三流読書人

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ドングリ小屋住人 

ああ 2兆円 (税金の使い道) !!!

2009年01月16日 18時59分07秒 | これは許せない
1月17日です。
神戸淡路大震災から14年。
死者6434人、負傷者約4万3800人を出した1995年から14年がたった。

ふたたびこの様な犠牲者が出ないことを祈って各地でさまざまな鎮魂と反省と決意の行事が行われる。
きたるべき東南海大地震に対する備えは充分か。
日本人一人ひとりが検証すべきときだろう。

いま、麻生内閣と与党自民党と公明党は国民に2兆円のお金をばら撒き国民の支持をつなぎとめようとしている。
しかし、どの調査を見ても7・8割の国民はこの政策は評価しない、やめて別の政策をと回答している。
このお金の消費が今日の未曾有の大不況を乗り切るために役立つという。
これで本当に不況を乗り切れると思っているのだろうか。
国民を甘く見てはいけない。

国民は安心して暮らせる国に住みたい。
医療も福祉も老後の生活も教育も災害対策もこれほどお寒い政策のもとで安心して暮らせるか。
安心して暮らせること、未来への展望をもてること、このことが国民に消費へとむかわせ政府への期待を抱かせる。
国民に明るさが戻ってくれば景気の浮揚が期待できる。
「矜持」を捨て「さもしく」も定額給付金を受け取った高額所得者は喜んで使うだろう。

庶民は、危険を冒して安い輸入食料品を買うことをやめ、国産品を少しだけ買う。それも家族あわせて数万円分。
それも贅沢という人もいるかもしれない。
その程度のゆとりである。

何よりも必要なのは安心と希望である。

例えば、
2兆円で災害対策のためのヘリコプターを配備してはどうか。
何機買えるのか知らないが、大災害時にはこれほど役に立つものがないのではないか。
人的被害者の搬送、食料、ライフラインの確保、情報の伝達等々使い道はきりがない。
もちろん平常時においても役に立つ。
建物の耐震構造化、津波のときの避難所、防波堤といった事前の施策。
1995年1月17日を教訓としたとるべき対策は大きく前進するだろう。

麻生内閣よ、国民に安心と希望を与えよ。
現与党が生き延びるにはそれほど選択肢は多くない。


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