hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

船橋を歩く①〜船橋大神宮にお参りする

2021-11-30 05:00:00 | 日記
先日、都営荒川線を乗ってみたが、そのなかで『学習院下』という電停が気になった。というのも駅の名称には東西南北、上下の他に『◯◯前』『◯◯入口』というのは多いが、『◯◯下』という名前は鉄道駅にはあまりない。思い出してみると相武台下(小田急線)、正覚寺下(長崎電軌)、大神宮下(京成本線)、善光寺下(長野電鉄)などである。その中で今回は大神宮下駅にお邪魔した。



大神宮下駅は京成船橋駅の次、各駅停車しか停まらない。駅を降りると構内に駅の移り変わりとして昭和53年の写真が展示されていた。



改札口を出て左に行くともう駅名にある『船橋大神宮』の鳥居が見えてくる。船橋大神宮の正式名称は『延喜式内意富比神社』『意富比(おおひ)神社』という。神社の由来は社伝によると景行天皇40年、つまり日本武尊が東国平定を祈願したと伝えられていて、かなり古く由緒のある神社である。



境内の銀杏や紅葉は色づいていてその中を七五三祝いの親子連れが多数通る。まっすぐ行くと本殿である。



お参りした後右に曲がると大きな石碑があり、その上の標高27mのところに1880年に作られた灯明台(灯台)がある。1895年まで政府公認の民間灯台として機能していた。



光源は石油ランプに錫製の反射鏡を組み合わせた構造で光は11km先まで届いた。和洋折衷の珍しい構造物で県指定の有形民族文化財に指定されている。

そのお隣には常磐神社(祭神・日本武尊、徳川家康)。他にも外宮、天之御柱宮、八雲宮などの摂社、末社が境内に広がる。10月には江戸時代から続く奉納相撲が行われるなど地域の祭神として信仰されている。

七五三という事もあり、境内には露店も出ており、賑やかな神社であった。(以下、次回)




『都営荒川線電停からの散歩』⑥〜面影橋と早稲田終点

2021-11-29 05:00:00 | 日記
『都営荒川線電停からの散歩』その6。新庚申塚電停に戻る。新庚申塚にも別の庚申塚があるかと調べたがこれはない。



この電停は1927年に国道17号線新道が整備されたことに伴い、1929年に作られたものである。ここから250m歩くと都営三田線西巣鴨駅がある。

再び電車に乗って大塚駅前・向原などを通り、面影橋電停で下車する。『面影橋』とは何とロマンチックな駅名と思ったが、電停の前に神田川が流れ、ここに面影橋はある。面影橋は太田道灌の逸話にある『山吹の里』とされ、江戸時代は名所であった。



ただ、歌川広重の『高田姿見のはし俤の橋砂利場』という絵では『姿見の橋』と書かれていて、さらに北に向かう小川にかかる橋が俤橋(面影橋)となっている。



面影橋電停から終点早稲田に向かって歩く。並行して新目白通りが走っているが、これは1984年にできた道でそれ以前は早稲田電停から高戸橋までは道はなく、都電のみが走る専用軌道であった。



さらにこの先で高田馬場方面に行く分岐もあったのである。早稲田電停は終着となったのは1968年に15系統(高田馬場〜茅場町)が廃止となってからである。今は終着の電停としていい雰囲気を醸し出している。(以下、次回)






船橋屋で甘味を頂きました

2021-11-28 05:00:00 | グルメ
亀戸餃子を頂き、亀戸香取神社にお参りする。つい先日来た時より黄葉が進み、美しい眺めである。

ここまで来たならと亀戸天神社にも足を運ぶ。菊まつりが開催中、さらに七五三の親子もたくさん参拝に来ていた。

鳥居をくぐったところで左に少し歩くと船橋屋本店、久寿餅の老舗がある。実はくず餅には2種類あり、①草の根から採れる『葛粉』を材料にするもの、②小麦粉を使い、乳酸発酵させて白い固形を作るものがある。いずれもきな粉と黒蜜を掛けて食べるのだが、こちらのお店は後者。葛粉は一才使わないため『久寿餅』という表現を使っている。

店は広い間口で左側の列ではテイクアウト、右側の列は店内飲食の列となっているが、まだ2時半であったため、すぐに席を探すことができた。連れ合いがくず餅、私は白玉しるこを食べることにした。

席についてお茶を飲みながら待つが3時が近づき、徐々に来店客が増えていく。7、8分経った頃に注文の品が到着。

白玉しるこには白玉が6つ、あずきもたっぷり入っていてしっかり熱い。下手な箸で豆を食べるが予想通りお椀を持つ手も口の中もかなり熱い。しかしまったりとした甘さ、白玉もつるんとして美味い。舌を火傷しないように慎重に食べる。添えてある紫蘇の実が味が変わり有難いことこの上ない。



くず餅も少しご相伴に預かるが、作り立ては全く違う。いつも家に持ち帰って冷蔵庫に入れてしまうから固くてボソボソとなるのだろう。出来立てのくず餅はもっちり感があり、きな粉、黒蜜と相まって全く別物のように美味い。しっかりお茶を2杯おかわりをもらい完食するが、お腹はずっしり。昼食の餃子を少ない目にしておいてよかった。それにしてもなぜくず餅には箸ではなく、スプーンなのだろうか。

私は普段はあまり甘い物は積極的に食べないが、老舗の味、名物に美味い物ありであった。
船橋屋本店
江東区亀戸6ー26ー3
0336812784

『都営荒川線電停からの散歩』⑤〜庚申塚とお岩さんの墓

2021-11-27 05:00:00 | 日記
『都営荒川線電停からの散歩』その5。荒川車庫前から再び電車に乗る。王子駅前、飛鳥山などを経由して『庚申塚』電停で下車する。



以前から名前は知っていたが、庚申塚がどこにあるのかは知らなかった。電停の前の道を左へ、庚申塚商店街を行くと庚申塚交差点、その先な巣鴨地蔵通り商店街となっている。



これを渡ると左側に『猿田彦大神』と提灯に書かれた祠が出てくる。庚申信仰に基づく小さな神社で、板橋宿の一つ手前の立て場として大いに賑わった。



60日ごとの庚申の日には祭礼、春には大祭が行われて祭礼の日には木札や懐中札などが配布される。庚申の申は猿のことだが、ここの庚申塚は神を先導した猿田彦に結びつき、道案内の神として祀られている。
祠の横にはベンチもあり、高齢の参拝者は少しゆっくりする人も多い。

先程の道をまっすぐ行くと巣鴨地蔵に行くが、私は荒川線に沿って右に曲がる。少し歩くと国道17号線に出るが、ここに『新庚申塚』電停、さらにまっすぐ歩くとお岩通りと呼ばれる商店街になる。次の信号を左に曲がり、都電の踏切を越えると妙行寺、『お岩さん』の墓所がある。



中に入ると色々な供養碑、まずは魚河岸供養塔、さらに行くとうなぎ供養塔がある。



左に墓地があるが、その奥に浅野家(浅野内匠頭夫人)の墓所、裏には四谷怪談のお岩さんの墓所もある。

なぜ、お岩さんの墓がここにあるのかが疑問だったが、寺自体が明治42年に四谷からこの地に移転したためであった。この墓に塔婆を捧げ、熱心に祈れば願い事が成就すると信じられていて墓の周りには多数の塔婆が建てられていた。(以下、次回)




亀戸餃子本店(再訪)〜亀戸ランチグルメ

2021-11-26 05:00:00 | グルメ
先月、亀戸に行ったが、『亀戸焼きそば』に行ったため、『亀戸餃子』はスルー。しかし、やはり亀戸に来た限り餃子に行かなくてはと本日は連れ合いと共にリベンジ(?)に行く。

コロナの収束が進み、行動の制限が減って来たことから秋晴れの休日はとにかく人が多い。それは流石に遠出をしようという気にはならないが、暫く我慢していたことをやろうとすることかもしれない。

亀戸餃子に到着したのが12時ちょうど。土曜日ということもあり、既に行列は15人以上はいるが、今日は並ぶことにした。待つこと15分、意外な早く列が進み、カウンターに座る。飲み物を聞かれたのでビール大びんを注文、昼からのビールは美味い。何しろこの店は餃子と飲み物のみしかない。

すぐに餃子は到着、2皿はノルマである。皮が薄く、野菜中心のここの餃子はまさに健康食。醤油を辛子が付いてきたさらに入れ、酢を垂らしておく。一つ目は何も付けずに食べるが、適度に味付けはなされ、また、あっさりしていて美味い。



次いで辛子と醤油をつけて1つ、冷えたビールが美味い。周りを見るとコの字カウンターで酒を飲んでいないのは2人連れの女性1組のみ。隣のお兄さんは真っ赤な顔で老酒を飲んでいる。あっという間に一皿、餃子5つは軽い。



2皿目は辣油を入れて食べるが、味が変わりこちらもいい。相方は味が飽きたと2皿で終わらせたが、私は3皿目、4皿目に突入。ただ、相方の言うのも分かる気がして私も4皿で終了、食べれなくなったもんだなあと変な感心。そういえば2皿食べた後のもやしとニラの小鉢がでなくなっていた。でも土曜日だからか1人客も少なく、せいぜい5皿程度しか食べていない。

それにしてもメニューにある中国酒、一度飲んでみたいものである。ご馳走さま、回転が早いから並んでいても意外に早く順番が廻ります。
亀戸餃子
江東区亀戸5ー3ー4
0336818854

久我山歳時記⑩

2021-11-25 05:00:00 | 日記
『久我山歳時記』その10。今年は暖かい日が続き、気温の差が少ないため、紅葉が遅く、また直接茶葉になってしまうことが多い。

我が家のそばに蔦が塀に沿って生えている大きな家があるが、その葉の色づき方をしばらく追ってみた。

(10月16日)
まず最初の写メは10月16日、1〜2枚は少し色づいているが、殆どの葉はまだ緑色である。

(11月3日)
次の写メは11月3日、まだ緑の葉がある一方で黄色や赤色に色づいた葉が増えている。さらに右側の葉はかなりの部分が落ちてしまっている。



(11月23日)
最後が23日全ての葉が赤く紅葉、またさらに葉が落ちてしまっている。ただ、この辺りはひなたのためか、赤く色づいているが、別の蔦は茶色くなってしまっている。



散歩を続けるとズルカマラの赤い実を発見。ナス科の植物でやはりこの実も毒があるため鳥は食べないので残っている。ほかにも見事なナンテンの実も発見。



井の頭線の陸橋を越えたところに皇帝ダリアの咲く家があるが今年も見事な花を付けている。高圧鉄塔のすぐ脇に高さ3mはある茎、その先に薄紫色の花がたくさん咲いていて今が盛りである。

皇帝ダリアの増やし方は面白く、この竹のような茎を地面に植える方法を取る。

さらに線路沿いにはダイダイと思われる大きな木、それに数えられないほどの実がなっている。たわわに実った木を遠くから見るとブドウの実をひっくり返したようである。



我が家の背の低いハナミズキの紅葉も今が盛り。ただ、すぐに風に吹かれて裸になってしまうだろう。

もうすぐ紅葉も終わり、皇帝ダリアの花も枯れてまた寂しいシーズンとなってしまうのである。

八ツ手屋(5年ぶりの再訪)〜神田ランチグルメ

2021-11-24 05:00:00 | グルメ
神田小川町で昼を迎えた。この辺りはランチに向いた店がたくさんあるが、連れのR君は質も量も求めるタイプ。これをアッと言わせたくて神田司町にある『八ッ手屋』さんに連れて行った。

店は昭和レトロそのもののような店構えで天ぷら・天丼の専門店である。メニューはいくつかあるが、ゲソと玉ねぎのかき揚げが食べたくて天丼(中)800円の食券を購入、そのまま厨房に『天丼2丁』と声を掛ける。厨房からはひっきりなしに油の音が聞こえている。

おばさんはお茶と箸、漬物を持ってきてくれ、しばらく待つ。店には4人座れるテーブルが5つ、6人用が1つ、奥には小上がりもある。外から見ても時代がかっているが、それは中も変わらない。



しばらくして小さなお椀に入った素麺入りのすまし汁が到着、これは丼がすぐできる合図のようなものである。

まずは私のところに普通盛りが到着、蓋はないが、蓋が付けられない程のボリュームである。

R君の大盛りはすごい。ご飯が山のように盛られ、その上に海老天3つとかき揚げが何とかくっついているという感じである。ただ、どうして食べるのかを心配していると別皿が登場、ここに天ぷらを避難して食べるのである。100円高いけど、海老天も1つ多いのは素晴らしい。

大盛〜100円増し、海老天増量

まずは一口ご飯と行きたいところだが、こちらも天ぷらが落ちそうになるため、海老天から食べる。揚げたての胡麻油風味たっぷり、しかも旨い丼ツユをくぐり抜けた海老天がまずいはずがない。いや、これは旨い、しかも5年前と全く変わっていない。天ぷらがあった位置の下のご飯を掻き込む、このタレは抜群で色は濃いが味はちょうどよい。

強いて言えばやや甘めなのである。
次はかき揚げ、中には玉ねぎとイカゲソが細かくされたものが入っている。よくかき揚げを食べると外はサクサクだが、中がベタッとしていることがあるが、こちらのかき揚げは全部パリパリサクサク、やはり技術が違うのだろう。中に入っている玉ねぎも甘くなっていてこの天ぷらも美味い。

そして最後の海老天、もちろん美味しくいただき、沢庵を齧り、お椀で締めた。店内はオッさんばかりかと思ったが中年女性も来店、フロアの奥さんが気さくで実に気分の良い店である。ご馳走さまでした。もちろん。Rくんが大盛を平らげたのはいうまでもない。

八ツ手屋
千代田区神田司町2ー16
0332566630

久我山歳時記⑨〜秋には実のなる木を見に行く

2021-11-23 05:00:00 | 日記
『久我山歳時記』その9。季節も秋から冬になりつつある。気がつけば立冬も過ぎてしまっている。この時期、庭の植物の植え替えの時期で日日草やアサガオ、ポーチュラカと言った植物は花も咲かなくなり、秋から冬の花であるパンジー、ビオラ、プリムラジュリアン、スノードロップなどが新たに植えられていく。


ハナミズキ

また、花と共に秋は色々な木に実がなる季節、柿や栗もそうだが、長く実をつけるものもある。久我山でよく見かけるようになったのはハナミズキ。春にはピンクや白の花を付けるが、秋には赤い実が目を楽しませてくれる。




ソヨゴ

他にも実を付けるのはソヨゴ(冬青)やクロガネモチ、ナンテンなどがある。ソヨゴは常緑樹で名前の由来は風に戦(そよ)いで葉っぱが特徴ある音を立てることから来ており、『戦』と表記される。また、冬青とは常緑樹一般を指す言葉でこれを区別するために『具柄冬青』とも表記される。赤い実がポツンポツン実がさくらんぼのように果柄の先につく様が面白い。



クロガネモチ

一方、クロガネモチは纏って実を付ける。あまり知られていないが、雌雄異株のため、雌株しか実はならない。また、11月頃には真っ赤に実るが春まで残ることが多い。

ナンテン

ナンテンは始めは黄色くなっていた実がだんだん赤くなって行く。実の特徴は木のてっぺん近くにたくさん付ける。葉も紅葉していくので全体の姿も美しい。南天のど飴を聞いたことがあるかもしれないが、ナンテニンという成分が入っていてこれが気管の筋肉を弛緩させる作用があるためだが、ナンテンは毒性も併せ持つため、容量に注意しなければならない。因みに縁起が良い木とされているのは『難を転じる』に通じるためで鬼門に植えるとよい植物と言われている。




ピラカンサ

また、鉢植えなのに沢山の黄色や赤の実を付けるのはピラカンサ、よくこの小さな木にこれだけ実がなるのかと感心するほど。この実を食べた鳥が子孫を遠くまで運んでもらえるようにたくさん実をつけるのだろうか。

ウキツリボク

最後に赤い実のようにみえて花(萼)なのはウキツリボク。赤く見えるのは萼でそこから黄色く覗くのが花弁、萼のために長く楽しむことができる。中々萎れない花、例えばアジサイなどは花弁のように見える萼を愛でているのである。

秋は紅葉が美しいが、木になる実を探してみるのも楽しいものである。

二の酉に行く

2021-11-22 05:00:00 | 日記
今年の酉の市だが、11月9日が一の酉、11月21日が二の酉である。11月に入って最初の酉のつく日が一の酉となる。6日までに一の酉がある年は三の酉まであるし、7日以降の場合には二の酉までしかない。確率的には2分の1である。よく『三の酉がある年は火事が多い』という説はあまりあてにならない。

昨年が、三の酉まであったからかはわからないが、武蔵野八幡宮は昼から大変な人。神社に参拝する人の列は昨年よりはかなり長かった。



私が神社に到着したのは1時過ぎ、神社の参道には左側に熊手を売る店が3軒、ミニ熊手を売る店が1軒並んでいる。反対側には綿菓子やたこ焼き、団子を商う店が並んでいた。



ちょうどお囃子が始まり、さらに大きな熊手を買った人に柏手を打つがこちらも大きな声が上がり賑やかである。

行列に並ぶとやる事がないが、人によってお祈りする時間が随分違う。私の2人前に並んだ人は5分以上も何か願っていたのである。



よく、景気が悪くなると参拝者が増えるというが、コロナ禍こそ神頼みをしたくなるのではないか。

参拝した後、神社の熊手を授けて、古いお札を納めた。帰り道は並んでいる熊手を見る。来年の干支の虎の置物を嵌め込んだ熊手を数多く見つけた。


家に帰り、先程まで古いお札があった場所に新しいお札を貼り、家内安全を祈った。去年も暖かかったが、さらに今年は暖かい酉の市であった。




しゃにむに〜浅草橋ランチグルメ

2021-11-21 05:00:00 | グルメ
浅草橋駅近くには蕎麦屋が多い。都営線の駅の中にも立ち食い蕎麦はあるが、ガード下にも2軒ほど、いずれもかなり渋目の店である。その少し先にはガード下の店舗を再開発したような店が数軒、手前から蕎麦屋、ラーメン屋、寿司屋、和食屋、トンカツ屋と並んでいる。



今回は一番手前のお蕎麦屋さんにお邪魔した。店の名前は『蕎麦和酒 しゃにむに』と心意気の伝わるようなお店である。たぶん夜は居酒屋がメインとなるような造りである。



1階に厨房とテーブルが2つ、1つは窓に向いて、もう1つは6人くらいがかけられる大テーブル。2階は行ってないから分からないが4人席が複数あるようである。

メニューは一般的なものが多いが、その中でニラ玉蕎麦が人気がある。ただ、私は平凡に肉なんばん(780円)をお願いした。この店は蕎麦、うどん、きしめんが同じ料金で食べれるようだが、私は蕎麦にした。

待つこと5分、肉なんばん登場。大きめの器にたっぷりの豚バラ肉とネギが乗っていて、この店のネギは薄い笹打ちである。
予想通りツユは大変熱いのでまずは麺から。いわゆる二八そばで喉越しが良い。豚バラ肉はさっぱりした味付け、ネギと食べると大変に美味い。これだけで酒のあてになりそうである。

ここでようやくツユを飲む。コクがあってやや濃い目の味が堪らない。豚の脂が溶け出していて一気に身体が温かくなる。これからの季節には向いている。

向かいに座ったおじさんが注文したニラ玉蕎麦も到着。麺の上には緑のニラと黄色の玉子がはえてこれもうまそうであった。次々と二階には人が入っていき、店も賑やかになってきたのである。



しゃにむに
台東区浅草橋1ー16ー7
05052653553