放菴日記抄(ブログ)

これまでの放菴特集・日記抄から「日記」を独立。
流動的な日常のあれこれを書き綴ります。

<ジェリクル舞踏会への想い>2

2007年04月22日 10時47分05秒 | 観劇日記
 昨日(4/21)、五反田にある劇団四季キャッツシアターへ行ってきました。次男(4歳)の手を引いて。

 ずいぶん歩きましたねー。天気良かったから幸いだったけど。

 席はなんと前から4番目。アリーナのさらに前、いわゆる「CATSのS回転シート」というやつ。
 ホントに間近に猫たちを見ることができ、それどころか、猫たちの動く振動までも逐一お尻に伝わってくる席でした。あの回転するステージと一体構造だからね、S回転シートは。

 まあ、観劇日記はいつかゆっくりと。それよりも、感激だったのは、シラバブとグリザベラの掛け合いの絶妙さ! 老いて嫌われた娼婦猫グリザベラと生まれたばかりで娼婦猫に近寄ることも許されないシラバブが、舞台の両端から少しずつ共鳴しあい、そして名曲「メモリー」では、シラバブの透き通るような美声と、グリザベラの老いてなお枯れない唱婦(娼婦)魂が最高の天上詩を紡いでゆく。
 歌の最後に、シラバブがうつむきながらそっとグリザベラの手を引く。
 「・・・いかないでよ。」
 「・・・・・・。」
 そのとき、だれもが年老いた娼婦猫を真っ直ぐに見つめ、「ジェリクル」の本当の意味を再認識する。何度観てもまぶたが熱くなる瞬間。
 来てよかった・・・。

 カーテンコールで、マキャベティとマンゴジェリーが細かい駆け合いをしていました。けっこう仲良しさん。
 あ、そうそう。握手はボンバルリーナの姐さんでした。青木さやかとカラんで「マキャベティ」のテーマを歌っていたあの人です。
 

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