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如月
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二月もすでに真ん中あたりになってしまいましたが
如月は旧暦の二月の異称
新暦の2月後半から3月にかけてを言います
まだ寒いこともあって衣服を重ねて着ることから
衣更着(きさらぎ)とも書きます
二月は毎日二分ずつ日脚が伸びています
「春は名のみの風の寒さや」と早春譜が
口をついて出てくるという人多いかと思います
冬の長い国ロシア語には「光の春」という言葉があります
日本にも「春光」「風光る」「麗らか」「逃げ水」など
春の季語には太陽の光に関わるものが多くあります
春を待ち焦がれるのは洋の東西を問わないのですね
日本人の微妙な光の変化も見逃さない
デリケートさは自慢してもよいかも
そしてカメラマンはその点光と影に
一喜一憂して一年を過ごします
光の微妙は感覚は日本人の機微に通じる
感性を持ち合わせているから
美しい写真が写せるのかもしれない
(画面隅のブックマークからも行けます)