三流読書人

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ドングリ小屋住人 

「事業仕分け」私たちの生活との関わりは

2009年11月28日 09時12分48秒 | 政治 

「事業仕分け」というパフォーマンスはなかなかに面白かった。
しかし「面白うてやがて悲しきなんとやら・・・」でどれほどのものが今後の予算編成に生かされていくのか。
この生活の厳しい状況の中で不安は大きいと言うのが普通の庶民の感想であろうか。
ノーベル物理学賞の益川敏英さんは
「鳩山政権は、きめ細かい分析も総合的な視点もないまま、大変ことを始めたと思います。スパコンのプロジェクトも”凍結”と判定したけど、反発が起きたら『見直す』と言い出した。全く場当たり的です。
 科学研究は目先の成果や利益に左右されて一度中断すると、取り戻すのに何倍も時間がかかるです。
 米軍『思いやり予算』など総合的にきちんと判断してやるべきなのに、そうしていないことが一番の問題です。」
と言ってる。
 日本政府が米軍に対して行う『思いやり予算』に対する見直しが聖域を突破したというが、これとて米軍基地内に働く日本人労働者の賃金の部分を引き下げるというもの。基地内日本人労働者は、米軍人や家族のためのパーティマネジャー、ゴルフ場マネジャー、ボーリング場マネジャー,マッサージ師、ゴミ処理などに働く人々。
 基地内の住宅地の造成、家屋の建設その他豪華施設の数々は日本人庶民の想像を絶するもののようだ。
  これらは全て思いやり予算だという。
 植民地における宗主国と先住民族との関係そのものである。
 事業仕分けという作業はそういうことであった。

 このパフォーマンスははからずも民主党の限界が極めて明確に国民の前に明らかになったということでは意味はあった。
 国民生活をずたずたにしてしまった自民党政治とどこが違うのか、誰に対する思いやりが最も必要だと思うのか。明確にしてもらいたい。
 


 


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