hokutoのきまぐれ散歩

ブログも11年目、遂に3900日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

『春の大山』を思い出し、応援するぞ〜阪神ファンの戯言

2024-04-16 05:00:00 | 阪神タイガース
3月29日に開幕したプロ野球も各チーム5カードずつを消化、それぞれのチームと1回ずつは当たったことになる。我が阪神タイガースは6勝8敗1分で勝率.429、順位は4位とあまり芳しくないスタートである。

岡田監督とマスコミの間で『想定内』『想定外』でかなり揉めているらしいが、私にとってもこの成績は『想定内』だと思っている。

例えば昨年の同時期の成績と比較しても開幕ダッシュはDeNA、広島と4連勝したが、エース青柳の調子が上がらず、7勝5敗1分(雨天中止が2試合)と勝率.583と大して変わりはない。

また、それほど心配していないのは先発が早い回で降板したのが2試合しかなく、ローテーションも青柳→大竹→才木→村上→伊藤将→西勇と全く崩れていないことである。さらに8敗を分析しても投手が原因というより、点が取れない打線に問題がある方が多い。ただ、15試合で先取点を取られた試合が10試合(勝ち試合も含む)と中々先行逃げ切りという昨年の勝ち方ができていないことが気になる。

先取点が取れないことの最大の要因はタイムリーが少ないこと、総得点が35点と1試合あたり2.3点、うちホームランが14点、タイムリーが12点とタイムリーが少ない。また、四死球はセリーグ2位48選べているが、三振の数も104とセリーグ1位で最も少ないDeNAが61だからいかに多いのかが分かる。(因みにホームランも阪神が一番多い)

もちろん打撃は水物だからやむを得ないが、わずかなことで勝ちにつながったケースとそうはいかなかった好対照なゲームを紹介する。4月8日対広島戦、阪神村上・広島床田の両左腕の投げ合いの試合。5回に先頭木浪がライト前ヒット、これを村上がバントで2塁に送り、近本が初球タイムリーヒット、この1点を守って阪神タイガースは勝利を上げた。

一方は10日の同じく広島戦、3回裏に先頭木浪がヒット、しかし西勇がこれを送れず、近本はヒットで1死1、2塁、しかし続かず無得点に終わる。この2試合はいずれも1対0の試合、競った試合ではバント一つが勝敗をわけてしまうのである。

もちろん、打撃の状態がいいとは監督も考えていないようでチームに喝を入れるため、14日の試合で昨年殆ど変えたのない打順についに岡田監督が手を入れた。近本・中野・森下・大山・佐藤輝・ノイジー・坂本(梅野)・投手だったのを木浪・梅野・近本・佐藤輝・大山・前川・森下・中野・投手と同じ打順がいないほど変え、執念で勝利を呼び込んだ。あくまでこれはポーズに過ぎず、指揮官の気持ち、サインを汲み取ることが大切と考える。

また、今年も3連敗したことがないのも強みであろう。昨年大車輪の活躍をした大竹や村上がある程度研究され、疲れていることはやむを得ない。主力の大山の打撃に批判が集まったり、佐藤輝の三振に目が行ったりしがちだが、ここはじっくり見た上で投手力が落ちてくる夏に向かい、回復すると考える。

2019年に話題になった小学校5年生の『春の大山』の詩を思い出し、春先に調子の出ない私は大山選手を応援したい

しかし、とにかくローテーションを守り、打線の奮起を待って今年も『アレ』なのか、『アレンパ』なのか知らないが、『アベ』にだけはならないように頑張ってもらいたいものである。





『ワクワク』『はらはら』の狭間で〜阪神ファンの戯言

2024-03-28 05:00:00 | 阪神タイガース
阪神ファンは小心者が多い。これは特に関西人が気が小さいからではない。私がタイガースを応援し始めて60年近くなるが、裏切られた記憶はあるが、安心して応援できたためしはない。私が気にしているのは『阪神は優勝の翌年はスタートで躓く』ということである。しかし、新聞各社の順位予想では阪神が優勝の声が高い、こんな年が一番怖いのである。

今から38年前、1986年。前年は2リーグ制になって初めて日本一になった1985年の翌年、当時の阪神タイガースは投手力というより、打撃力が売りのチームであった。

前年日本一を受けて満を持してのシーズンであったが、①センバツがあるため、アウェイ開催、川崎球場で大洋(現、DeNA)と対戦、しかし3連敗してしまう。②主力の掛布が4月20日に死球で右手首を骨折、前半戦を棒に振る、③前年にストッパーの一角を占めた中西と先発の柱ゲイルの不調、そのうち野手も含めて故障者続出で4月は4位、その後も3位より浮上することもなく、勝率.500(60勝60敗)でシーズンを終えた。

特に気になるのが開幕4連敗、加えて補強を柏原(日本ハム)くらいしか行わなかったツケが回ったと他球団からは見られた。続く1987年は4月から最下位を独走?、終わってみれば41勝83敗、勝率.331、首位とのゲーム差が37.5ゲームと散々なシーズンとなり、吉田監督はクビとなってしまったのである。この先もダメ虎時代が続いたのはご存知のとおり。

もう一つ気にしているのが、2022年シーズン(矢野監督ラストイヤー)である。この時はオープン戦は好調で8勝4敗3分であったが、開幕投手青柳がコロナに罹患、藤浪がヤクルト戦に先発。7回3失点で纏めるが、中継ぎが崩れる。

さらに来日したばかりのケラーを投げさせたがHR2本を打たれるなど、7点差を逆転され、10対8で敗れた。

この敗戦は後を引き、開幕9連敗、さらに西で1つ勝つが、その後再び5連敗と散々なスタート。3、4月は9勝20敗とまさに出鼻をくじかれた。終わってみれば3位、しかし、クライマックスシリーズは横浜が相手だったが、1stシーズンを勝ち越した。思い返せばそれほど酷いシーズンでもなかったが、矢野監督は退任に追い込まれた。

何がいいいたいのか、まずはスタートダッシュの重要性、特に2022年シーズンはスアレスが抜けた穴が埋めきれないだけでなく、実績のない若手の中継ぎばかりの一軍スタートであったため、歯止めが掛からなかった。



1986年シーズンで5番打者だった岡田監督は2005年優勝後に連覇を逃した2006年は監督として悔しい思いをしているので、当時の失敗を忘れてはいないだろうが。
ただ、今年も補強は外国人を行なった程度(トレードで入団したのは現役ドラフトの漆原投手のみ)、さらに主力打者の大山、近本がまだ故障が癒えていない中でどのように阿部巨人と戦うのか。阿部監督も去年の反省の上でコツコツ点を取ってくるのではないか。気になるところである。

私にとってははっきり言って『ワクワク感』は僅かなもの、殆ど『はらはら感』の球春到来である。

岡田監督の語る開幕投手〜阪神ファンの戯言

2024-01-31 05:00:00 | 阪神タイガース
ずーっと書くことがなかった阪神タイガースのお話も今回第一回目。1月24日の記者との交流会で阪神タイガース岡田監督が今年の開幕戦について語っていた。

岡田監督は『開幕投手は誰でもいいんだけど、誰でもいいということは誰でも勝てるということ。昨年の数字を見ると東京ドームであんまり負けていないし、いいピッチングしているし』、なるほどその通り。昨年は東京ドームの対戦成績は8勝4敗1分なのだから。

しかし私が面白いと思ったのはその後、『開幕で投げるとそこから中6日でずっーと各チームのエース級に当たるから勝ち星が増えない。冷静に考えれば開幕投手をやらない方が最多勝を取れる可能性が高いよ。自分の給料を上げることを考えると開幕投手をやらん方がええ。』なるほど関西人らしいソロバン勘定まで入っていたのである。

この言葉を検証して見ると面白い。昨年の開幕投手はTは青柳、Gはビーディ、Cは大瀬良、DeNAは石田、Sは小川、Dは小笠原である。この中で勝ち越したのは青柳(8勝6敗)、小川(10勝8敗)の2人のみ。小笠原(7勝12敗)、石田(4勝9敗)、大瀬良(6勝11敗)、ビーディに至っては1勝もできず(6敗)、1年で自由契約となっている。つまり、開幕投手は思うように勝ち星が伸びないのは正しい。

昨年の青柳投手は後半立ち直ったが、前半戦は納得のいく投球ができなかった。開幕戦はDeNAに6対3で勝ったものの、その後4連敗、二軍落ちを体験し、ようやく7月11日のDeNA戦で勝利を挙げた。

では開幕戦はどのチームが強いのか。先発投手の勝ち負けを15年取ってみるとTが8勝2敗、Gが8勝4敗、Cが6勝6敗、Sが6勝5敗、Dが3勝4敗、ダントツに弱いのがDeNAの2勝10敗と意外な結果だった。

今年の開幕戦は3月29日に前年優勝の阪神が東京ドーム(アウェイ)で巨人戦、2位の広島も横浜スタジアム(アウェイ)でDeNA戦、5位のヤクルトは神宮球場(ホーム)で中日戦とあまり前年の成績とは関係ないスタートである。

岡田監督が言うとおり、長いペナントレースの1試合に過ぎないが、やはり勝ちたいというのが本音だろう。

12月のカレンダーと現役ドラフト〜阪神ファンの戯言

2023-12-09 05:00:00 | 阪神タイガース
今年の阪神タイガースは誰が見ても満点のシーズンであった。久しぶりのリーグ優勝に加えて38年ぶり2回目の日本一である。

昨年のヤクルトの村上選手のように頭抜けたプレイヤーが1人で引っ張ったわけでもなく、伝説のバース・掛布・岡田のようなクリンナップがいた訳でもない、総合力で他を圧倒した素晴らしいシーズンである。

そんな年もカレンダーはもう一枚、阪神タイガースのカレンダーは1月が岡田監督(以前からずっーと同じように監督が1人で乗る)、2月は西勇輝・糸原、3月は青柳、4月は近本、5月は大山、6月は梅野、岩崎とここまでは1〜2名、7月〜9月は3人ずつ。佐藤輝明、伊藤将、湯浅、浜地、そして藤浪まで出てくる。10月は4人、11月は6人と増えて来る。

最後の1枚12月は37人。つまり残りの選手たちが全て出てくるのである。ただ、最後のページでも4人分の大きさの選手が4人(北条、浜口、木浪、高山)と小さな33人の格差がある。

そして驚いたのは右隅の最後の選手は誰あろう、MVPと新人王に輝いた村上頌樹投手である。


つまり、その程度の扱いしかされていなくとも成績をしっかり残せばセリーグ1の選手になることができる、これこそ実力の世界であるこのと象徴のように感じた。

他にも石井、小野寺などもこのページであった。

このカレンダーには今年12勝2敗でこれまた優勝に大きく貢献をした大竹耕太郎投手も出てこない。当たり前であるが、現役ドラフトは12月に行われるため、間に合わないのである。ただ、現役ドラフトで成功したと言えるのは阪神の大竹のほかには中日にDeNAから移籍した細川選手くらいしかいない。一方で阪神が出した陽川選手も西武でブレイクするまでには至らなかった。ヤクルトの成田投手(←ロッテ)、オリックスの渡辺投手(←ヤクルト)、日ハムの松岡投手(←西武)のように1年で戦力外や育成契約選手になってしまうケースもある。

現役ドラフトも2年目、この制度を活用ができたチームとできないチームの間で大きく差がつくことも十分ありうる。8日にはこの結果も発表、また二軍だけのチームが2チーム(ハヤテ球団、アルビレックスBC)が、新たに参加する2024年。ますますプロ野球から目が離せない一年となりそうな予感がする。

ついにやった!阪神日本一〜阪神ファンの戯言

2023-11-06 05:00:00 | 阪神タイガース
2023年11月5日、この日は間違いなく忘れられない1日とらなるであろうとは思っていた。日本シリーズ第7戦、ここまで絡れこめばどちらが勝つかはやって見なくてはわからない。

シリーズスタートはオリックス山本vs阪神村上の投げ合い、締まった試合を予想したが、5、6回にコツコツとヒットを集めた阪神が8対0で完勝。しかし、翌日の第2戦はその裏返し、オリックスが8対0で完勝した。

甲子園に舞台が移った第3戦はオリックス東vs阪神伊藤の対戦、阪神が先制したものの、逆転され、4点差はつけられたが、3点返し、最後は平野に抑えられオリックスが競り勝つ。しかし、第4戦はオリックス山崎福vs阪神才木となる。阪神が常に先行したが、オリックスもしぶとく追いつき9回裏。ワゲスパックの不調を突いて前日最後の打者としてチャンスで三振した大山がタイムリー、サヨナラ勝ち。

第5戦はオリックス田嶋vs阪神大竹の両投手が好投、オリックスはゴンザレスのHRで1点勝ち越し後半に。7回阪神中野と森下が滅多にやらないエラーで2点目を献上。しかし、8回裏にオリックス山崎颯が不運な出塁で無死1、3塁を作り、次の3連投宇田川からエラーをした森下が帳消しにするタイムリー三塁打、さらに大山、坂本が続き、阪神逆転勝。

第6戦は第1戦同様の投手の投げ合いだったが、ノイジーがソロHRを打つも、沢村賞投手山本が圧巻の投球で阪神完投負。
と常に流れが一方に決していかないすごい対戦となり、試合前は私も五分五分だなあと思っていた。勝機はパリーグに殆どいない下手投げの青柳投手は打てないだろうから、先制して、伊藤、才木あたりのリレーで最後は湯浅、岩崎で凌いで勝てればというゲームプランだった。

本日の第7戦は第2戦でいい投球をしたオリックス宮城vs阪神は下手投げの青柳。両投手が3回までは完璧な投球。

しかし、4回1死から森下がヒット、大山が2ナッシングから死球で1、2塁。ここでノイジーが低めの変化球をうまく拾って3ラン。4回裏はオリックス3番からの打順だったが簡単に三者凡退。5回表は1死から坂本、近本のヒットで1、2塁。しかし中野は2ゴロで2死1、3塁。ここで森下が変わった比嘉からタイムリー、さらに大山、ノイジーと続き、計6点を先行した。青柳は5回2死で島本に交代したが、その後伊藤が3回をナイスリリーフ、9回にはさらに1点を加え、反撃を9回裏頓宮のソロHR1本に抑え、阪神が38年ぶりの日本一になった。

最終的にはオリックスも8本ヒットは打ったが、チャンスらしいチャンスは少なく、ダブルプレイで潰すなどいいところがなかった。特に2戦で打たれた伊藤将の完璧なリリーフには意地を感じた。

私事だが、前回日本一になった1985年は結婚して新婚旅行中だったので胴上げはリアルでは見れなかった。今回岡田監督が胴上げされているのをみて、何か忘れ物を見つけたような喜びに浸ることができた。

日本シリーズ徹底分析?②〜阪神ファンの戯言

2023-10-26 05:00:00 | 阪神タイガース
週末から始まる日本シリーズの戦力比較第二弾。交流戦でオリックスと対戦したのは6月13日〜15日、阪神の1勝2敗となった。1戦目は山本には8回を2安打、試合は無得点で敗戦。


2戦目は西勇輝が登板(先発は曽谷)して打ち勝った。3戦目は山岡に1点差で負けている。但し、6月は今年の中で阪神が8勝14敗1分と唯一負け越した月なのであまり参考にはならないかも知れないが。

CSファイナルではオリックスは1戦目が山本、2戦目が田島、3戦目が東、4戦目は宮城が先発した。他の先発投手は山崎福(左、今期11勝5敗、防御率3.25)、山下(右、9勝3敗、防御率1.61)らがいる。

私の予想はまず絶対エースの山本が初戦。2戦・3戦目は左打者の多い阪神を意識して左の田島か山崎、4戦目は負けなしの東か、左の宮城あたりが先発。阪神はこれに対しCSファイナルで先発した3人と才木が1〜4戦、5戦目以降は西勇輝、青柳あたりが出てくる可能性がある。



両チームのセットアップだが、オリックスは山崎颯、宇田川、小木田、山岡、ワゲスパック、阪神も桐敷、石井、岩貞、島本、コルテン・ブルワーと揃っている。また、クローザーもオリックスは平野京、阪神は岩崎。この部分はどちらがいいのかは予想がつかない。

打撃はオリックスの杉本と紅林のケガの具合が大きく左右する。杉本は14打数6安打で打率.429、また4試合ともヒットを打っている。紅林も3試合に出て打率.300。この2人以外は宗.400、若月.333、森.308あたりがよく打っていて怖い。杉本5番、宗6番、若月7番だから下位打線も気が抜けないのである。なにしろ1試合あたり8〜9本のヒットを打っている強力打線は健在。



一方で阪神は防御率は1.33だが、1試合安打が5.7本。しかも1番近本、2番中野、4番大山、5番佐藤からは快音が聞かれていない。打っているのは8番木浪(打率.500)くらいしかいない。つまり少ない得点を守り抜く野球なのである。

打撃の数字だけを取ればオリックス有利だが、いずれのチームも上位打線はあまり当たっておらず、杉本をDHに回すと1発のあるセデーニョが出せなくなるので厳しい。いずれにしても打撃陣は普段当たらない投手と対戦するのは難しい。

これらをトータルすると投手力はほぼイーブン、打撃力はややオリックス有利だが、杉本と紅林のケガの具合では阪神に大きく傾くことになる。また、指名代打有無の采配が大きく違うため、両方の経験のある岡田監督の方がやや有利かもしれない。

とはいえ、私は阪神タイガースの2回目の日本一を信じています。


日本シリーズ徹底分析?①〜タイガースファンの戯言

2023-10-25 05:00:00 | 阪神タイガース
いよいよ週末には日本シリーズが始まる。CSファイナルは多少の不安もあったが、やはりセリーグもパリーグもレギュラーシーズンの優勝チームは強かった。今回は日本シリーズに向かう両チームの投手力、打撃力の戦力比較をしてみたい。



CSファイナルだが、阪神は初戦から村上、伊藤将、大竹の10勝投手トリオが予想通り先発。村上は珍しくコントロールに苦しみ、伊藤将も苦しみながらの投球、大竹も5回で100球とレギュラーシーズン通りには行かなかった。

しかし、とにかく我慢我慢を続けといるうちに、肝心なところで点が入り、セットアップ・クローザーの活躍もあり、3連勝で優勝を決めることができた。(2戦目はサヨナラ勝ち)

一方でオリックスも1戦目は山本の思わぬ大量失点があり、ようやく疲れたロッテの中継ぎを打って逆転勝ち。2戦目はオリックスが終盤までリードしていたが、クローザーの平野を休ませたのが裏目で山岡が打たれ、ロッテの逆転勝ち。

しかし、3戦目はロッテは先発不在でブルペンデーのなったのに対し、オリックスは先発東が素晴らしく、5人の投手で完封。

4戦目もオリックスが怪我から復帰したばかりの種市の立ち上がりを捉え2点取り、ロッテの打線を2本のソロHRのみに抑え、3勝1敗で勝利した。

そして日本シリーズだが、1、2戦は大阪ドーム、3〜5戦は甲子園、6、7戦は大阪ドームとなる。やはりフランチャイズでやる場合に指名代打のない阪神が誰をここに持ってきて、何番を打たせるのかが大きなポイント。参考となるのが交流戦だが、オリックスと対戦した時は甲子園だったので指名代打はなかった。

阪神がパリーグと指名代打があった試合を9回戦たのだが、2勝7敗と大きく負け越している。指名代打の打順は6番と7番が4回ずつ(後1回は3番)、その際に使われたのは前川が5試合、糸原が2試合、残りはミエセス、渡辺諒だった。トータル打率が.250だが、勝率を見ると決してうまく行っているとは言えない。

今の調子から考えると左ならば糸原、島田、小幡、右ならば原口、小野寺(ミエセス)あたりが順当だが、ここにキーマンを使うと本来の『代打』がいなくなるのが痛いところ。打順は7番が9番あたりが適切だろう。いずれにせよ、第二戦目を取ったチームが俄然有利になると言われている日本シリーズは気をつけて行きたいところある。(以下、次回)



CSファイナル展望をしてみた〜阪神ファンの戯言

2023-10-17 05:00:00 | 阪神タイガース
阪神タイガースがセリーグのペナントを取ったのが9月14日、もう1ヶ月になる。その後、15試合の消化試合を経てペナントレースが終わったのが、10月4日。そこから2週間、待ちに待った阪神のCS(クライマックスシリーズ)が10月18日から甲子園球場にて始まる。

CSファイナル(旧、2nd)ステージは日本シリーズへの出場権を得るための戦いだが、先に4勝をした方がクライマックスシリーズ優勝球団となる。ファーストステージとの違いは①勝ち抜ける目標が2勝から4勝となること、②1位のチームには1勝のアドバンテージがあることである。また、ファーストステージ同様に①開催は1位のチームの球場、②1試合引分けた場合は3勝3敗となった場合に1位チームが勝ち抜けになること、となっている。



10月15日に広島カープがファーストステージに勝利、阪神タイガースの相手チームが決まった。この評価だが、以前ブログにも書いた通り対DeNAより対広島の方が阪神の相性はいい。レギュラーシーズンで消化試合を除くと対DeNAは13勝9敗(消化試合は3敗)で勝率.590であるが、対広島では13勝7敗1分(消化試合は2勝2敗)で勝率.650となる。

これをホーム&アウェイでみるとさらに際立つ。阪神タイガースはアウェイ(マツダスタジアム)では4勝5敗と負け越しているが、ホーム(甲子園など)では9勝2敗1分と勝率.818と脅威の数字である。(しかも5月19日以降負けていない)



阪神の先発投手の中で広島に最も相性がいいのは大竹。何しろ6回先発して5勝0敗(さらに消化試合で1勝)、伊藤将が2回先発して2勝0敗、村上が3回先発して2勝1敗、西勇輝が3回先発して1勝1敗となっている。数字だけ見ても大竹が抜群の相性で投球回数も平均7回、完封1と素晴らしい。

一方で広島の先発は床田が3回先発して2勝1敗、他に勝った試合の先発投手は遠藤、アンダーソン、玉村、野村、大瀬良が1勝ずつである。一方で主力投手では九里、森下は4回先発して全敗(広島側からみて)と相性がいいとは言えない。



対広島に限ると阪神タイガースはレギュラーシーズンの打率は.257、防御率は2.81となっている。一方で広島から見た対阪神戦の打率.241、防御率3.49とはかなりのチーム差がある。もちろん、だからと言って簡単に勝てるものでもなく、やってみなくてはわからないが。



私の先発予想は阪神は伊藤将、大竹、村上のいずれかが登板と分かりやすい。しかし、広島はファーストステージで先発した床田、森下はそれぞれ中3日、中2日となるため、大瀬良、九里、アンダーソンあたりだろうか。いずれも阪神に対する防御率が悪いので短く繋いで行くのかも知れない。



いずれにしても阪神が昨年まで不得意にしていた投手の中で森下、森浦、栗林を今シーズンは苦手としていないこともあり、十分期待できるのではないか。もちろん、これはあくまでデータ上の話ではあるが。打線は水物、阪神で期待しているのは1番近本、2番中野の出塁、あとは守り勝つ野球に徹して欲しいところである。


祝、阪神優勝。次はCSだ!〜阪神ファンの戯言

2023-09-24 05:00:00 | 阪神タイガース
阪神が9月14日に11連勝して18年ぶりのセリーグ優勝を決め、オリックスが9月20日にパリーグ3連覇を決めた。これで両リーグとも覇者は決まった。ただ、CS(クライマックスシリーズ)が始まった2004年(セリーグは2007年)以降はそのまま日本シリーズとはいかないのである。

阪神が前回優勝したのが2005年で当時はセリーグにはCSはなかった。阪神がCSを下剋上を目指した敵地の戦いで見事勝利したのは2014年1回のみである。この時は1stステージで広島とあたり、甲子園で阪神の1勝1分で勝利、さらに優勝した巨人と2ndステージでまさかの4連勝(アドバンテージで巨人1勝)で日本シリーズに進んだ。しかし、対戦相手のロッテの猛打にあっけなく1勝もできずに敗れたのである。

今回、CSに向かうにあたり、不安要素もある。というのは①阪神が優勝を決めたのが9月14日であり、残り15試合も残していること、②2ndステージが始まるのは10月18日とまだ1カ月近くあり、選手のコンディションを維持するのが難しいこと、③セリーグ6球団で出場回数は10回と巨人に次ぐ回数であるが、1stステージ突破が3回、2ndステージ突破が1回、勝率は13勝22敗の.371でセリーグ最下位であること、と短期決戦にはあまりいい成績が残せていないことなどが挙げられる。



もちろん、シーズンを通した防御率や勝率、勝利数は抜群にいいのがわかってはいるが、タイガースファンとしてはやはり気になってしまう。

それでは対戦相手がどこになるのか、どこが有利なのかという点だが、現在2位の広島は今シーズンの対戦成績が14勝8敗1分で勝率は.636と悪くない。特に大竹は6勝0敗防御率0.57と抜群の成績、伊藤将も2勝0敗防御率1.17と得意にしている。

他に村上2勝、西勇・青柳・才木各1勝などとなっている。3位のDeNAはシーズンの対戦成績が13勝11敗と5球団の中で最も悪い。投手別には青柳が5勝1敗、ほかには伊藤将が2勝、才木、大竹、西純矢が各1勝などとなっている。この比較に加え、最近のDeNA戦で牧にHRを浴びる回数も多いことから広島の方が有難いように思う。ただ、一昨年のような横浜の今永や広島の森下も特に苦手意識はないのでいずれがでてきても大丈夫とは思うが。

もちろん、今4位の巨人には対戦成績で18勝5敗1分と最もよい対戦成績ではあるが、先発投手の活躍が乏しく、1stステージまで行き着くのも中々厳しいのではないか。

とにかく短期決戦は投手力、守備力の良いチーム有利と言われている。ローテーションが確立している阪神にはかなりのアドバンテージはあるとは思うが、油断することなく、準備を行なってもらいたく、また、残りの消化試合で怪我をしないように期待したい。




リーグ優勝目前、更なる高みを目指せ〜阪神ファンのたわごと

2023-09-13 05:00:00 | 阪神タイガース
前回タイガースブログを書いたのが8月29日、対横浜戦に敗れて一旦マジックナンバーが消えた(その前のマジックは21)日であった。もともと、阪神は9月になると勢いが削がれ、他のチームが連勝することにより、順位を落とすことが従来は多かったため、前のブログにも書いたが、まだまだ心配なことが多くあった。



しかし、この予想をいい意味で裏切られ、ブログをアップした9月1日から9月10日まで阪神は負けておらず、8連勝。一方で2位の広島は阪神に喫した3連敗を含めて3勝6敗。このため、その間にマジックは16減って5になった。直接対決・甲子園最後の3連戦に村上・大竹・伊藤将が意地でも負けないというピッチングをしてくれたことは大きい。

今回の8連勝が凄いのが先発投手の投球イニング数。9月2日の青柳こそ5.2で降板してはいるが、8試合で平均7.2回と驚異の数字となっている。しかも全て先発投手に勝ち星がついているのである。

ここまで来ればさすがの悲観主義者の私でも優勝は確信できる。広島の成績(場合によってはDeNAも)にもよるが、一気に14日には決めて、その後のCSに備えたいところである。



もし、『アレ(優勝)したら』ということに話題は移りつつあるが、そうなった時の阪神タイガースのMVPは誰になるのであろうか。チーム全体を見れば『岡田監督』となるのだろうが、選手となると難しい。投手部門は10勝の投手(村上、大竹、伊藤将)となるし、クローザーは湯浅離脱の跡をよく埋めた岩崎となる。



野手部門は近本、中野の1.2番、決定打が多く、4番を任された大山あたりが候補だろう。この中なら1人を決めるのは至難の技であろう。

とはいえまだ優勝したわけではない。早く『アレ』を見せてもらいたいと望んでいる。(9月11日脱稿)