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12月8日という日

2009年12月08日 20時55分16秒 | 平和
12月8日という日

この日、日本軍はアメリカハワイの真珠湾を奇襲し、大被害を与えた。
どう考えても愚かで無謀な戦争をしかけた。
この開戦までの間には中国への侵略などいろいろな要素があるようだが、どういう人たちが何のためにこの戦争を始めたのか正しく学ばねばならない。
今朝の「毎日新聞」に作家の高木敏子氏が12月8日のことを平和への思いをこめて語っている。
開戦日への強い思いについて次のように話す。(一部を引用させていただきます)

「太平洋戦争までには、1929年に世界大恐慌が起こり、31年の満州事変、37年の盧溝橋事件に続いて日中戦争がありました。世界や政治の一連の動きがあるからこそ、日本人だけで310万人もの犠牲者を出した戦争が起きてしまったんです。突然始まって終わったわけではないのです。
犠牲者の中には私の両親や、2人の妹たちも含まれています。母と妹は45年3月10日の東京大空襲で、父は終戦のわずか10日前に機銃掃射で亡くなりました。12歳だった私は、1人で父を弔いました。12月8日という開戦の日があったから私と家族の人生は断ち切られてしまったのです。私だけではありません。戦争によって世界中の人たちの人生が狂ってしまったんです。」

「いつの時代も、国民が知らない間に一握りの人たちが大きな流れを作り出してしまい、私たちはただそれに流されていくだけです。確かにいまの日本は実弾が飛び交うような戦争はしていません。でも『お手伝いの戦争』はしています。自衛隊のイラク派遣や、海上自衛隊がインド洋でやっている給油活動だって私は憲法違反だと思います。よほど国民が知識を持ってしっかりしていないと、『気づいたときには遅かった』ということになりかねません。」
(12月8日『毎日新聞』より)
高木敏子氏は『ガラスのウサギ』などで多くの人々に感動を与えた作家。

そして日本は凄まじい報復を受けた。広島と長崎はその仕上げであった。

いま、日本は、サンゴとジュゴンの美ら海(チュラウミ)を埋め立て、世界で最大の米軍基地を作れと迫られている。自民党政府時代からの約束だと。
これ以上まだ沖縄の人々を犠牲にできるのか。
ごまかすなよ、与党の皆さん。高木敏子氏も「民主党政権には大いに期待しています」と言っている。
米軍には出て行ってもらいましょう。

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