hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

『迷惑』を考える

2020-10-31 05:00:00 | 日記
『改めて日本語を考える』その24。突然ではあるが、『迷惑』という言葉を日本人は多用する。迷惑という言葉自体は大変古い言葉で、元は仏典や外典の用語であるが、万葉集や平家物語などでは『戸惑う』『どうして良いかわからない』という意味で使われていた。

しかし、これが現代では『公衆マナーを守らない』ことをするという意味に変化している。民俗学者の岩本通弥教授の研究から引用すると修身の教科書で1892年のものは単に被害を受けるものたして迷惑が使われているが、1904年の教科書には『道路で遊んだり、塀や垣にいたずらをすることは世間の人の迷惑になる』と使われ方が変化している。


実はこのような迷惑ということは日本独自の文化と思われるのである。

と言った前置きはともかく、これぞ迷惑という場面に今週は2回も遭遇してしまった。一つ目はオフィスに朝向かう通勤路。私は7時半頃にもう7年以上歩き慣れた日本橋小学校前の道を歩いていた。この道は人形町→水天宮の一方通行(表通りの人形町通りが逆の一方通行のため)である。人形町方向に歩いていて小学校の前の横断歩道を渡った。その際に車は右からしか来ないはずで左側はよく見ていなかったが、そこに逆走する軽自動車がやってきた。

しかもクラクションを鳴らし、一旦停止もせず、私の横をギリギリで走り抜ける。危なく接触事故になりそうだったため、私は危ないと叫んだが、知らぬふりで先に行く。この1日は不快な日となってしまった。

そして2つ目、これは今朝の井の頭線久我山駅で渋谷行き急行に乗った直後に撮った写メである。顔は写らないようにはしたが、こんな男がシートの半分を占領して、土足のまま寝ている。しかも通路の真ん中には彼の鞄とその中身が散乱。永福町駅で一旦目を覚ましたが、また、寝入る始末。

渋谷駅で中年のおばさんが病気かと思い、揺り動かしたが、起きないため駅員を呼びに行った。その後はどうなったかは知らないが、まわりは私も含め、見て見ぬ始末。まあ、声を掛けるのもリスクが多すぎるが、終電間際ではなく、朝の6時台の話である。いったいどうなっちゃっているのか。まさにこれこそ迷惑である。

ところで今日はハロウィン、まさに『迷惑』の塊のような渋谷駅になるのであろうか?コロナが怖くてそうはならないだろうか?いずれにしても私は近寄らない予定ではあるが。





ラ・コシーナ・デ・ガストン〜人形町ランチグルメ

2020-10-30 05:00:00 | グルメ
このところランチの食べ歩きが立食い蕎麦が町中華に偏り気味事もあり、気分を変えてこの町では珍しいスペイン料理の店La Cocina de gaston(ラ・コシーナ・デ
・ガストン)にお邪魔した。店名を日本語訳すると『ガストンのキッチン』、オーナーシェフのガストンさんの名前を取ったものである。

ランチは2種類、この日は『魚介のパエリア』と『ミートドリア』。気分はスペイン風だったのでパエリアを選択、いずれのメニューも税込1000円である。


入店したのが11時40分、まずシェフが『何になさいます?』と流長な日本語でお冷やを出してくれ、オーダーする。次にマダム(奥様)が『うちは12時からなんだけど今日は大丈夫よ。』とのことでした。

待つこと5分、小さなグラスにカーキ色した液体。湯気が立っているのでかぼちゃスープかなと思ったが、ポタージュ。まろやかで寒い日には特に美味い。

飲み終わり、すぐにパエリア登場。真ん中には有頭海老、半分のワタリガニ、ムール貝など海鮮が乗っている。



ライスの中には細かく切った貝柱、サフランの香りもしていい味付け。日本人向きにしっかりと炊いてある。多少芯があるのが好きな人には向かないかもしれないが、私はこれで十分。海老を剥いて、カニをしゃぶって十分堪能。

もちろん作り置きのため、ややぬるいのが気になりはしたが、美味しかった。こんなに近くに洒落た店があることに気がつかなかった。ご馳走さまでした。


ラ・コシーナ・デ・ガストン
中央区日本橋堀留町1ー5ー12
0366616375

スタンプ散歩  大塚駅〜駒込駅

2020-10-29 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その284。久しぶりにスタンプ散歩。遠隔地は終わってきたが、残った駅が結構バラバラ。まずは山手線から片付けて行こうと池袋駅のお隣、大塚駅からスタート。



知っている方は殆どいないかもしれないが、駅ホーム池袋寄りから右手を見ると北口のビルの上に金閣寺があったのである。昭和40年代にTVのCMもやっていた角萬という結婚式場。ふと思い出して北口広場を見ると工事中。何ができるだろうか?



改札口左側にスタンプ台はあり、すぐに押印。スタンプのデザインは『塚』の字に都電沿いに植えてあるバラを描いている。



せっかくだから都電ホームに行くとちょうど三ノ輪橋行がいたので写メを撮る。今の愛称は『さくらトラム』というらしいのだが、私には都電荒川線、旧32系統である

ホームに戻り、お隣の巣鴨駅に。大塚駅と違い天井が妙に低い。竣工は1970年だからもう50年以上前の建物である。




改札を出ると左に『大きな→』が書かれていて『とげぬき地蔵』とあるのはさすが巣鴨である。ホーム池袋側の出口横にスタンプがある。スタンプは『巣』の字で巣鴨だから鴨が出てくる。駅の目の前には中山道、通行量は多い。

さらにお隣の駒込駅に行く。出口が前方と後方にあるが、大きめな改札と思い、後ろ側に降りて駅員さんに聞くと正解。こちらのスタンプは『込』の字をデザイン化、中に六義園の桜が描かれている。


駒込駅も目の前には本郷通り、何となく巣鴨駅と駒込駅は雰囲気が似ている。駅前にある山手線の跨線橋は駒込橋、街灯がクラシカル。

巣鴨駅と似ているのはいずれも①大きな道路に面していて②山手線の跨線橋がすぐのところにあり、③また周囲に緑が多いからかもしれない。普段利用しない駅に行くのもスタンプ散歩の醍醐味である。(以下、次回)

光華飯店〜小伝馬町ランチグルメ(町中華シリーズ③)

2020-10-28 05:00:00 | グルメ
事務所から7、8分歩くと小伝馬町に到着する。この交差点付近には立食い蕎麦や町中華、定食屋など庶民的な店が未だに立ちならんでいる。角には町中華の福聚、立食い蕎麦の田そば、横丁にあるかめやなど数えると意外に多い。

今日お邪魔するのもいわゆる町中華の『光華飯店』、小伝馬町交差点の次の路地を入ったあたりである。ユニークな店で入口は2つ、空いている時は左側の暖簾をくぐる。



すると店員さんがいてすぐ横の券売機で食券を買うが、この券売機もユニーク。下にメニューがあり、番号が1〜60位まで振られており、その番号を押すと食券が出てくる。初めて行くと必ず戸惑う。

今回はこの店の名物『カレーチャーハン』(880円)を頼むことにする。店は券売機を中心に鰻の寝床のように両側に伸びている。厨房にはコックが2人、意外に若い。5分もしないうちにカレーチャーハンは到着。

簡単に言うとチャーハンにカレールーがかかっているのである。まずはカレールーから。辛口でちゃんと豚肉も入っている。次にチャーハンのみを食べるとちゃんと作りたてのパラパラ、玉子チャーハン、これだけで十分美味い。

次にチャーハンにカレールーを載せて食べると違和感はないが、カレールーが主張しすぎる気がする。私はせっかく美味いチャーハンとせっかく美味いカレーを無理に一緒に食べず、それぞれに頂いた。

料理は1+1=2ではなく、1.5にも2.5にもなるのである。美味しく頂き、最後にラーメンスープを飲んで完食、少しコスパには疑問を感じた。ご馳走さまでした。

因みにこの店は一方通行で店に入ると基本左に歩き、その先の赤いドアから出るようになっているのでご注意を。

光華飯店
中央区日本橋小伝馬町13ー2
0336611588

秋に実を付ける木を観察する②

2020-10-27 05:00:00 | 日記
前回に引き続き通勤路から見える木の実のお話。今回ご紹介するのは3つとも赤い実のお話である

春にはピンクや白い花を付けるハナミズキ、この木は一年中楽しむことができる。我が家の庭にもミニサイズのハナミズキがあるが、秋になると赤いピーナツくらいの実を付ける。とは言っても我が家のハナミズキは5年で実は3粒程度だが。しかし、大きい木には赤い実がたくさんなり、その後葉も紅葉していく。

この実は小さくて果肉もないばかりでなく、果汁に触れると皮膚炎にもなりかねないため、見て楽しむだけの方が良さそうである。

ハナミズキの近似種のヤマボウシにはサクランボぐらいの赤い凸凹した球形の実がなる。



こちらは食べると甘酸っぱい味はするが、どちらかというと果実酒に漬け込んで楽しむ方が良いかもしれない。

秋になると赤い小さな実をたくさん付けているのはアメリカヒイラギ。葉の大きさが小さいが、アメリカではクリスマスの飾りとして使われる(ヨーロッパではセイヨウヒイラギ)。アメリカヒイラギはモチノキ科だが、ヒイラギはモクセイ科で小さな白い花をつけ、キンモクセイのような香りがする全くの別種で葉の形のみが似ているのである。




粋 総本店〜人形町ランチグルメ

2020-10-26 05:00:00 | グルメ
京樽の発祥地は京都の料理屋であるが、現在の持ち帰り寿司の業態になってから本部は人形町(本社は日本橋箱崎町)である。甘酒横丁には関山、人形町通りには『海鮮三崎港』(回転寿司)と『寿司三崎丸』(寿司屋)の業態が隣り合わせにある。その寿司三崎丸が新たに『粋総本店』という新業態にリニューアルした。

会社の帰り道にいつも前を通るが、そのオープンが10月6日、その際に配ったチラシに付いている割引券を持って行くと20%引きということもあり、ランチにお邪魔した。

リニューアルしたてということもあり、店内は綺麗である。4人席に案内され、お茶を持って来てくれる。しかし、注文はタブレットから。味気ないと思う反面、例えばワサビの量も選べるし、味噌汁もあら汁などに変更できるなど便利な面もある。

割引券もあることから一つ上の『白浜』(寿司9かん、鉄火巻3かん、味噌汁付き、1090円)をお願いする。

空いているためか、7、8分で到着。職人が握った寿司は違う。ネタは海老、赤身、イカ、穴子、タイ、カツオ、ハマチ、サーモン、玉子と並んでいる。まずは海老から、私は貧乏症なのか、好きなものは後に取っておくタイプ。ネタも新鮮でどれも美味い。ただ、ワサビを多目でも大して効かないが。

ラス2はカツオ、ネギと生姜が引き締める。ラストは穴子、ふんわりしていて大変美味い。鉄火巻もトロでした。



味噌汁もしじみ汁、味はいいが、少ないところが残念。シャリが小さめのため、後で腹が減るかもしれないが、今日は腹八分にしておこう。ご馳走さまでした。因みに割引券を使い、959円でした。


人形町 粋総本店
中央区日本橋人形町2ー3ー8
0356511147

秋に実をつける木を観察する①

2020-10-25 05:00:00 | 日記
秋は実りの季節、八百屋に行っても柿や栗、梨、あけびなど色々な果物、言い換えると『実』がらなる季節でもある。花は萩やステルンベルギアなどあまり多くない季節だが、近所を歩くと色々な実を見つけることができる。



最初の実、赤い小さな実だが、これは何だかわかるだろうか。これはバラの実である。花が美しいバラも花が終わると赤い実がみのり、ここから作られるのがローズヒップティーである。

実を割り、種を除き、乾燥させると簡単にできるらしい。ネットで見るとちゃんと売買もされているのである。


次の黒いムクロジのような実はサルスベリの実である。この実が熟すと6つに割れて中から羽のついた種がたくさん飛び出すのである。種が地面に落ちて発芽するものが多く、ちょっとした土がある地面からサルスベリの若木が育ち、ピンクの花を付けるのを見ることができる。

緑の実をたくさん付けるのはネズミもち(
女貞)である。常緑の小高木であり、汚染物質に強いため、道路の緑化によく使われる。6月頃に白い小さな花をたくさん付けるが、秋口には実になり、緑から黒くなって熟す。この実を乾燥させると滋養強壮に効果があるとされる女貞子という漢方薬になるとのことである。

この実は見覚えがあると思うが、オリーブである。オリーブは初夏に白い花をたくさん付ける。これだけのたくさんの花がつくのだからと思っていると秋口からたくさんの実がなる。最初は緑色の実がつき、これが赤っぽくなり、さらに黒くなっていく。



オリーブの実を食べる時は緑色、種から油を絞る時は黒くなったものを使う。(以下、次回)

ちえちゃんラーメン〜神田ランチグルメ

2020-10-24 05:00:00 | グルメ
神田で11時半、少し早いランチとなった。西口近くのガード下に新しいラーメン屋ができたのを発見。時間も早いのでまだ先客は1人、コの字カウンターのみのお店だが、店の中はピカピカ。暖簾には『中華そば ちえちゃんラーメン』とある。関西ならばじゃりんこチエかなあと思うだろう。

券売機で食券を購入、メニューは中華そば、チャーシュー麺、もり中華、もりチャーシューの4つ。私は中華そばにねぎトッピングで総額950円を支払う。神田だからか、やや高めの値段設定である。


カウンターに座るとお兄さんが食券を受け取り、お冷やを出して奥の厨房へ。7、8分で中華そばが到着、ネギ増ししただけあって白ネギのみじん切りが沢山乗っていて他の中身は見えない。店員さんは『胡椒、にんにくを加えても旨いですよ』とアドバイスしてくれる。

らネギをかき分け、スープをレンゲで頂くが、割に濃い味付け、塩辛いわけでも甘い訳でもなく、しっかり取ったスープに油を加えた味付け。普通のラーメンよりかなり旨い気がする。

麺は中太、やや平たく打った麺でコシもいい具合にある。ネギをかき分けながら食べ進めるがメンマもチャーシューもたっぷり入っていて、特にチャーシューは味わい深い。目立たないがかなり旨いラーメンである。

トッピングは生卵、茹で卵、ネギ、海苔、メンマが各100円、煮卵がないのが残念。12時に近づくと急に来店客が増加してほぼ満員。まあ、これだけの味ならば納得がいく。残念ながらもり中華を頼んでいる人はいなかったが、次回はこちらを挑戦したい。ご馳走さまでした。



ちえちゃんラーメン
千代田区鍛冶町2ー13ー7

新米ランチの幸せ(人形町田酔で秋を満喫)

2020-10-23 05:00:00 | グルメ
秋も深まり、いよいよ食欲の秋本番、酒の秋上がりもいいが、新米も出始めてきた。九州の新米はかなり前から市場に出回っているが、人形町ランチNo.1(これは私の評価)である『田酔』の新米ランチが2日間限定で行われている。もともとここのランチはご飯が魚沼産コシヒカリで美味いのだが、その最上品の新米が食べられるのである。



店に着いたのが11時10分、というのも外出から戻り、人形町駅にその時間に着いたのである。店に入るともう、先客が5人。人気抜群である。

いつものようにご主人は忙しそうに作っているが、10品もあるランチが5分ほどで到着。お盆にはイカの金山寺味噌和え、鶏ツクネの味噌煮、焼き塩鯖、鯛のゴマ醤和え、焼き明太子、ひじきの煮付け、ワカメの佃煮、焼き海苔2枚、お漬物、赤だし。別皿に出汁巻、さらにメインのご飯。

いやこれだけ並ぶと目移りするが、どれを食べてもご飯が進む。まずは塩鯖から、カリッと焼いてあり脂も上々。卵焼きは甘くないが酒のあてにちょうど良い。つくねや明太子も美味いが、出色はワカメの佃煮。浅煮ではないが、旬のワカメをうまく調理してある。


ここで1膳目は終了、止む無く2膳目(半分にしてもらう)。鯛のゴマ醤油漬けは白飯に当然ぴったり、海苔で巻いてもまた美味い。



ご飯ではなく、秋上がりの酒を一杯、というのも良さそうだが、やはり今日のメインは新米。つやつやで甘くてねっとりとした旨味は感動もの。ご馳走さまでした。そう、今日(23日)までやっていますよ。狭い店ですから行くならお早めに。


田酔
中央区日本橋人形町1ー7ー6
05054573437

赤い鯨〜人形町ランチグルメ

2020-10-22 05:00:00 | グルメ
なぜだろうか、人形町界隈には坦々麺専門店が次々とオープンした。人形町には既に『汁なし坦々麺ピリリ』『寿限無』『くにまつ』と言った専門店に『四川亭』『翠蓮』『川味園』などの四川料理の店など坦々麺激戦区であるが、そこに名乗りを上げたのである。

店の外に券売機があり、メニューをチョイスするが、汁なし、汁あり、カレーの坦々麺があり、そこから迷う。今回はオーソドクスに『パーコー入り坦々麺』(1030円)を選択、店に入る。

すると食券を渡す際に『辛さ』『痺れ』を選択する。穏当にそれぞれ2を選ぶが、私の次に入ってきた男性2人組は『辛さ、痺れとも8』と当然のように店員さんに話しかけ、2階への階段を登っていく。私の隣に座っていた2人組にも聞こえたらしく、『お〜、8倍は凄い』とリアクション。

10分弱で私の坦々麺が登場。淵に5枚の濃い褐色のパーコーが並び、青梗菜。肉味噌とラー油がかなりかかっている風。

まずは予め持ってきた小さなすり鉢に入ったゴマをすり下ろしかけることから始める。

スープを一口、こってり。辛さも痺れも2だが、辛味はあまり感じない。ただ、しばらくするとちゃんと舌は痺れてくる。

奥に甘みも感じる優しい味で投入した擦りゴマの香りがいい。次回来る時は辛味3・痺れ3くらいなら大丈夫だろう。麺は中太麺でコシもしっかりある。丼はそれほど大きくないが、深いのか、しっかり食べ応えがあった。

2階もあり、4組くらいは入れそうだが12時を過ぎるとどんどん人が増えてきて、しかも辛味と痺れを1人ずつ聞いてそれに合わせて作るのだから大変な作業。しかし、店の人は感じもよく、気持ちの良い応対だった。ご馳走さまでした。

赤い鯨
中央区日本橋人形町2ー5ー2
05054573039