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hokutoのきまぐれ散歩

ブログも13年目。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。はてなブログにも投稿を始めました。

神代植物公園のツツジは素晴らしい

2025-04-30 05:00:00 | 日記
^_^
『元三大師像』にお参りし、深大寺そばを頂いた後、神代植物公園に向かう。途中には水車小屋やそば観音、滝などがあり、坂を上ると深大寺門が出てくる。

神代植物公園は1961年に開園した都立植物園である。あまり歳を取ることに喜びも感じなくなったが、65歳以上になると入場料は250円と安くなる。入口で特に身分証などが求められることはないため、『65歳となる生年(例えば昭和33年、戌年など』を覚えていれば安く入場できることを最近知った。



園内に入るといつの間にか樹木の葉が若葉から青葉に変わっていることに気づく。春に咲いたたんぽぽが綿毛となって風が吹くのを待っている風景に遭遇する。



その数はとても数えられるようなものではない。ある小学校の調べによると一つの花から275個の種子が取れるとのことなので例えば100個の花らタネが飛ぶと27500個、それが風に乗って蒔かれるのだから、どれだけの数のたんぽぽが増えるのだろうか、などと考えてしまった。



バラ園に到着、やはり4月のうちは殆どのバラは開花していない。たまに花壇に咲いているバラの花もいいが、広大な敷地を一つずつ見て回る気もなく、藤棚の方に行く。







フジの花は今が盛りで紫色の花がブドウの房のように咲き乱れている。種類によって房の長さが違うようで『紫美短藤』はその名の通り花が短くまとまって咲く。白いフジもあってじっと観ていたが蜜を求める蜂や虻が多かった。







シャクナゲ園は白やピンク、赤などさまざまな色の花が咲き乱れて美しい。私のような素人には『シャクナゲ』『ボタン』『シャクヤク』の区別がなかなか付かないが、花をよく観るとツツジの花がぐるりと輪のように咲いているのがシャクナゲであることは理解した。





正門の方に歩くとツツジ園となる。美しく刈り込んだ木にさまざまな品種が花をつけ、一面に白やピンク、薄紫など様々な色の花が並ぶ。近年、1.5mほど高い展望台が設けられ、僅かな高さを上るだけだが、ドローンを使ったように眺めはいい。



少し戻るように歩くとボタン・シャクヤク園、ボタン(牡丹)の花を見ているといかにも中国風で艶やかだが、花もかなり大きくくどい感じもする。赤紫や黄色の大きな花を美しく咲かせていた。シャクヤクは数株が花を付けていたが、5月連休あたりには開花する花が多いのだろう。







正門近くでは山野草展が開催中。美しいが儚げな花が鉢に植えられている。私はオダマキやチシマリンドウのような紫色の花が好きだが、可憐に咲いていた。



野草のコーナーにはシャガやキエビネ、ホウチャクソウなどが大木の下草として咲いている。

(ホウチャクソウ)

(シャガ)
(キエビネ)
シダレザクラの先はユリノキのような巨木、近くには遠くからハンカチを振っているように見えるハンカチノキが大きな白い苞葉を揺らせていた。中国産で珍しいことから『植物界のパンダ』の異名がある。

(ハンカチノキ)





下を見ながら歩くとスズランが白い可愛らしい花を付けている。近づくと良い香り、我が家にも咲いているが、愛らしい花である。



その先にはもみじ園、うめ園などがある。まだ、収穫には早いが青梅の子供たちを確認した。神代植物公園は歩いているとあっという間に5000歩は歩くことができる散歩には持ってこいの場所である。しかもこの時期は様々な花が咲いていて目も楽しませてくれる。

栄楽〜箱崎町ランチグルメ

2025-04-29 05:00:00 | グルメ
なぜか箱崎町付近にカツ丼の名店が3店も揃っている。先日お邪魔した『カツ丼は人を幸せにする』、普通のお蕎麦屋さんだがカツ丼が有名な『ときわ』、そして今回お邪魔した『栄楽』である。

(ときわ)

『ときわ』が蕎麦屋さんなら、この店は本来は町中華、カツ丼・カツカレー以外にもタンメンや焼きそばなどのメニューが豊富。ただ、なかなか行きつかなかったのは営業日が不定期だからである。

(カツ丼は人を幸せにする)

とはいえ、店主が気ままにやっているわけではなく、ちゃんと休業日はFacebookに乗っていて(洋食中華 箱崎栄楽)、4月は土日は必ず休み、さらにだいたい火木が休み、ただ、23日は休みで24日はやっているのである。これを見ていかないと行ってもお休みということ。

店は箱崎シティエアターミナルから徒歩3分、半蔵門線水天宮前駅から隅田川寄りに1本歩き、左に曲がると右手に見えてくる地味なお店、ただ、ちゃんと看板はある。

店は1、2階あるが、1階で入れない時に2階に入れているようである。11時半に行くとほぼ満席、カウンターに何とか座り、オーダーをする。



カツカレー(1300円)も旨そうだが、カツ丼(1100円)、さらに目の前にあったシウマイ2個(200円)を注文。入口に昼間は混んでいるので時間がかかりますと注意書きもある。



カウンター内では女性が2人、忙しそうに働いている。というのもメニューの種類が多く、みんな好き勝手に頼む。醤油ラーメン、タンメン、カレーライス、焼きそば、堅焼きそば、それも塩味と甘酢味、さらに野菜炒めライスといったところ。これを1人が紙に鉛筆で書いて、上から一つずつこなして行く。



注意書き通り、カツ丼が到着したのは15分後、ただ、順番通りなので問題はない。カツ丼、おしんこ、スープ(ラーメンスープ)と追加で頼んだシウマイ2個。

まずは味自慢のシウマイから。常温ではあるが、しっかりと味がついていて私は辛子のみで頂く。2階のお客さんはこれでビールを飲んでいるようだが、絶対つまみにいい。

カツ丼に取り掛かる。ご飯もアタマも熱々で丼が持ち上げられないほど。丼いっぱいに卵とじのカツが乗り、これを頂く。味付けはどちらかというと薄味、美味いがご飯も熱く舌を火傷しそうである。食べ進めるがご飯もしっかり入っていて量も充分、一点残念なのはご飯が炊き立てだからか、衣のつけ方が悪いのか、衣が剥がれやすいこと。

美味かったのはおしんこ、白菜漬けだが塩加減もよく実にうまい。かつて行ったことのある茅場町の『鳥徳』の白菜漬けに匹敵する旨さであった。スープもうまい、ラーメンも食べたくなるほどである。

店の方も感じがよく、混雑してかなり待たされても文句を言う人はいないが、これも人柄であろう。時間がある方は休日を確認してから行ってください。ご馳走さまでした。

栄楽
中央区日本橋箱崎町33-5


深大寺大開帳に行き、元三大師像を拝みました。

2025-04-28 05:00:00 | 日記
いよいよGWがスタートした4月26日は古刹・深大寺において元三大師像の大開帳のスタートでもある。



元三大師とは912年生まれの興福寺再興で知られた大僧正であり、比叡山を建て直した中興の祖と言われる偉い僧侶である。名前は良源、慈恵大師とも呼ばれている。深大寺の秘仏として元三大師像が伝わっており、普通は50年に一度大開帳の折にお姿を拝むことができる。江戸時代以来の本格終了が完了し、これを記念して特別の大開帳となったもの。



(2009年中開帳)

(深沙大王堂)

実は大開帳の間に中開帳(なかがいちょう)が25年ごとに行われ、2009年11月に私も元三大師像を拝んだことがあるのだが、今回は6月2日まで1ヶ月強の期間公開される。

朝9時50分に家を出て10時過ぎに到着、深大寺乾門から境内に入ったのだが、熱心な参拝客が列をなしている。





元三大師堂から開山堂までの上り坂いっぱいに並んでいてその後に並ぶ。階段に並ぶので足の悪いお年寄りにはハードである。列はそれほど掛からず、20分ほど待つと事務所があり、ここで1人1000円の拝観料を支払い、5〜8人ずつ元三大師堂に入って行く。



お堂に入ると暗い中で護摩が焚かれ、太鼓を打ち鳴らしながら読経が続く。目が慣れてくると目の前に2mを超える大きな元三大師像が現れ、厳しい目で睨んでいる。1組5〜8名位が像のすぐ前まで進み、厄払いの読経をありがたくいただく。3組ほど入れるので御像もゆっくり観ることができる。

像は鎌倉時代と言われ、黒光りする大きな像は当時源頼朝の弟範頼の次男範円が深大寺の住僧,三男の源昭は深大寺別当であったことから国家レベルで作られたものと推測されている。

我々の番になり、手を合わせながら身におこる災厄払いを念じた。滅多にお目にかかれない御像と縁を繋げたように思った。



(ナンジャモンジャの木)

お堂を出てこの時期のみの御朱印とお守りを頂くことも忘れず、さらにご本堂、深沙大王堂にもお参りをした。



釈迦堂は国宝・釈迦如来像は展覧会に出陳のためお留守。鎌倉時代の磬(けい)という仏具が置かれていた。青銅製の木魚のように読経に際し鳴らされるもので深大寺に伝わる時代がわかるものでは最も古く1267年の銘がある。





お参りをしたら必ず伺うお蕎麦屋さん『大師茶屋』に着いたのが11時40分、やはり席はかなり埋まってはいたが、座敷に空きがあった。



いつものように味噌おでんとたぬきそば、ざるそばを連れと2人で分けながら美味しく頂きました。ご馳走さまでした。(以下、次回)

春の房総ドライブ④〜九十九里浜を走る

2025-04-27 05:00:00 | 旅行
房総の旅の1泊目は『絶景の宿 犬吠埼ホテル』に宿泊。かなり年季の入った建物ではあるが、内装は手が入れてあり、部屋も広く綺麗であった。




食事は汐彩という部屋で頂いたが、刺身はさすがの4点盛り(シイラ、鰹、キンメダイ、マグロ)、特にキンメダイの身は甘く、カららツオの鮮度には驚いた。鮭メインの鍋は魚というより、地場産の野菜の甘みで汁は絶品。





アワビの蒸し焼きはその身の柔かさと旨さに鮑とはこんなに美味かったのかと再認識させられた。
酒は色々な種類が置いてあったが、気に入ったのは山武郡で造られた『梅一輪』、辛くスッキリした味は魚との相性が良かった。



翌朝はお約束通り『温泉宿の楽しみ』である朝風呂に浸かることからスタート。幸い雨は昨晩のうちに止み、曇りながら露天風呂を楽しむこともできた。風呂の後、屋上から外を眺めると目の前に犬吠埼灯台が見える。昨日訪れた『地球が丸く見える丘展望台』とは一味違う風景を見ることができた。

宿は8時にスタート、この日は九十九里浜をひたすら走る予定。屏風ヶ浦から旭市までは前日も走った銚子ドーバーラインを走り、国道126号線に入り、『道の駅季楽里あさひ』のところを海に向かい、海岸沿いの道を走る。蓮沼海水浴場などの横を走り、九十九里ビーチラインに入る手前に『海の駅九十九里』を発見した。





道の駅ブームが高じて『森の駅』『酒の駅』など〇〇の駅が色々とできてきたが、こちらの海の駅は地元九十九里町が運営する施設。イワシの群れが泳ぐ水槽や昔の漁船・漁具の展示、海産物やお土産の販売、レストランなどを行なっている。

駐車場に戻ろうとすると青いポストを発見。丸型の懐かしいポストだが、平成28年に設置されたもので郵便物を投函すると集配してくれる。何とも珍しいポストだが、背景の海によく似合っていた。

九十九里ビーチライン(有料道路)を使い、上総一ノ宮まで行く。さらに国道128号線(房総横断道路)を走り、いすみ市(大原)まで行く。そこからは海を目指し、午前11時に関東三十六不動35番札所の波切不動尊に到着した。(以下次回)


登り調子で巨人戦、しかし気になること〜阪神ファンの戯言

2025-04-26 05:00:00 | 阪神タイガース
今年の阪神タイガースはスタートこそモタモタしたものの、現状(4月24日ゲーム終了時)の成績は12勝8敗1分、勝率6割で2位とよくなってきた。

足元の3試合を振り返る。22日の試合は前試合の対広島戦勢いそのままに4番佐藤輝明が2塁打を含む活躍、さらに近本のホームランもあり、一度も追いつかれることなく、勝利した。



23日の試合はDeNAに常に同点打を打たれるが、最後は延長10回の大山決勝HRで勝利した。24日はDeNAに初回冨田がつかまり、2点先行されるも直後の2回に1死1.3塁のチャンスで坂本の内野ゴロの間に1点返し、7回には近本、中野のコンビで同点に追いつくと3番森下の2ランで逆転勝ちとなった。



もちろん打点の付いたクリーンアップの活躍も大きいが、トップバッターの近本が13打数7安打1HR、2番中野が15打数7安打とチャンスメークが間違いなく得点に繋がっている。



ただ、あくまで打線は水もの、では投手はというと開幕時は(村上、冨田、門別)(才木、ビーズリー、デュプランティエ)と回してきたが、ビーズリーがあまり調子が上がらない(とはいえ先発した試合は1勝1敗1分)ために先発を西勇輝に交代したが、敗戦。藤川監督の信頼は獲得できず、20日のカープ戦はルーキーの伊原にすると中継ぎの起用同様に好投、勝利した。ただ、大きく変わったのはここだけで常に3連戦の頭は村上・才木の両エースを使って取りに来ることは変わっていない。



リリーフは石井、桐敷、岩崎に加え、地味ながらしっかり抑える岡留・及川、24日に久しぶりに勝ち投手となった岩貞、途中から登場した漆原、そして昨日一軍昇格した湯浅と充実していて二軍落ちしたゲラ以外は最近殆ど失点していないのである。つまり、投打のバランスが素晴らしく取れている。

ここで25日からの甲子園の対巨人3連戦となる。巨人は前の3連戦で調子の良い山﨑伊織と井上を使っているため、たぶん先発は赤星・石川の順番で最後の試合は戸郷かグリフィン、あるいはセットアップの船迫などが考えられる。巨人打線は3番吉川・4番岡本が絶好調でかなり手強いが、もちろん阪神にも勝機は充分ある。


それならば不安要素はないのかというと、私が気にしているのはホームゲームの勝率である。ここまでの12勝のうち3連勝を2回、これは東京ドームの巨人戦と横浜スタジアムのDeNA戦で記録している。さらに調べるとビジターでは11勝2敗で勝率は.846、しかしホームでは2勝5敗1分で勝率.285と酷い。


ここは日本一の応援がある甲子園で強い阪神のイメージを取り返すべく、是非この3連戦は頑張って欲しいところである。(4月25日12時脱稿)


春の房総ドライブ③〜犬吠埼からは地球が丸く見える?

2025-04-25 05:00:00 | 旅行
成田山新勝寺にお参りの後は銚子に向かう。途中、高速道路がないため、主に国道126号線を走り、旭市にある道の駅『季楽里あさひ』で一休み。のんびりした農業系の道の駅でコーヒーを飲み、屏風ヶ浦を目指す。





屏風ヶ浦は約10kmにわたり断崖絶壁が続く異様な風景からイギリスとフランスの間にあるドーバー海峡に似ていることから『東洋のドーバー』と名付けられている。銚子マリーナの駐車場に駐め、海岸線を草に足を取られながら歩いて行く。 





この日は風がないため、海は静かで助かったが、断崖には横縞があり、途中大きく侵食された箇所もあった。しかし、変化が少なく、歩いただけで車に戻る。





『地球が丸く見える丘』に向かう。駐車場の隣に旧銚子市立高神小学校旧校舎跡が公園となっていて桜やリナリア(ヒメキンギョソウ)など数々の花が咲き乱れて美しい。





さらに登り、資料館に入る。愛宕山(73.6m)に位置し、ほぼ周囲全てに海があるという風景が臨める展望台がある。





資料館に入った時は信じていなかったが、いざ最上階から眺めると360度のパノラマはもちろん、突き出た岬にあるため全ての方角が確かに海、地球が丸いことを感じることができる。

一階には『ヒゲタ』『ヤマサ』『タカラ』という大手醤油メーカーの商品を紹介するコーナーもあり、なかなか面白かった。
ここまでくればと銚子電鉄外川駅に行く。





外川駅は岬の最南端に近い漁港の入口にある。2度ほど行ったが、駅は私が到着した時は無人駅となっていた。しかも以前お邪魔した際に乗ったはずのデハ801という車両が留置してある。中に入るのが危険となったため、中には入れなかったが、見ることができた。



外川駅は1923年に銚子電鉄開業とともに開設され、修復は行われてはいるが、外装は開業時から変わらない何とも懐かしい駅舎。久しぶりに再会し、嬉しくなった。





1625に外川行が偶然に到着。車両は昨年3月よりやってきた旧南海電車2200系(銚子電鉄22000系)であった。中を見ると吊り革が魚だったり、シートの模様が魚群だったりと楽しめる車両に改装してあった。(以下、次回)

ふじの家〜神田ランチグルメ

2025-04-24 05:00:00 | グルメ
昭和通りを歩いているとほぼビルの入口に『そば』の文字。小さく『ふじの家』と添えて書いてあるが、このビルの地下にお蕎麦屋さんがある。知らなければそのまま行き過ぎてしまいそうになるお店である。

ビルのエントランスにはショーウィンドウ、中に蕎麦のサンプルが並んでいる。地下1階まで階段をぐるぐる回るとドアがあり、暖簾が掛かっている。

(謎のオブジェ)


店内はL字になっていて奥は広い。簡素な机に何となく区役所の食堂のイメージ。値段の付け方も独特でセットにすると例えばAセットはもりそば(650円)+かき揚げ丼(この日は海老天丼なので1050円)は1700円なのに950円、カレーセットももりまたはたぬきそば(650〜700円)+カレーライス(850円)は1500〜1550円なのに950円と極めて安い。このため、殆どの人がセットメニューを頼むのである。



私は前回Bセット(かき揚げ丼ときつねそばのセット)にしたので今回はカレーセットにした。待つこと5分、まずはカレーライスが到着。丼にたっぷりのルーが掛かり、福神漬も添えてある。丼のため、ご飯も量はしっかり入っている。

少し待つとたぬきそばも到着、揚げ玉以外にちくわ2切れ、小松菜が添えてある。揃ったところで食べ始める。



まずはたぬきそば、麺はたっぷり入っている。ネギは別皿で提供される。たぶん茹で麺とは思われるが喉越しは良い。鰹節で取ったツユもまずまず、思ったよりお腹が膨れる。

途中でカレーライスを食べる。豚肉の薄切りと玉ねぎの入ったオーソドクスないわゆるお蕎麦屋さんカレー。小学校の給食から食べている懐かしいうどん粉カレーだが、かなり辛味もあり、美味い。まずはカレーライスから完食。

いわゆるごく普通のランチセットだが、カレーも蕎麦もミニというほど少量ではなく、それぞれの丼にいっぱい入っているため、何となく二つのメニューをフルで食べた満腹感。周りを見てもおじさんと若い男性ばかり。お腹いっぱいになりました。ご馳走さまでした。なお、居酒屋メニューも揃ってはいるが、閉店が19時なのでなかなか使いにくいのが残念。

ふじの家
千代田区神田東松下町10ー2
0332586860

『関東三十六不動尊巡り』㉕〜第36番札所成田山新勝寺

2025-04-23 05:00:00 | 霊場巡り
『関東三十六不動尊巡り』㉕、第36番札所成田山新勝寺にお参りする。本来であれば一番最後の結願の時にお参りしたかったのだが、多少遠いこともあり、今回の旅行で訪れた。



お参りに行く前にまずは腹ごしらえ、参道の駿河屋さんで美味い鰻重を頂き、すぐそばにある総門をくぐり、境内に入る。新勝寺に初めて来たわけではないので多少知って入るが、とにかく全てのサイズが大きいのが特色。



総門の隣には大きな石で『成田山金剛王院新勝寺』という石碑もある。



中に入ると右手に鐘楼や参籠堂など多くの建物がある。石段を登ると仁王門、『魚がし』の大きな提灯が印象的である。

橋を渡るが、真ん中に置かれている石はどう見ても亀に見える。これはガイドブックにはなかった。



登り終えると広々としたところに出て,右手に江戸時代に造られた三重塔が見えてくる。案内所もあるため、ここで『三十六不動尊』の朱印の場所を聞くが、一番奥まで行き聞いてほしいと言われた。



その前にまずは大本堂にお参りをして、ここでも御朱印を頂く。その納経所を聞くだけでかなりの距離を歩かねばならず、やはり人の少ない平日にお参りに来るべきである。



西翼殿の前を通り、お隣の釈迦堂(重文)にお参りする。これは1968年に大本堂が造られるより前の本堂の建物で1858年に建てられたもの。



周囲には『五百羅漢』『二十四孝』の彫刻が施され、よく見ると面白い。中には釈迦三尊像が祀られていた。



階段を上がると額堂、これは歌舞伎の市川団十郎が江戸時代に寄進したもので重文に指定されている。見事な枝垂れ桜が満開、皆写メを撮っていた。





愛染明王が祀られている光明堂、薬師如来が祀られている醫王堂にもお参りしてだんだん賽銭用の小銭が減っていく。

階段を登り、大きな建物があるが、これが平和大塔。新しいが、立派な建物でどこから入るか悩む。2階にあがり、大きな不動明王と脇侍に手を合わせる。



しかし、中にはは入れず階段を降りて1階から中に入る。受付に人がいて御朱印受付とあるが、ここではなさそうと勝手に考えて建物の階段を登る。ぐるぐると螺旋階段を登るが、檀家が納めた小さな仏像が並ぶエリアになってしまう。これ以上行っても無理と引き返し、入口の人に聞くと御朱印はここだった。



お参りを終えて釈迦堂の横を通り、おみくじの自販機の横にあるエレベーターで1階に行く。すると総門の横に出て参道までは意外に近かった。とにかく広く、お参りするところの多い成田山新勝寺、時間はゆっくり取ってお参りすることが必須です。


成田で鰻重ならは駿河屋〜成田市ランチグルメ

2025-04-22 05:00:00 | グルメ
今も昔も旅の楽しみの一つが『名物を食べること』であることは変わらない。成田山新勝寺にお参りすることは江戸っ子の念願の一つであった。養殖ウナギのいない当時であっても印旛沼で豊富に取れたウナギを食べ、長い旅の疲れを取るというスタイルが受け、いっそう成田詣が盛んになった。

成田山新勝寺の参道には鰻屋が軒を連ねるが、その中でも老舗と言われるのが、『川豊』と『駿河屋』である。

(川豊)

今回お邪魔したのは新勝寺総門の並びにある駿河屋さん。入口では鰻を割き、串に刺し、白焼を焼くという光景を目にできる。
この店を選んだのは駐車場のおじさんに『鰻屋なら駿河屋だよ』と言われたのが決め手となった。



入口を入ると左手に椅子席が並んでいるが、いくら平日とはいえ12時台は満席、2階の座敷に向かう。こちらは大広間を幾つかに仕切ってあり、テーブルがたくさん並んでいるが、我々もその一つに座る。



駿河屋の創業はわからないが元は旅籠で1798年にはもうあった記録がある。屋号は初代が静岡県出身のためであり、前後今の料理屋に転換した。



注文は鰻の種類もうな重(4015円)、特上うな重(1.5匹、5610円)、特選うな重(いかだ2匹、6600円)とあるが、あまり沢山も食べられないと相方も私もうな重にした。



広いお座敷も8割方埋まっているが、仕事中のネクタイをした人や作業着を着た人も多い。私たちのお隣さんはすぐに瓶ビールとおしんこを頼んで美味そうに飲んでいる。気がつくと2本目に突入したあたりで鰻重が到着、このような楽しげない人も多い。



10分ほどして我々のうな重も到着、蒲焼がまるまる1匹分乗っている。蓋を開けた途端に美味そうな香りが漂う。山椒をかけてまずは一口、ふんわり溶けそうな柔らかさ、タレは甘みより醤油の美味さを感じるさっぱりとした味。

もちろん、塩辛い訳ではなく、コクもある。なかなか表現できないのだが、継ぎ足し使ってきた老舗のタレである。

それなりにご飯の量はあり(銀座の某店のように1cmくらいしかご飯が入っていないということはない)、食べ応えあり。ただ、美味くてついついかき込んでしまうほど。待つ時間の割には食べ終わるのが早い。

よく、鰻屋の漬物は美味いというが、確かにその通り、糠漬けの大根、にんじん、きゅうりそのものの旨みがある。

肝吸いも大きな肝とミツバ、麩が入っており、あっさりとした中に存在感のある肝が美味しかった。いや、噂に違わぬ美味さに紹介してくれた駐車場のおじさんには感謝である。ご馳走さまでした。

駿河屋
成田市仲町359
0476221133

春の房総ドライブ②〜龍角寺古墳群と岩屋古墳

2025-04-21 05:00:00 | 古墳
 資料館を見た後、外に出るといい具合に雨も止み、古墳巡りに移る。とはいえ、古墳は約120基もあり、それぞれに番号がふってあるが、とても全部は見れないのでしばらく車道を歩き、資料館に隣接する古墳を一つずつ見ながら歩く。小ぶりの円墳と前方後円墳が多い。



古代の墓地を歩くのだが、墳墓の上に桜が植っていて所々から花びらがはらはら散っていて美しい。



春になったばかりの公園には蕨やぜんまいが顔を出し、足元を見るとザゼンソウやスミレが咲いている。





その中で丈の低いボケの花を見つけて珍しがったが、散歩をしていた人に『これはクサボケという草よ』と教えてもらう。





ぐるりと周り、古墳広場に出ると辺りが開け、大きな前方後円墳の周りに満開の桜が咲き美しい。



車に乗り、数分のところに移動する。この公園は古墳だけではなく、旧学習院初等科正堂の建物が移築されている。



1899年に東京都新宿区四谷に作られたもので、その後1936年に千葉県遠山村の小学校講堂として移築、さらに1973年に成田市から寄贈された。外見は西洋建築ではあるが、日本の伝統的木造技術が用いられて作られていて千葉県重要文化財に指定されている。堂々とした建物だが、金具などをよく見ると装飾が施されていてさすが学習院と感心する。



少し歩くと先程模型を見た岩屋古墳(龍角寺105号墳)がある。他の古墳と違い、規模の大きな方墳。一辺が78m、高さが13.2mあり、7世紀前半の古墳時代最末期といわれている。



日本では奈良県橿原市の桝山古墳に次ぐ第2位の規模で石室は2つ並ぶが、いずれも開いた時期が古く、副葬品などは失われていた。



石室の入口から中を見渡せるが、天井に向かって細くなる造りで、石には化石の混じった砂岩が使われていた。
近くにはもう少し古い前方後円墳(龍角寺104号墳)の石室跡があり、この墳墓を避けて岩屋古墳が作られたようである。

他にも『房総のむら』と名付けられた江戸時代の商家や安房の農家などが並ぶエリアもあるが、時間もないことから成田山新勝寺に向かった。(以下次回)