先週からハチの巣を三つは攻撃している。
同居できればそのほうがいいんだろうけどね。
菜園の害虫も取ってくれるし、アタマのいい種類ならば無用に人を刺さないというから。
けれど、イロイロ考えて、やっぱりスプレーをぶっかけた。
一つは、場所が物干しのすぐワキだった。
もう一つは寝室の軒の下。網戸を開ければ至近距離。
三つ目は玄関のすぐワキのナンテンの枝の下。
ちょっと我々の生活に近すぎる。
人が手を出せないような大屋根の向こうとか(どこですかソレ)、一本杉のてっぺんとかならいいんだけれど、手が届くところに巣をかけられちゃ、やっぱりこっちが落ち着かない。
物干しのすぐワキの巣は、クロスズメバチという小柄なやつ。一匹だけなのを知っていたから、昼間でもすぐにスプレーをかけた。
もう一つは、多分フタモンアシナガバチというヤツ。遠くから見るとスズメバチそっくり。もしかしてそうだったらどうしようかと、かなりヒヤヒヤだった。
襲撃は午後7時頃。
部屋の電気をすっかり消して、そっと寝室の窓に足をかける。
なるべく音を立てないように網戸を開けて、暗闇のなか見当をつけてスプレーを発射。
結構長くかけた。
それから玄関下に親蜂が落ちているのを確認。
ごめんね。殺生しちゃったね。
あの場所では共存できないんだ。
ぽたぽた音がするのでそちらにライトを向けると、さっきのスプレーがしずくになって落ちてきていた。蜂の毒よりもこっちのほうがはるかに危険なのだ。人間って罪深い。
なにしろ、このスプレーをたっぷり浴びた屍骸は、アリだって持って行こうとしないんだから。
余談だが、蜂のことを古語で「スガリ」というらしい。(ある展覧会で「須賀利御太刀」(加茂御祖神社)という刀を見た)
角田の義父はいまでも蜂(主にスズメバチ)のことを「スガリ」と呼ぶ。
語源はよくわからない。けど、判らなくても「スガリ」というのは蜂のシャープで攻撃的で、針をもっているイメージをよく捉えていると思う。そして、その美しさも。
軒下で死んだスガリは、シャープなデルタ翼をしていた。こわいけれど、このシェイプには、惹かれる。
同居できればそのほうがいいんだろうけどね。
菜園の害虫も取ってくれるし、アタマのいい種類ならば無用に人を刺さないというから。
けれど、イロイロ考えて、やっぱりスプレーをぶっかけた。
一つは、場所が物干しのすぐワキだった。
もう一つは寝室の軒の下。網戸を開ければ至近距離。
三つ目は玄関のすぐワキのナンテンの枝の下。
ちょっと我々の生活に近すぎる。
人が手を出せないような大屋根の向こうとか(どこですかソレ)、一本杉のてっぺんとかならいいんだけれど、手が届くところに巣をかけられちゃ、やっぱりこっちが落ち着かない。
物干しのすぐワキの巣は、クロスズメバチという小柄なやつ。一匹だけなのを知っていたから、昼間でもすぐにスプレーをかけた。
もう一つは、多分フタモンアシナガバチというヤツ。遠くから見るとスズメバチそっくり。もしかしてそうだったらどうしようかと、かなりヒヤヒヤだった。
襲撃は午後7時頃。
部屋の電気をすっかり消して、そっと寝室の窓に足をかける。
なるべく音を立てないように網戸を開けて、暗闇のなか見当をつけてスプレーを発射。
結構長くかけた。
それから玄関下に親蜂が落ちているのを確認。
ごめんね。殺生しちゃったね。
あの場所では共存できないんだ。
ぽたぽた音がするのでそちらにライトを向けると、さっきのスプレーがしずくになって落ちてきていた。蜂の毒よりもこっちのほうがはるかに危険なのだ。人間って罪深い。
なにしろ、このスプレーをたっぷり浴びた屍骸は、アリだって持って行こうとしないんだから。
余談だが、蜂のことを古語で「スガリ」というらしい。(ある展覧会で「須賀利御太刀」(加茂御祖神社)という刀を見た)
角田の義父はいまでも蜂(主にスズメバチ)のことを「スガリ」と呼ぶ。
語源はよくわからない。けど、判らなくても「スガリ」というのは蜂のシャープで攻撃的で、針をもっているイメージをよく捉えていると思う。そして、その美しさも。
軒下で死んだスガリは、シャープなデルタ翼をしていた。こわいけれど、このシェイプには、惹かれる。