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安全な水と子どものいのち

2006年11月27日 09時48分53秒 | 地球環境

 『毎日新聞』11月27日付の囲み記事
【 「水不足と貧困 強い関係にある」
 国連開発計画(UNDP)は、安全な水と衛生施設の不備から毎年約200万人の子どもが亡くなっているとして、主要先進国を中心に各国が解決に向けた行動計画を策定するよう求めた。
 UNDPが公表した「人間開発報告書2006」によると、米国や英国では毎日水洗トイレで50㍑の水を流す人人がいるのに対し、途上国では多くの人が1日5㍑に満たない汚れた水を利用している。それにもかかわらず衛生施設に投じられる予算は軍事費に比べて少額で、エチオピアで10分の1、パキスタンで47分の1でしかない。
 また水を利用できない人々の3分の1は1日の生活費が1ドル未満だが、マニラなど途上国の都市部に暮らす最貧困層はロンドンやニューヨークなどの在住者に比べて高い水道料を払っていると指摘。報告書は「貧しいために水と衛生施設が不足しているのか、水と衛生施設が不足しているために貧しいのか分からないが、水不足と貧困には強い関係がある」と強調した。
 一方、水獲得をめぐる競争が武力紛争に発展する懸念が出ていることについて、インダス川の水資源の共同管理しているインド、パキスタンを例に挙げ、「国境を越えた協調活動は広がり、成功例も出ている。水の管理は平和、紛争いずれの原因にもなる」として、各国首脳の良識を求めた。  田中泰義 】

 地球上の水で、真水として存在するのは2~3%だと何かで読んだ。この水が地上の生物の生命を支えている。汚せば汚すほど飲料水として利用するためのコストは高くつく。貧困層の負担は大きくなるということだ。
 「安全な水と衛生施設の不備から毎年200万人の子どもが亡くなっている」という報告は、緊急の全地球的規模の課題である。

 

 


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