三流読書人

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ドングリ小屋住人 

JR北海道と福知山線事故

2013年09月29日 13時23分28秒 | これは許せない

JR北海道のずさん極まる安全管理には日本中が怒り、もう乗りたくないというのが本音だ。福知山線の大事故についても歴代社長の責任は問わないことになった。
かつて国鉄と言った時代、国鉄労働者は、国鉄利用者の安全や利便性を確保するため仕事に誇りをもって労働者は団結して仕事をしていた。1983年、中曽根内閣は国鉄分割民営化の方針をうち出す。そして1987年、分割民営化が強行される。この間わずか4年、国鉄労働者224,000人が44,000人までに減少する。130,000人の労働者が職場を追われた。総評も事実上力を失うことになる。中曽根は日本の国鉄を解体するにとどまらず、日本の労働運動を分裂解体するために仕組んだ国家的不当労働行為を行ったのだ。(この結果、総評は1989年11月解散する)この首切りに迎合し、生き残るための許しがたい裏切り行為の首魁が、元革マル幹部動労委員長であった松崎明であった。分割民営化後はJR東日本労組会長となる。辛うじて職場に残った労働者も、福知山線事故の当時よく報道されたすさまじい非民主的というか非人間的労務管理のもとで、誇りをもって労働に従事できたであろうか。JR北海道もまた同じ根っこがあっての今日の安全無視の不祥事の続発という事ではないのか。JRなどくそくらえ、やはり国鉄、国民の鉄道でなければならなかった。

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