三流読書人

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ドングリ小屋住人 

映画「少年H」

2013年10月05日 09時40分39秒 | 平和

映画「少年H]を観た。
今までの日本の映画で、これほど米軍機の空襲をリアルに描いたものはなかったように思う。和歌山空襲1945年7月9日は、私は6歳、記憶は確かなものとは言えないかも知れないが、爆弾が途中でいくつにもわかれ降ってくる、屋根や地面に落ちると黒煙を上げて燃えだす。やがて一面火の海となる。全くあの通りであったように思う。子爆弾の中は油で満たされていた。日本では油の一滴は血の一滴といった時代、米軍は日本中の街を油で焼いた。非戦闘員を殺すためであった。それの発展型が朝鮮戦争でのナパーム弾か。ベトナムではパイナップル爆弾、これも子爆弾が破裂すると無数の鉄片が水平に飛び散るというもの。そして現在はクラスター爆弾。これらはすべて非戦闘員を殺す道具である。アメリカはこうしてひたすら、戦いに参加できない人間を殺す兵器を開発してきた。原爆は別格か。この映画を見てあらためてそのことを思った。戦争は人を殺すことを目的として行われる。

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