三流読書人

毎日の新聞 書物 など主に活字メディアを読んだ感想意見など書いておきたい

ドングリ小屋住人 

日本産の食材は大丈夫か

2008年02月24日 19時43分09秒 | くらし
 輸入中国産食品の問題が連日報道される。
 中国製の冷凍食品、ギョウザにメタミドホスが、
冷凍サバにも有機リン系殺虫剤ジクロルボスが、
 ニラ肉まんにメタミドホスが検出された、冷凍とんかつにホレートが検出された。
 小麦粉や大豆油などに使われた殺虫剤が残留していた可能性が高い、などなど。

 よくわからないことが多い。
 
 日本の農業で大量の農薬が使われるようになったのは、昭和20年代後半からだと思う。
 DDTやBHCという化学物質を改良したものがほとんどだという。
 軍事用に化学兵器として開発された。それを農薬に改良したもの。 
 一時期は青酸カリも使われた。
 海産物にも使われた。魚に抗生物質を振りかけ表面的には腐らなくするために用いられた。
 インスタント食品には今でも大量の添加物が使われている。
 問題点を指摘する学者や消費者の要求もあり、生産者の反省もあって徐々に量的にも、使われる薬品の毒性の研究も進み、「安全性」が重視されるようになってきてはいる。
 中国産が今問題になっているが、米国産はどうか、ひところ厳しく指摘された残量農薬とともにポストハーベストはどうなった。果たして安全か。なにしろ黄色人種などは昆虫程度にしか思っていない国から輸入しているのだ。
 日本産の食材は大丈夫か。
 農家でも出荷用に作られた食材は食わないということも聞く。
 
 日本の消費者は驕ってはいけない。
 日本の食料自給など無視し、農業を、漁業を、ひたすら第一次産業を潰してきた政府。それを金儲けの手段にして安いコストで日本人向け食材を外国に作らせ、日本人に供給してきた巨大食品産業。
 それにのっかって世界中の食品をぜいたくに、テレビの大食い番組にみられるように遊びの如く、おもちゃの如く食べ物を、食という文化を冒涜してきた我々も加害の一端を担っている。
 日本人が世界中から馬鹿にされる所以である。

 もし人為的に意図的に毒物が日本向け食材に入れられていたとしたら、許せないが、冷静に考えてみよう。
 
 
 
 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿