hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

入谷駅

2014-12-31 05:00:22 | 日記

『metroに乗って』その14。今回は東京メトロ入谷駅辺りを歩く。下谷駅は昭和通り(国道4号線)と言問通りの交差点あたりにある。


下谷側に出て、言問通りを渡り右手に行くと朝顔市で有名な真源寺の前に出る。


寺の名前よりも入谷鬼子母神の方が通りが良く、大田南畝(蜀山人)の『恐れ入りやの鬼子母神』の狂歌で知られる。他にも『びっくり下谷の広徳寺』『情け有馬の水天宮』『なんだ神田の大明神』などがあるらしい。

朝顔市は当たり前だが、夏の風物詩で今は閑散としている。ただ、下谷七福神の福禄寿を祀っており、お正月は人が寄せるであろうが。境内には畳針の供養碑などもある。

驚いたのは境内にあった地図、目印に富士銀行、あさひ銀行が載っていたが、両方とも高層マンションになっており、第百生命も企業自体がなくなっており、この地図を頼りにした人はびっくりするだろう。

次の交差点を左折し、しばらく歩くと大黒天を祀る英信寺の前を通る。その先を右折すると小野照崎神社の前に到着。小野篁を主祭神とし、その起源は852年で今の地には江戸時代寛永年間に移ってきたもの。中々立派な社殿があり、お参りに来る人も多い。


参拝のあと鷲神社(おおとりじんじゃ)を目指す。金美館通りを行くと両側にはアーケードがあるが、中々見応えのある店が続く。米屋、お茶屋、傘屋など懐かしい店が沢山あり、床屋も40年代のテイスト。酒屋に至っては3階建、いやこの辺りを歩くだけで素晴らしい。



国際通りまで15分程度、向かいに渡り、左手に行くと直ぐに鷲神社。入口には大きな熊手が飾られ、先月の賑わいを思い出させる。正月飾りもなされているが、まだ、参拝はパラパラ。



それにして入谷駅はザ・下町、昔ながらの看板建築、特に緑青の浮き出た家も多く、落語家の名人が玄関をくぐりそうな家も多数、街歩きにはもってこいの街である。



味ノマチダヤへの年末買出し

2014-12-30 05:00:33 | 日記

毎年恒例行事となった酒の買い出し。少しスタートが遅れたため、『味のマチダヤ』に到着したのが10時40分、駐車場は幸い空いていたが、周囲は昨年以上の人がいる。要領は知っているからすぐに整理券をもらう。115番、今案内さているのが75番、それから5人ずつが呼ばれていく。ようやく順番が回ってきたのが11時40分。


店の入口には田酒純米大吟醸や黒龍の3年熟成など中々の名品揃い。中に入っても欲しい酒が沢山ある。新政の領布会向け1~3回や佐藤卯兵衛、綿屋雄町純米大吟醸など名品・珍品が並んでいる。その中で選んだのは新政ヴィリジアンとグリムゾン、綿屋美山錦純米大吟醸、田酒新年バージョン純米吟醸干支マーク、昇竜蓬莱ぬる燗番長温水燗吉、愛宕の松純米吟醸の5本。この5本を選ぶのに取っ替え引っ替え、かなり悩んだ。




そしてお金を払い帰って来たのだが、帰ってびっくりしたのが、昨年のチョイス。昨年は新政2本(No6、山田卯兵衛)、綿屋純米大吟醸、久保田、豐盃、愛宕の松である。燗酒が1本であとは冷酒とこれも同じ、やはり好みは変わらない様である。
(以下、昨年のラインアップ)


まあ、全く違うのもおかしいが、あまり似すぎてビックリ、来年は前年データをよく読んでいきたいと思う。あれだけ待ったのだから。まあ、日本酒人気が復活したことは喜ばしいが、混雑はこの辺りにして貰いたい。

日米の切手

2014-12-29 05:00:36 | 日記

切手シリーズその41。アメリカ関連の日本の記念切手。日米関係ほど太平洋戦争を前後に大きく変わったものはなかなかない。戦前は鬼畜米英と言われ、日本が直接攻撃した相手国もアメリカだったが、戦後占領され、その後は日米同盟となっているのは周知の事実である。

日本の記念切手の中にも日米を扱ったものが結構ある。最初の発行は1960年5月発行の日米修好通商条約100年記念で10円の咸臨丸と30円の大統領との引見、小型シートも発行されている。

さらに1975年10月昭和天皇訪米記念で『星条旗と桜』『日章旗とハナミズキ』の2種類の50円切手と小型シートが発行されている。外国の国旗がこれだけ大きく図案となったのはこれが最初である。

最近では2012年3月発行の米国への桜寄贈100周年記念で7種類10枚の切手を含む小型シートが発行されている。これには『ワシントン記念碑と桜』『ジェファーソン記念碑と桜』などが図案となっている。

また、返還前の沖縄で発行されていた琉球切手では1953年5月にペルリ来琉100年記念としてペルリ(ペリー)の肖像が描かれた2種類の切手が発行されている。


最後に1967年3月に発行予定だった日米琉合同植樹祭記念の切手について触れたい。これは発行を予定されていたが、当時沖縄はアメリカの占領下にあったにもかかわらず、星条旗が日章旗より低い位置にあるデザインであったため、占領軍当局により発行が停止されたというものである。国と国の関係の光と影、まさに切手にはそれが映し出されたいい例なのかもしれない。

北参道駅

2014-12-28 05:00:10 | 日記

『metroに乗って』その13。今回は初めて東京メトロ副都心線の駅に。中々降りない駅として選んだのが、北参道駅。渋谷から2駅目、改札は1ヶ所、出口は2カ所というシンプルな構造。

北参道交差点を目指し、地上に出る。すぐ前を明治通りが走り、少し行くと北参道交差点。高速道路越しに日本共産党の建物があり、その後ろにNTTdocomoの建物がそびえる。日本共産党の建物もいつの間にか新築されているが、やはり旗は赤旗である。


交差点を左に行くと明治神宮北参道に繋がる道、煉瓦造りのガードを越えると左側には神社本庁。それにしても銀杏の潰れた匂いが鼻をつく。


明治神宮は今回はパスして、北参道交差点方向に。交差点の先を右に行くと急に庶民的な商店街、真ん中にはちゃんと銭湯(鳩の湯)がある。


その先には鳩森八幡神社。思いの外立派な神社で本殿、能舞台以外に富士講のために作られた“富士山”が登場。子供には人気があるようで登るスピードをきそっていた。



入口まで戻り、交差点を渡るとsubwayやドトールなど食堂や喫茶店が建ち並ぶ。その先を左に行くとみずほGの研修所、反対側には東京体育館、さらに突き当たりは千駄ヶ谷駅である。

北参道駅はやはり明治神宮、考えてみると隣駅が明治神宮前だから一駅分明治神宮が続いていることにその規模を驚く?あと数日するとここも凄い人なんだろう。

富山 氷見うどん~日本橋グルメ

2014-12-27 05:00:07 | グルメ

久々の日本橋ランチレポート。日本橋室町や本町には老舗が多いが、新しい店にもいい店がある。

今回は富山氷見うどん、氷見は漁港で今の季節は寒ブリが名物だが、氷見うどんもなかなかのもの。1階はカウンターだけの店で自販機で食券を買う方式。(2階もあるようだが、分からない。)

今回は白エビかき揚げうどんとますのすしのセットを注文。注文して5分ほどして、ますのすし2切れに甘酢生姜を添えたものが到着。

程なく、白エビのかき揚げが揚げたてで到着。すぐに澄んだ汁のうどんが到着、薄切りのかまぼこと細かく刻んだ油揚げ、ネギが入っている。まずは汁を一口、やさしいわずかに甘く、鰹だしがきいて美味い。うどんは細身でツルッとしていて喉越しがいい。

揚げたてのかき揚げを入れて食べると香ばしい白エビがボリュームアップしてくれる。やさしい味の出汁がまたいい。また、ますのすしもさすがに富山名物だけあってよく合う。950円だが、質が高く、満足できる。

他にもカレーうどんや肉うどんもあり、100円で大盛りも出来る。関東人にはやや薄すぎるかもしれないが、二日酔いの時などには中々良いのでは。

因みに2時過ぎに入店したため、昼どきは分からないが、丁寧な仕事を感じます。



富山 氷見うどん
中央区日本橋本町1ー4ー5
0332410141

歳の市

2014-12-26 05:00:21 | 日記

人形町の暮れの風物詩、歳の市が25日から31日まで開催される。

人形町通りには提灯も並べられ、夜には明かりもつく。陶器市、人形市、歳の市と人形町は露店の並ぶ行事が多く、浅草に次ぐ東京の観光地と言われるのもうなづける。


35店の露店がしめ縄飾りや小さな門松、新しい年のカレンダーや暦などを売っているが、中には帽子や座布団、干物、干し柿、竹細工などあまり年越しに関係ないものも並ぶ。干物の店の周りは臭くなり、存在感を出している。



和菓子屋にはなぜかサンタクロースの練り切り、一方で大観音寺には初詣のポスターが貼られている。


考えてみると来週の木曜日はもう元旦である。あ~あ、年賀状が気になり出した。


恵比寿付近の坂(2)

2014-12-25 05:00:47 | 日記

『江戸の坂・東京の坂』その17。
夕焼け坂の頂上をまっすぐ行くと『内記坂』の途中に出る。これも緩やかな坂である。内記とは中務省に務める役人のことで明治以降にこの役名の官吏が住んでいたことからその名前がついた。


内記坂を下り、下の道まで歩き、左折するとJRのガード側に広い道が現れ、これを左折、すぐ右側に庚申塔が少し高いところに祀られている。


この辺りからが『衆楽坂』。この坂は始めは緩やかで途中から勾配がきつくなる。起源は『旧衆楽町の真ん中を通る坂』であり、旧衆楽町は大正8年頃にあった名前でこの辺りにかつて渋谷町立公会堂があり、大衆が共に楽しめるということからついた名前らしい。


坂を登ると今度は道が細くなり、下り坂に。東横線の地下化の前まで踏切だった地点を通る。一旦下り、底を右に緩く上がっていく坂が『代官山坂』、別名代官坂でかつては左側には同潤会アパートがあった。

坂の下まで戻り、右にみちなりに行くと代官山駅に到着、今回は坂が緩く、歩きやすかった。それにしてもあちらこちらに坂があるが、名前のない坂が多く、思わず名前をつけたくなってしまう。

銀座梅林(秋葉原)~秋葉原ランチグルメ

2014-12-24 05:00:02 | グルメ

秋葉原の駅ナカにTokyo Food Barなるフードコートを発見、中にはうどん屋、蕎麦屋、カレー屋の3軒に加えて『銀座 梅林』の文字を見つけ、梅林のカツ丼ファンを標榜する小生はすぐに入店。

(昨年の本店のカツ丼)
そう言えばこのブログで『梅林』のカツ丼をレポートしたのが、昨年の年末だから丁度1年前になる。中は4軒の店が並ぶフードコート形式で目指す『梅林』は最も出口近く。

カウンターで780円を払いカツ丼を注文するとポケベルを貸してくれ、反応したら取りに来るシステム。席を確保、セルフのお冷を並べ、用意万端。この辺りで12時になるため、先ほどまでなかった列ができる。
6分ほど経過して、ポケベルがなるので取りに行くが箸は割り箸でなく、ちゃんとした箸を使うシステム。カウンターでカツ丼を受け取り、七味をかけて席に戻る。

最初に飯を食べるとあの『梅林本店』に似た甘めのつゆ。カツもやや薄いが6切れに切られ、卵でとじたものが供せられる。すぐかぶりつくがやはり多少肉が薄く、ご飯の量が少ない、ボリュームがなさすぎる問題点もあるが、本店の980円に比べ安く、気軽に駅ナカで食べられることは有難い。

銀座に行かなくても乗り換えの途中であの味に触れられるなど中々の発見。それにしても味噌汁は赤だしで中の豚と相性がいいというのが発見であった。ただ、ここでカツ丼を食べるとやはり本店に行きたくなってしまう。

とんかつ 銀座梅林(秋葉原)
JR秋葉原駅構内
0332515982
平日7~22、土日祭7~21

並木藪蕎麦~浅草グルメ

2014-12-23 05:00:07 | グルメ

駒形どぜうに行った帰り、並木藪の近くを通るが、つい蕎麦を手繰って帰りたくなる。昔、親父と来るといつもそうしていたからかもしれない。

並木藪蕎麦は数年前に建て替えたが、中は昔の風情を残す。元々は1913年からこの地でやっている老舗である。

どぜうをたらふく食べたが、やはりこの店で座ると一本は飲みたくなる。ついていることに扉を開けると座敷なら空いているとのことで、早速入店。

燗酒1合とわさび芋を注文、この店のトロロはつくね芋を使っているのかコシがあって美味い。残念ながら少し量が減った気はするが。

酒はいい温度、樽の匂いが微かにして美味い。これだから蕎麦屋で飲むのはやめられない。
蕎麦はこの季節ならではの、そして小生が日本一と信じている『鴨南蛮そば』はさすがに諦めてざるそばにする。裏返しのザルに細身の蕎麦、つけ汁は日本一の辛汁と言われるが、先だけつけてすすると美味い、うますぎる!日本橋砂場よりは盛りはよいが、あっという間に食べ終わり、大きな土瓶に入った蕎麦湯でつけ汁を割って飲む。旨し。

余韻を楽しんで、今シーズン、是非鴨南蛮を食べに来るぞと思い店を出た。


並木藪蕎麦
台東区雷門2ー11ー9
0338411340

駒形どぜう~浅草グルメ

2014-12-22 05:00:14 | グルメ

毎年暮れが近づくと翌年の干支の手拭いを買いに浅草に行くのが慣例のようになっている。

まずは浅草寺にお参り、すでに仲見世には初詣用の飾り付けが住んでいる。毎年思うが、暮れのこの時期は人も少ないような気がする。

その後、観音横のふじやという手拭い屋で未の手拭いを購入。折角、浅草に来たのだからと『駒形どぜう』まで足を伸ばす。

少し時間が早いせいもあるが、特に待たずに1階に通される。下足番が札を渡してくれ、受け取り入店。1階は火が炭なので焦げにくく、小生の好み。先客の隣の2人は若い女性と60代の男性カップル?不思議な組み合わせが多いが、意外に若い人が多い。

まずはビールで乾杯だがラベルはスカイツリーとふるっている。丸なべ(ドジョウを酒で煮たものが並んだ鍋、裂いたさき鍋もある。)を注文、これにネギをいやというほどのせてネギがしっとりしたら食べどき。

数えるとドジョウは18~20尾ほどでさき鍋の倍近くおり、お得である。柔らかくなるまで煮てあり、骨も泥臭さも全くなく、とにかく美味い。

次にドジョウの蒲焼が登場、5尾(写真は奥様が1尾食べた後のもの)裂いたドジョウが蒲焼にされており、山椒をふって食べると香ばしい。

この辺りで燗酒にきり変える。猪口にも『どぜう』の文字が。やはり、4文字を嫌った江戸っ子が3字のどぜうにしたらしい。

鯉のあらいも登場。酢味噌に紫蘇の実などを入れて食べるが、熱い炭床の前にいると冷たいものが嬉しい。床に板を渡しただけのテーブルのため、屈んで食べると足が段々痛くはなるが、やはりこの店は1階が好きだ。

丸鍋を追加して、燗酒をあと1合呑んで8000円、少し高いが、やはりどぜうは美味い。冬の時期はナマズ鍋もあるらしい。


昔はどぜうを扱う店もかなりあったが、今は高橋のいせきも閉めて、この店か浅草の飯田屋くらいしかないのが寂しい。

駒形どぜう本店
台東区駒形1ー7ー12
0338424001