乗降客も多い。



ポスターは改札口を出て少し歩いた事務室の前に貼ってある。ポスターには北本通りの風景、よく見ると霜降橋あたりを走る19系統の都電(王子駅前〜通3丁目)である。この路線は私が護国寺近くに引っ越した1970年には現在で上富士前〜通3丁目まで乗ったことがある路線である。

スタンプは東洋文庫ミュージアムの本棚が描かれている。1924年に岩崎久彌が設立した東洋学研究の研究図書館である。

西ヶ原駅は小さな駅で改札を出たところにポスターが貼られていた。



駅のそばには国立印刷局、旧古河庭園、一里塚また京浜東北線上中里駅も近い。この辺りの案内は駅にポスターが貼ってある。



スタンプに描かれているのは旧古河庭園
で今の時期の薔薇が大変美しい。

王子駅はJR京浜東北線との乗換駅でやはり乗降客が多い。ポスターには大ガードをくぐる都電の写真。今はサクラトラム(旧32系統、27系統)のみだが、以前は19系統の始発停留所でもあった。



スタンプは渋沢栄一のゆかりの地・飛鳥山と氏の肖像がえがかれている。王子製紙も渋沢栄一が創業したものである。


王子神谷駅は改札内にポスターが貼ってあった。ポスターの写真は宮堀の渡し、1960年まで荒川放水路を渡る渡し場が設けられていた。今は宮堀児童公園の中に碑が残されている。



スタンプも南北線の車両基地が描かれている。周囲には王子5丁目団地など団地が多数ある。

志茂駅は東京メトロの中で乗降客が3番目に少ない(最小は西ヶ原駅、次いで桜田門駅)だからなのか閑散としている。



ポスターにある1951年の商店街の様子もかなり寂しい。

スタンプは近くにある志茂熊野神社の本殿、2月に行われる白酒祭りが有名らしい。

赤羽岩淵駅が南北線の終点、駅名は赤羽と岩淵町の間にあるためつけられた。もう少しJR赤羽駅に近づければ利用客も増えただろうと考えるのは素人考えなのだろうか。両駅は歩いて10分程度のところにある。



ポスターは改札内にあり、赤羽駅から岩淵方向を臨む写真が付いていた。

また、スタンプは有名な旧岩淵水門(赤水門)である。立派な水門で新たにできた岩淵水門は青水門と呼ぶ。(以下、次回)





もつ福〜丸ビルランチグルメ

2023-05-28 05:00:00 | グルメ
丸ビルの地下一階がリニューアルして新たなモールができたことを聞いて見に行く。行くと『マルチカ』にはフルーツサンドや海鮮丼・寿司専門店、香港茶室真不同の新業態などたくさんの店はできていて、イートインはあるが、基本はテイクアウトばかり。諦めてレストラン街に足を向ける。

11時40分というのにもう行列ができている店もあるが、まだ殆ど人のいない店もある。その中で『もつ福』というもつ鍋の店のランチが美味そうなので店に入る。


メニューは『豚ハラミの鉄板焼き定食』『博多明太ひつまぶし定食』『黒毛和牛ステーキともつの煮込み定食』がメイン。博多明太はプリン体が怖いし、豚ハラミは生卵がダメなため、黒毛和牛ステーキとモツ煮込み定食(税別1430円)にした。

待っていると紙エプロン登場。しかし、少し後に出てきた鉄板焼きは油がこちらまで跳ねるほどでもない。

定食の中身は黒毛和牛の薄切り肉を鉄板で野菜と共にスタミナ焼にしたもの、もつ煮込み、明太子、ご飯、漬物である。ご飯は食べ放題、しかしおじいさんには十分な量がある。

まずは出てきた肉が赤いところが多いため、熱い鉄板に裏返して焼く作業。何とか熱いうちに終える。まずは肉と共に焼いたキャベツ、モヤシなどを食べるがいい味。ただ、ニンニクは効いている。肉はステーキというより、焼肉。しかし、脂があまりない赤身の割には柔らかい。飯にいい。



もつ煮込みに七味を振ろうと探すがない。その代わりに刻んだ唐辛子があるので大量に投入。この唐辛子は結構辛いが、旨みも増す。



白もつ、豆腐、牛蒡、にんじんいずれも味がよく染みてあり、ご飯が進む。
明太子が小皿に乗ってくる。どちらかと言うと甘みのある味のおかずが多い中、キリッと塩味の明太子はアクセントになる。



これらのおかずをかわるがわる食べているうちにあっという間に白飯を完食。もちろんおかわりは流石にしない。隣のお兄さんは豚ハラミの鉄板焼き、いい音がして美味そう。途中で明太子のおかわりをお願いしていたが、そのサービスは終わっちゃったんです、とのこと。

お兄さんがおかわりを貰えればこちらももらおうとしただけに残念。豪快な鉄板焼きと味のしっかりしたもつ煮込みで白飯、たまにはいいものである。ご馳走さまでした。

もつ福丸の内店
千代田区丸の内2ー4ー1丸ビル6階
05058729583


外堀沿いに歩く③〜市谷見附と四谷見附

2023-05-27 05:00:00 | 城と城址
外堀通り散歩③、市ヶ谷橋を登って行くと市ヶ谷駅がある。江戸城の市ヶ谷見附の枡形門はこの交差点辺りにあったらしい。


ただ、今はその跡形もなく、傍に市ヶ谷門跡の説明板が置かれているのみである。

それによると市ヶ谷門は1636年に現在の岡山県にあった美作津山藩主森長継によって建築されたものである。

また、この石垣の一部は先ほど通ってきた市ヶ谷フィッシングセンター駐車場横に残されている。(写真右手の石垣)



再び坂を降りて外堀通りを行くがここから先は市ヶ谷濠、地図で見るとよく分かるがこの先は細くなっていて、三角定規の先端のようになっている。



市ヶ谷濠の先端部を写メで撮ろうととしたが、濠の周りの木は葉が繁り、うまく撮ることが出来なかった。



市ヶ谷濠の先は真田濠があったのだが、埋立られ、公園が整備されていて野球場やテニスコート、児童公園などになってしまっている。公園の向こうには線路があり、時折、中央線のオレンジの電車が通るのが見える。



最後は坂道になって登って行くと、広い通りに出て左折。少し登ると右側に四ツ谷駅。その向かい側に小高く積み上げられた石垣がある。説明板はないが、間違いなく四谷見附の門の遺構である。
(最初の写メ)



四ツ谷駅構内に入ると『四谷門と玉川上水』の説明板がある。



江戸時代に敷設された玉川上水は四谷大木戸まで水を運び、ここで地下に埋設された木樋や石樋を通り、江戸城に給水したのである。今でこそ上水道は当たり前にあるが、江戸時代からここまで整っていたとは、さすがに江戸が世界一の大都市であったことがよくわかる。






蕎麦屋でカツ丼を食む③〜亀鶴庵

2023-05-26 05:00:00 | グルメ
『禁断の企画』第3弾、『人形町付近の蕎麦屋でカツ丼を食む』の今回は東京証券取引所向かい側にある『亀鶴庵(きかくあん)』にお邪魔した。



店の立地から証券マンが多い店だが、日本橋も近いことから老婦人2人というのも結構いらっしゃる。メニューはもちろんカツ丼(1200円)なのだが、ランチセットのカツ丼+もりそば(1250円)、上カツ丼(1500円)もある。



店のお姉さんに聞くとランチセットのカツ丼は3切れ、カツ丼は4切れ、上カツ丼はカツ1枚を使っていて肉の質は同じとのこと、やはりプレーンならカツ丼をお願いした。



1人〜2人客が多いため、小さなテーブルが多い。4人となると1番奥にある座敷に通される。周りを見ているとやはり丼(カツ丼、親子丼、天丼)セットを頼む人が多い。

5、6分でカツ丼到着。この店の丼は木の器、確かにカツが4切れ、よく煮て玉子で綴じるタイプである。カツを一切れ、厚みはちょうど良く肉もスジがない。脂身も適当にあり、脂の旨さを楽しめる。

ただ、豚カツは揚げたてではなく、衣がしっとり、上手く箸で掴まないと衣が剥げやすい。この店はタマネギ派、タレは甘めでしっとりしている。

漬物はキュウリと沢庵、彩りも美しく、味も全く違うのがいい。

ツユは変わっていてかけそばのツユに近い味、中に浮き身で錦糸卵とネギが入っている。まあ、チャーハンを食べるときにラーメンスープが付いてくるのと同じなのかもしれない。

今日のカツ丼は僭越ながら採点すると5段階で3.4くらいか、カツ丼はやはり揚げたてカリカリ感が少しくらい残る方が好み、また、値段も少し高めかな。ただ、肉は大変美味く、混んだ中でも待たさないサービスの良さを勘案してみた。また来たいなあとは思わせてくれる味である。

もちろん満腹になる。ご馳走さまでした。
亀鶴庵(きかくあん)
中央区日本橋茅場町1ー6ー17
0366675506

兜塚古墳、経塚古墳、泉龍寺

2023-05-25 05:00:00 | 古墳
『古墳と遺跡巡り』東京編⑦、むいから民家園を後に六郷さくら通りを向かいに渡り、細い道を少し歩くと『兜塚古墳』の前に出る。兜塚古墳は狛江の古墳としては珍しく、ほぼ原形を留めている。


扉を開けて中に入ると小山のようになっていて6世紀前半に築造された比較的新しい古墳と見られている。



直径36m、高さ5mで初めは円墳と思われていたが、亀塚古墳同様に帆立貝式前方後円墳ではないかとも言われている。



樹木が鬱蒼としていてマムシでも出てきそうな場所だが、頂上にも登ることができ、三角点も確認できた。周溝から円筒埴輪も出土している。

再び六郷さくら通りに出て、狛江駅方向に歩く。右手に泉龍寺が見えてくるが、左手にマンションに挟まれた古墳、これが『経塚古墳』である。道路で分断されているが、元は泉龍寺の敷地内にあり、お経を埋めたという故事から名前が付けられた。



元は直径42m、高さ5mもあった円墳だが、北側や西側が宅地開発で削られてしまった。柵などもお隣のマンション建設の際に土留めの作業がマンション業者と泉龍寺によりなされている、ただ、入口の鍵はマンション管理人から借りないと中に入れないため、GWの最中申し訳ないと断念した。

向かい側に渡り、狛江駅を目指す。駅前に到着したが、広い竹林と鬱蒼とした森が見えたので歩いてみるとここが泉龍寺の境内である。塀に沿って歩くと観音様の像、ひょうたん池とさらに柵の中にも弁天池。



初めは暗くて濁った池かと思ったが、よく見ると湧水がある。説明板によると長きに渡り泉が枯れることはなかったが、1972年に枯れた。しかし、翌年には復元工事が行われ、今も水が湧いているのがわかる。



この池が『和泉』という地名の由来と言われている。また、弁財天池の周りにも3つの円墳があることが確認できている。

その隣が泉龍寺、765年に良弁により開山されたと伝わる古刹。また1889年に町村制が始まると狛江村役場がここに置かれたこともある。楼門も立派で、中に鐘があり、鐘楼にもなっていた。



実は今回回りきれなかったが、他にも白井塚古墳、東塚古墳などがある。






竹園〜日本橋ランチグルメ

2023-05-24 05:00:00 | グルメ
人形町界隈で私が好きなラーメン店は『三浦』、久しぶりに店に行くと定休日ではないのに『本日はお休みします』と紙が貼られていた。やむを得ず他の店を探す。

すると向かいに渡ったところに中華料理店の看板が。ランチもやっているとのことで店の前まで行く。他を探すのも面倒なのでこの『竹園』という店に入る。間口が狭く、奥が厨房、2人以上のお客さんは2階に案内するようである。



メニューはランチも多彩、『竹園セット』『四川セット』『チャーハンセット』『スタミナセット』(1000円〜1200円)、他に醤油ラーメン・麻婆飯はシュウマイ3個、ワンタンスープはワンタン8個入りでいずれも800円と安い。どうもこのワンタンスープが気になり、チャーハンセット(1000円)にしてみた。 

1階は先客1名だったが、もうすぐ食べ終わる状態。私1人が残ったが、12時近くになると次々とお客さんが来店する。

5、6分でチャーハンとデザートは到着、ワンタンスープは少し待ってと言われた。白胡椒を掛けてチャーハンを食べ始めるが、ゴロゴロチャーシューが入っていてやや濃いめの味付けがうまい。他に長ネギ、玉子も入っているがチャーシューが目立つガッツリ派。

続いて来たワンタンスープには大振りのワンタンが3個、とにかくスープが熱いのでスプーンで頂く。取って付きの大型マグカップなのだが、量も多い。

ワンタンはものすごく熱く、スープはスプーンで吹きながら飲む。また、ワンタンも取り出してチャーハンの空いた部分に取り食べる。肉がたっぷりと入った本格派、たぶん皮も手作りであろう。



プリプリ感が堪らない。普通の店よりこのワンタンスープは食べ応えがある。隣のおじさんも熱そうにワンタンと格闘していた。

杏仁豆腐は小さいが、最後に甘いものは嬉しい。ふっと発見した店が意外に美味いと嬉しいものである。特にワンタンスープは絶品でした。ご馳走さまでした。
竹園(ちくえん)
中央区日本橋蛎殻町1ー11ー9
0367548447

西馬込駅→石川台駅の坂巡り①

2023-05-23 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その175。先日、大森駅周辺の坂道を歩いたが、今回はお隣の西馬込駅(都営浅草線)から石川台駅(東急池上線)まで歩きながら坂巡りをした。



西馬込駅はよく中途半端な始発駅と言われるが、これより少し先に行くと神奈川県川崎市であること、車両基地があることからやむを得ないらしい。駅の出口の前を走るのが第二京浜(国道1号線)である。五反田方面に歩くと登り坂となっているが、これが『馬込坂』である。名前が付いたのは第二京浜完成後でバス停が馬込坂上と付けたため、逆に坂の名前になった。途中、歩道橋にも馬込坂下と書かれている。



馬込坂下の信号を右に曲がると緩やかな坂が出てくるが、これが『南坂』。何を基準に南なのかは江戸時代には八幡神社が中心でこれに対して南側にあったから付いた名前。坂を登ると八幡神社があるらしい。


しかし、どこで道を間違えたのか、八幡神社かと思って着いたのが湯殿神社。江戸時代には羽黒権現社と呼ばれていたもので出羽三山信仰を今に伝える。その向かい側には大田区にも畑が残っていた。


神社に入るとユーモラスな顔をした狛犬が我が子を抱き抱えていた。正面に向かうときつい階段となっていてちゃんと鳥居も残されている。この辺りは馬込城跡らしい。


ここからさらに迷いながらようやく着いたのが『鐙坂(あぶみさか)』、ここにも梶原景時の伝説があり、愛馬磨墨が鐙を谷に落としたことから鐙谷と呼び、そこからつけられたと説明板にはある。但し、坂は大正時代の耕地整理によってできた坂道とのこと。



鐙坂を下まで降り、馬込桜並木通りに出る。すぐ先に善照寺がでてくる。右に曲がるとひばり児童遊園に沿って登る坂が『おいはき坂』。細くぐねぐねしていてさらに墓地の裏のため、かつてはおいはぎの被害にあったから付けられた名前のようである。



ひばり児童遊園には出世稲荷、本当は北向稲荷神社が祀られている。(以下、次回)





地酒やもっと〜大塚グルメ

2023-05-22 05:00:00 | グルメ
大塚駅近くになぜか銘酒居酒屋が多い。老舗の『串駒』『江戸一』、人気の『ぐいのみ大』『みや穂』ほかにも多数ある。今日はそのうちの1軒、『地酒やもっと』にお邪魔した。

お邪魔するまで知らなかったのだが、今月でもう10周年。コロナ禍など厳しい環境にあってしっかりと続けられるのは大したもの。この日も混んでいるからとグランドメニューを予めスマホに送って頂いたのでメンバー全員に転送して検討してもらうことができた。

集合時間10分前にはメンバーが揃い、ビールで乾杯。メニューをよく見てきているため、オーダーも直ぐに決まる。



(これには和らぎ水を入れる)

まずはお通し、『新じゃがの自家製ツナソース掛け』『松前漬』の2品、特にツナソースは自家製と強調しただけあり、いい塩梅。

まずは『カツオの韮ソース』、新鮮な鰹はもちろんニンニクも効いた韮ソースが絶品。家でも真似たいという声も。

さらに『ポテサラ』、居酒屋ではなぜか必ず頼むメニューだが、いぶりがっこの微塵切りと酒盗ソースで別物となる。全員が日本酒が欲しくなる。

日本酒はまず『萩の鶴』(宮城県)、『篠峯』(奈良県)。さっぱりと旨味の強い酒を飲み比べ。我々は篠峯の方が好きみたい。

ここで『酒肴3種』(磯つぶ貝の醤油煮、ホタルイカとコゴミの葱花山椒掛け、合鴨ロース炙り)、なるほど中々の珍味。私はホタルイカにかかったソースが美味かった。合鴨はもちろんだが。

さらに『銀鱈の西京漬』、漬け方が見事、辛すぎでも生すぎでもない。感動ものであった。



次の酒は『綿屋・院殿』(宮城県)、『いづみ橋』(神奈川県)の2種。キレのいいいづみ橋派とねっとりとした綿屋派に分かれた。

『鱧・フルーツトマト・ジュンサイの揚げ出し』。鱧はともかく他の素材の揚げ出しは想像だに出来なかったが、トマトが甘い。うまく調理できれば火の通ったトマトは最強、ただ、ジュンサイはよく分からなかった。



『石鎚』(愛媛県)、『るみ子の酒』(三重県)が登場。石鎚はよく冷えていてキレがいい。一方、るみ子の酒は常温、米の旨味が味わえる酒、6号酵母でしっとり。尾瀬あきら氏の夏子のラベルもいい。



『水茄子の梅肉和え』、夏を思わせるメニュー。梅雨が近いことを気づかせてくれた。『カニ肉入り朴葉焼き』、不味いわけがない。

酒は『神亀』(埼玉県)、キレがいい綺麗な酒。つまみは『つくね焼き、もろみタレ』、しっかり味がついてツマミにもってこい。



最後に『伯楽星』(宮城県)は改めて説明することのいらない銘酒、『庭のうぐいす』(福岡県)、『酔右衛門』(岩手県)も締めの海鮮巻き(本マグロと真鯛の黄身とろ巻き)にはちょうど良いバランスの取れた酒。気がつけば10種類も飲んでしまっていた。



酒のラインナップも素晴らしいが、それに合わせ、また季節に合わせたつまみも大変美味しいお店でした。また来よう!ご馳走さまでした。

地酒やもっと
豊島区南大塚2ー44ー2
0339466008