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hokutoのきまぐれ散歩

ブログも13年目。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。はてなブログにも投稿を始めました。

冷やし担々麺食べ比べ①〜神田・好来酒場

2025-07-14 05:00:00 | グルメ
毎年、『冷やし〇〇』の食べ比べをしているが、今年は『冷やし担々麺』に決めた。以前にもお邪魔したことがある『好来酒場』という個室中華のお店に伺う。この店は前回の時も書いたが、昭和通り沿いの至便なところにあるが、それが災いして高級スポーツカーが店に飛び込み、しばらくお休みをしていた店である。

名物は『刀削麺』、簡単に言うと小麦粉で作った大きな塊を持ち、目の前でお湯が沸たぎる鍋に薄くスライスして落としていく、という技術を持った料理人しかできない料理である。店の前を通ると『刀削麺』と並んで『冷やし担々麺』『夏だけのメニュー、当店だけのクセになる味をお試し下さい』というポスターが貼られていた。



店に入ると元気の良いアジア系の女性が席に案内してくれる。まだ、時間が早いので殆どの席が空いている。テーブルにQRコード、この店もいよいよこのシステムを導入したか、と思ったらお冷を持ってきてくれ、オーダーを聞いてくれたので、『冷やし担々麺』(980円)を注文した。



12時が近づくにつれ、だんだんとお客さんも増えてくるが、注文は冷やし担々麺が大人気、ほとんどの人が頼む。外は34℃、まあ当然であろう。

出された麺は平皿に山と盛られていて底に麺、上にはモヤシと貝割れ菜、たっぷりとソースかかけられている。スプーンが付いているのでスープをひと匙、胡麻の香りが強く、甘酸っぱい。

中にはピーナッツなどのナッツ類がたっぷり、豚肉も挽肉ではなく、包丁で叩いたもの、小片ではあるが、しっかり肉の味がする。

麺の上のモヤシが実に美味い。きゅうりなどは全く入っておらず、モヤシと麺。麺は冷水で締められていてコシもある。辛味ははじめは大したことがないように感じたが、だんだんと舌が痺れてくるので唐辛子やラー油だけでなく、山椒(花椒)もたっぷりと入っている。

シャキシャキしたモヤシと締まった麺にたっぷりのソースを絡めて頂くがこれは美味い。途中で味変を目論み、テーブルにあるラー油も加えたが、かなり辛くなって美味い。



冷たい麺だから汗をダラダラと掻くこともないが、スパイシーなソースは食欲を掻き立ててくれた。1ヶ所目からあたりであった。日本橋を中心にまずは5、6軒は回ってみたい。ご馳走さまでした。

好来酒場
千代田区神田紺屋町11
05055713091

川崎市岡上付近の急坂を巡る②〜斜度42°はすごい

2025-07-13 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その244。8番坂を再び登り、先に9番坂の方に歩く。尾根道のようになっていてしばらく平らな道を歩いた先を左にくの字のように下る坂、分譲地の名前は『グリーンヒル』だったようで所々の表札の下にかいてある。

坂の上の方が勾配がキツく、途中から少しは緩やかになるが、120mほどあるらしく高低差が14m、平均斜度7度はかなりのもの。左右に振られながら坂下まで降りた。(ネットにあった急番坂の標識は今はなく、丸に9と書いた看板のみである。)



また、坂下には『注意、道路せまし、急坂につき最徐行』の黄色に朱書きの看板が置かれていた。



坂下を左に曲がり、平らな道を歩いて次の10番坂を目指す。坂下の道ものどかなところを通る。坂下の丸に10と書いた標識を発見。坂の下の方はそれほど勾配はキツくなく、大したことないなあと思いながら登る。



しかし、右に曲がると急に勾配がキツくなり、かなり先まで見通せるようになるが、これはなかなかの強豪である。SNSでは42度と書かれているが、もし本当であれば2022年12月にお邪魔した東大和市の坂道(名前はない)の37度を超える私的には最高角度の坂道である。


頂上近くになると坂道の左右の端に階段が現れて、地元の人たちは坂道ではなく、階段を使われているのかもしれない。坂のてっぺん近くから下を覗いて写メをしゃがんで撮ったら前につんのめりそうになった。あな恐ろしや。(以下、次回)




浅草橋百そば〜浅草橋ランチグルメ

2025-07-12 05:00:00 | グルメ
浅草橋駅近くでは飲食店には事欠かない、洋食屋、中華料理、とんかつなどいろいろとあるが、今日は最高気温が33℃とげんなりする気候、こういう日には冷たい蕎麦でもと久しぶりに『百そば』を目指した。

前回お邪魔したのが2021年12月だから3年半ぶりになる。北海道出身の方が経営されており、北海道産の蕎麦の実をひきぐるみのまま粉にして打ったコシの強い蕎麦で有名な店。

もう一つの名物が揚げたてが供される天ぷら、悩んで悩み抜き今回もやはり『海鮮天ぷらの天ざる』(1250円)を注文してしまう。(前回は温かいそば)名物の雪板そば(そばが1.5倍、山わさびがかかったざるそば/1050円)にはなかなか到達しそうもない。



10分ほど待つのは予めよくわかっているため、気にならない。何しろ注文後に天ぷらを揚げて、これに合わせて蕎麦を茹でて締める。もちろん三たてである。

出てきた蕎麦は表面が硬く、黒い蕎麦の実の皮の部分が透けて見えるほど透明感がある。硬く感じないのは蕎麦を細く切っているからである。もそもそせず、実に美味い蕎麦である。



かき揚げは中に大ぶりに切ったイカやエビが入っていて食べでがある。これを箸で壊しながら頂く。

厚みがあるかき揚げだが、まわりはカリッと、中もよく火が入っていて素晴らしい。この店では天つゆは別に小皿に入っていてこれを垂らしながら食べる。



かき揚げを食べながら蕎麦をたぐる。これだけしっかりしたかき揚げがあると少し麺が足りなかった。次回からは大盛にしてもいいだろう。

食べ終わったあと、蕎麦湯をもらい、ゆっくり頂く。隣の人が雪板蕎麦の大盛を食べていたが、山わさび入りの蕎麦はぜひ食べてみたい。



前回が4年前に来た時は1050円だったのが、1250円に値段が上がってはいたが、食べにくる価値のある店と個人的には思っている。ご馳走さまでした。

浅草橋 百そば
台東区柳橋1ー32ー5
0358469138

川崎市岡上の急坂を巡る①〜坂道まで行くのが大変

2025-07-11 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その243。川崎市岡上と言ってもあまり馴染みがないが、実は急坂が9本(1番坂〜10番坂、但し4番坂はない)並んだ場所とネットで話題となっている場所である。聞いただけでは新宿区中井の一の坂〜八の坂を思い出すが、こちらよりかなり勾配がきついようである。

善は急げと行くことにしたのはいいが、川崎市岡上は川崎市の飛地であり、周囲は東京都町田市と神奈川県横浜市に囲まれている。最寄りの駅は小田急線鶴川駅だが、坂道のある岡上西地区に直接向かう交通手段はない。

そこで地図を見ながら調べると鶴川駅まで小田急線で行き、あとはバスでできるだけそばまで行くことにした。



鶴川駅に到着したのは1135、下車後まずは駅前でランチにした。出口の並びにある箱根そばで冷やしたぬきそばを頂く。券売機で食券を買うとカウンターに券を出すこともなく厨房では作り始め、食券番号で呼び出される。



駅周辺にはあまり飲食店も多くないようで学生だけでなく工事現場で働く人や老人などで混雑していた。味は抜群というほどではなかったが、麺がよく冷えていて暑い中、実に美味かった。 



鶴川駅駅前はほぼ工事中で工事現場の向こう、少し離れたところにバス停がある。目指す坂道から一番近いのが横浜市玉川学園台という新興住宅地にある『第9公園前』、ここを通る小田急バス鶴09系統奈良西住宅行きのバスは1時間に1本のみ。





4番乗り場にはすでに列ができていて最後尾に並ぶ。鶴川駅発1203に乗り、第9公園前に1213に到着、ここから歩いてアプローチする。太陽は高く、快晴、既に32℃くらいまで気温は上がり、額からは汗が吹き出す。



バスは県道を走ってきたが、これを少し戻るように三叉路まで歩き、真ん中の細い道を行く。軽自動車1台がやっとの幅の道を歩くが、左側は新興住宅地、右側は柿の木が植えてある果樹園と対象的である。



目の前には高い塔のようなものが出てきたが、見事なまでに草が絡みついていて監視をするための塔なのか、霧が降りないように拡散するプロペラかなどと考えたが、実際の用途は分からなかった。



しばらく歩くと右に鋭角に曲がる道が出てきてこれを行く。とにかく人は殆ど歩いておらずたまに右手が開けると崖下の方に家の屋根、なかなかすごいところである。

右側に『岡上地区急傾斜地崩壊危険区域』を示す地図が出てくる。この赤で示したところが現在地、つまりここを曲がって降りていくと坂道があるところに着くはずである。






(8の坂 上)

地図の前を左に折れて歩く。道は細いが確実に坂を降りて突き当たりを右に曲がると『8の坂』の頂上に到着、ここまでバス停を降りてから20分経過していた。

(8の坂 下)

坂を降りると坂下に確かに[8]の表示を確認することができた。しかし、再びこの急坂をよろよろしながら登るのは辛かった。(次回に続く)

イル・キャンティ吉祥寺店〜吉祥寺グルメ

2025-07-10 05:00:00 | グルメ
吉祥寺にあるカジュアルなイタリアンを新規開拓と『イル・キャンティ』さんにお邪魔した。ヤマダ電機の横の道を少し歩いた右側、『イタリア式食堂』を標榜している。



初めて行く店は緊張するが、メニューを見てびっくり。大きなメニューにびっしりと料理の名前が並んでいる。1ページ目は前菜、次がサラダとパスタ、3ページ目がピザとリゾット。



4ページ目が肉料理やその他の料理、どれを頼むべきなのか、量が多いのか少ないのか、まるで見当がつかない。その上、店内は薄暗く、メニューの字も小さい。連れ合いと苦戦したが、まずは生ビールと前菜2品、ドレッシングが名物のサラダ、スープを注文した。



生ビールはサントリーらしいが、とにかく外の暑さもあり美味い。お通しにパンが2種類、フォカッチャとバゲットが出された。 



少し待つと『南伊風ナスのチーズ焼き』、銀色のさらに乗っている。ナスにチーズを乗せてミートソース風のソースを掛け、オープンで焼いた料理。熱々だが、溶けたチーズとナスの相性が良く、旬のナスが美味い。

ビールはなくなり、シチリアワインの白を1本。店オリジナルらしいが爽やかで美味い。コスパがいい。

サラダは悩んだ挙句、『森のサラダ』にした。これはレタスのサラダに炒めた椎茸、エノキダケ、シメジなどを乗せた物。ドレッシングはオリジナルでぺっシェビーノという魚を模したワインの瓶に入っている。

このドレッシングは特に酢が強いとか香辛料が効いているなどはないが、レタスによく合う味付け。レタスがバリバリ食べられる。

スープは『ニンニクのスープ』が登場。夏バテしないように注文したが、連れ合いからは不評。卵とニンニクの優しい味のスープはたっぷり2人前以上、ほぼ1人で飲んだが個人的には好みであった。

『ムール貝のエルバ島スタイル』も20p以上のムール貝のグリルの下にはソース、これを付けて頂くのだが、ソースに何が入っているのかが分からない。店の人に聞いても企業秘密、たぶん卵と貝の出汁かな?、美味しかった。もちろんパンにも付けてワインのつまみにもなる。(後で調べるとYouTubeに作り方があり、ハーブ、バター、トマト、玉子で作るみたいであった)

老夫婦には一品毎の量が多く、かなり満腹に近くなってきた。しかし、パスタもピザも食べないのは勿体無いと『アラビアータ』を麺少なめでオーダー。すぐに出してくれたのがたっぷりトマトソースの下にやや少ない目の麺、しかしさすがイタリアン、茹で加減が最高。初めは気づかなかったが食べ進めるうちに爽やかな辛さがやってくる。思ったよりあっさり頂けました。

とはいえ2人とももう満腹、ワイン込みで1万円以内に収まるとは、人気がある訳です。ご馳走さまでした。

イル・キャンティ吉祥寺店
武蔵野市吉祥寺南町2ー6ー1
0422482270


強すぎ?阪神タイガース〜阪神ファンの戯言

2025-07-09 05:00:00 | 阪神タイガース
7月8日まで我が阪神タイガースが9連勝。約1ヶ月前(6月10日〜17日)には7連敗したチームがここまで良くなるとは正直言って阪神贔屓の私も想像だにしていなかった。

数字を見ても今の阪神が強いことは実証できる。まずは守り、防御率1.94、失策数32はリーグ最少、12球団でみても失策数が西武の28が最少ではあるが、防御率はダントツである。(数字は7月7日現在)

攻めは打率.246、盗塁67、得点268はリーグトップ、ホームランは1位巨人の46に1本劣る45本、対戦成績も中日とは5勝5敗と5分だが、他の4球団には勝ち越している。特に巨人には11勝4敗という状況。

このように数字から見ても2位に6.5ゲーム付けてのリーグ1位なのはうなづける。
要因は①堅固な先発ローテーション・今は(村上、デュプランティエ、伊藤将)(才木、大竹、伊原)が崩れておらず、先発が5回投げなかったのは6月12日まで遡るまでない。さらに2軍には西勇輝、ビーズリー、高橋遙人などの先発候補が控えていることも安心材料である。



②主力の打撃好調・1番近本、2番中野の高い出塁率、3番森下、4番佐藤輝、5番大山のホームランを含めた打撃、下位を打つ熊谷、前川あたりも調子を上げている。

③好調なセットアップとクローザー・湯浅、石井、桐敷、及川、岩崎に加えてネルソン、冨田、木下。特に他球団が羨む左腕投手の数。と挙げれば要素は沢山ある。

しかし、長年にわたる阪神ファンの私はそれでも全く安心していない。というのは今活躍している選手たち(佐藤輝、伊藤将、村上、中野、榮枝、高寺など)が入団した2021年のことが思い出されるからである。スタートは対ヤクルト3連勝で始まったこのシーズンは4月で貯金11、5月貯金5、6月貯金2とここまでで貯金18。

2位に7ゲーム付けて首位を走るも最後はヤクルトに追いつかれ、最終戦でゲーム差なしながら2位に甘んじたのである。(この年は東京オリンピック開催などで7月15日〜8月12日までの長期中断もあった変則開催)

このため、『さらに勝ち進めば今月中にマジック点灯』などと書き立てるスポーツ紙もあるが、落とし穴はまだいくつもあると私は思う。まずは①固定されているだけにスターティングメンバーの故障や怪我の影響、特に半分は屋外の阪神はこれからの酷暑を乗り切らなくてはならず、1人抜けると穴が大きくなる。

これは投手にも当てはまる。6月6日の西武戦で石井投手が打球を頭部に受け、その後8回を任せられる投手不在により、7連敗の原因にもなった。また、②①にも関係するが、代打陣の手薄さを感じる。今シーズンは左は糸原、右は渡辺を柱としていたが、渡辺は打撃不振のため2軍で調整中、代わりに熊谷、ヘルナンデスなどを擁するが他球団に比べて切り札的な存在がいない。

このあたりが改善されればまさに鬼に金棒である。また、酷暑のおかげか死のロードが大阪ドームでの開催も増え、却って選手の負担を軽くできることもあり、有利に働くだろう。

藤川監督が常に話している慢心や油断なしに今月を乗り切れば展望は見えてくる。がんばれ、阪神タイガース。

筑紫楼丸ビル店〜丸の内ランチグルメ

2025-07-08 05:00:00 | グルメ
丸ビルで仕事をした後、ランチタイムとなった。時計を見ると1145、12時を過ぎると混雑するので5階のレストランフロアに上がる。ランチと言っても鰻の5400円、ステーキの3900円と高い店が並び、ラーメンなどの庶民派は既に長い列ができていた。



しかし『筑紫楼』の前は列はまだない。もちろん中はかなり混雑していた。メニューを見ると週替りランチ(1500円)が油琳鶏であることを確認して入店。

メニューを貰うと名物のフカヒレ麺はセットで3200円、悩んだが日替りランチに300円の焼売を付けることにした。



店内はゆったりとした席の配置、私はテーブル席に通された。待っているとまずびっくりしたのは運ばれてきたお茶、白い陶器の容器にたっぷりお茶が入っている。しかもそれを温める固形燃料入りの火台が付いているのである。

お茶をゆったり楽しみながらランチの到着を待つ。周りもビジネスマンというより優雅に食事をする中高年の夫婦や女性同士が多い。彼らは決まってフカヒレ麺セットを注文している。

私のランチも7、8分で到着、まずはスープから、もちろんフカヒレ入りではないが、挽肉と卵のスープ、流石に出汁の取り方が違うのか、美味い。少しとろみもついていて熱々であった。

メインはたっぷりのレタスの真ん中に鶏ももが1枚、その上には細かい刻んだネギとパセリの入った香味ソース。


これだけでもご飯が食べられるほど美味い。もちろん揚げたてで周りはカリカリ、中はしっとりである。ついついガツガツと行きそうになる。



ここでシウマイが蒸籠に乗せられ到着。付いてきたソースは黄色いのが辛子、赤いのがチリソース。珍しいのでチリソースを付けて一口、これが辛くて驚く。もちろんシウマイは熱々、肉の旨みが出てきて美味しかった。



ご飯には搾菜がついている。ご飯はおかわりも自由、いくらでも食べられそうだが1杯にしておく。

食べ終わってからゆっくりと熱々のお茶を飲み、優雅に涼んでから席を立った。ご馳走さまでした。

筑紫楼
千代田区丸の内2ー4ー1丸の内ビルディング5階
0362132946

『久我山歳時記』(67)〜小暑となり、暑中お見舞い

2025-07-07 05:00:00 | 日記
『久我山歳時記』(67)。7月7日は何の日と言われたら、日本人の10人が10人は『七夕』と答える。もちろん、七夕でもあることは間違いないが、さらに大概の年は『小暑』である。つまり、暑中見舞の便りはこの日より後に送るものであり、小暑から2日経過しても入梅しない年は『梅雨入りなしの年』となる。因みに立秋(8月7日または8日)を越えると残暑見舞となる。



小暑は梅雨が明け、暑さが本格的になる時期と言われているが、こと今年に関しては6月に真夏日が10日を超えていてすでに暑さは本格的になっている。

七十二侯では『温風至(あつかぜいたる、〜7月11日)』『蓮始開(はすはじめてひらく、〜7月16日)』『鷹乃学習(たかすなわちわざをなす、〜7月22日)』と言われている。




(行田の蓮の花)
しかし、暑い風は既に吹いて、先日、目黄不動尊にお邪魔した時にはバスの蕾も大きくなっており、かなり実際の季節が先行しているように思える。







久我山を散歩するとまず目につく花はアバカンサスの紫色の花。色々な場所に植えられていて一斉に咲くタイミング。ヒガンバナ科(ユリ科と分類されることもある)の植物で原産はアフリカ南部、英名はアフリカンリリーである。手入れも楽で植えたまま毎年咲くので庭の花として人気がある。



少し前からピンクや黄色のササユリは咲いているが、7月に入り咲くのがヤマユリ、花がやや大きく、めしべが大きいのが特徴的である。さらにクルマユリも咲いている。





ムクゲも一斉にたくさんの花を付け、白やピンク、赤紫色など色々か種類が咲き乱れる。ただ、花柄がぼたぼたと落ちるため、掃除が面倒な花である。



毎年日除として植えられているゴーヤも黄色い花をたくさん付けて美しい。よく見ると小さな実がなっていた。

我が家の庭では数年前に買ったキキョウがたくさんの花を付けて咲き乱れていて嬉しい。ただ、買った時は茎の短い種を買ったはずだったのだが、なぜか背が高くなった。



他にもミニヒマワリや日々草、ポーチュラカなども美しい。行燈仕立てのアサガオも紫と赤の花がポツリポツリと咲いている。

花より実を楽しみにしているのはシシトウ、花は小さな白い花だが、確実に実がなり、徐々に大きくなるのを見るのが楽しい。もうすぐすると茗荷の子が顔を出すが、これが庭のどこに顔を出すか、探すのがなかなか厄介である。





(夾竹桃)

33℃を超えると蚊の活動も収まるので水遣りも楽にできるようになる。さすがの蚊も猛暑には弱いようでその分夕方には刺されることが増えた。
後は百日紅(サルスベリ)が咲けば夏の花そろい踏みである。

菘(すずな)〜吉祥寺グルメ

2025-07-06 05:00:00 | グルメ
吉祥寺にある正統派日本料理の店、『菘』さんにお邪魔した。店の名前はあまり知らないくさかんむりの字だが、これで『すずな』と読む。春の七草の最後から2つ目、つまり蕪のことである。



この店にお邪魔したのは2回目、前回は色々と好きな料理をアラカルトで頼んだが、今日はお店の『おきまり』、今月のコース『千鳥コース』にした。

会合などで使う方が多いみたいでこの日もテーブル席は満席、カウンターは空いているという状態である。



外も暑くなってのでまずは生ビール、実に美味い。先付は『生姜豆腐』、ゼリーの寄せもので生姜の程よい香り、上に乗っている生うにもオクラが涼しげ。

前菜は角皿に乗り、手前に紫陽花を模した紫ジャガイモのポテサラ、隣には蛙に見立てたそら豆の甘煮、奥には青梅のシロップ煮、これはあまり甘みが強くない。人参とアスパラの八幡巻、しっかりと味付け、タタミイワシ、無花果と味噌チーズ。色々な味を少しずつ食べられて大満足。

特に蛙を模したそら豆に黒胡麻が2粒、これは目でちゃんと雨蛙に見える。

お椀はフルーツトマト、糸カツオと生ハムがあしらい、ジュンサイは喉越しがよく、少し酸っぱいトマトのグルタミン酸と鰹のイノシン酸が共演した実に美味いお汁である。

お酒はやはり冷酒、最初は少し甘めの『無想』(新潟県)、日本海側の村上市の蔵が作る柔らかく飲みやすい酒である。また、この店は酒器も猪口も色々あって楽しい。

刺身はかんぱち、尾長鯛、イカ、特にイカがねっとりとした旨味があり、日本酒には最高。

酒は辛口の『刈穂』(秋田県)、純米。しっかり、シャープな飲み口の酒である。
温物は『伊佐木の揚げ出汁、ヤングコーン』、ヤングコーンはヒゲつきのまま3つに切り、揚げた伊佐木の身と葛あんがかかっている。



ヤングコーンはヒゲも美味いと聞いて頂いたが、甘みに驚く。伊佐木もカリッと揚がっている。ただ、店の方がおっしゃる通り、3枚目より外は硬い。

酒は『会津中将』(福島県)、中庸よりは辛目、焼き物の『鮎のうるか焼き』にはピッタリ。うるかの香りとパリッと焼いた若鮎、中骨も揚げてあり、いかにも肴で酒ばかり飲む。



酢の物はカジキの低温南蛮漬、身がほろほろであった。優しい味付けである。

ご飯は鴨の身に味噌をかけたもの。漬物はナタ割漬、ヤマゴボウ、水菜。炊き込みご飯もいいが、こういう形で提供されるご飯ももなかなかいい。

最後にピーナッツ豆腐と白玉のデザート、このみたらしあんが大好きである。お茶を飲んでお開き。量もちょうどよく、満腹となった。

お客さんは我々くらいの方々が太宗、落ち着いていてサービスの良さと清潔さも嬉しい。ご馳走さまでした。

武蔵野市吉祥寺南町2ー25ー10
05054578806

旧中川沿いを歩く③〜旧小松川閘門と中川船番所資料館

2025-07-05 05:00:00 | 川と橋とダム
『ぶらり橋巡り』その122。東大島駅を過ぎると川に沿った道が無くなるのでやむなく左側の土手を登り、中川大橋の方に向かう。この橋も江東区と江戸川区を結ぶ橋で橋長101m、幅員12.8mのガーター橋。架けられたのが1974年である。






橋を渡る手前に左側に大島小松川公園が広がる。中に入り、少し歩くと左側に大きな構造物が出てくる。これが『旧小松川閘門』、荒川と旧中川の合流点であったが、水位が異なり、明治44年に荒川の改修が行われた。





小松川閘門は昭和5年に完成したもので2つの閘門を作り、水位差を調整した(もう一つの閘門は廃棄されてしまっている)。この門も3分の2は土の中に埋まってはいるが、お城のような堂々たる雰囲気が今もあり、産業遺産としての重みを感じることができた。



少し歩くと前が開け、荒川放水路が見える。旧中川に比べるとその大きさに圧倒された。



公園の反対側の出口から出るとすぐのところに最も河口に近い平成橋がある。江東区東砂と江戸川区小松川1丁目を結ぶ橋で名前の通り平成6年に架橋された。長さが105mのアーチ橋である。

橋を渡り左手を見ると荒川放水路との間に作られた荒川ロックゲートが見えるが、道が無いため、前までは行けない。



渡り切って次の信号を右に行く。しばらく歩くと番匠橋、これは旧中川から垂直に流れる小名木川(運河)に架かる橋。上流を見ると突き当たりに船が止まっていて旗で通行の整理をしているのがよく分かる。

番匠橋を渡り、次を右に曲がったところに『中川船番所資料館』がある。前回来たときには休館日で中に入れなかった。





中の展示は江戸時代に小名木川と中川の交差するこの地にあった中川番所についての展示がなされている。



番所や水運に使われた船などが再現されて展示されている他、企画展示では夏の釣具としてあゆ竿・きす竿などの江戸和竿、城東地区の戦後の姿と名づけた写真展、当時の生活用具や居間の展示などが行われていた。



ただ、昭和30〜40年の居間『中川さん家』と言われても自分の子供の頃には普通にあったものばかりでそれこそ自分も古くなったものだと考えさせられた。

資料館を見た後は再び東大島駅まで行き、戻りました。