ひろきち劇場NEO

ソフトウェア開発から写真、旅行、ダイビングまで寄せ鍋風にお届けするブログ。ええダシが出てる・・・かな

H田がフロリダにやって来た

2009年02月05日 |  ◆アメリカ
ひろきちがなんとかELSを卒業している間にH田くんもカリフォルニアの地でちゃんと卒業してました。彼は当初の予定通りフロリダにやって来ようとしていて、6月の終わり頃にひろきちに電話をして来ました。

「ところでフロリダの気候はどうなん?めっちゃ蒸し暑いとか?」
「いや、そんなことはないで、暑いのは暑いけど、不快なほどではない」
「へえ、そうなんや、意外やな」

はい、6月末の話です。

H田くんはその後、フロリダにあるカレッジへの入学手続きをして、カリフォルニアから友達と車で東へ東へとドライブして来たのですが、途中で車がぶっ壊れて飛行機でフロリダへやって来ました。7月の終わり頃です。

タンパ国際空港まで迎えに行き、久しぶりの再会にH田くんが発した言葉は、

「めっちゃ蒸し暑いやんけっ!!」
「ちゃうねん、6月末はこんなんちゃうかってん」(←関西以外の人、読めますか?)

7月~8月にかけてのフロリダは極悪に蒸し暑いです。でもそんなの6月末に分かるわけないし~
いや、でも本当に7月~8月のフロリダは熱帯雨林です。ほとんど毎日夕方にスコールみたいな雨が降ります。雷も激しいし。



ふつうに落雷によってテレビがぶっ壊れたりしますし。



まあこんな感じでしたが、H田くんはもうフロリダに来てしまったのでこっちでがんばるしかないのですよ。ひろきちはもうしばらくフロリダにいる予定だったので、H田くんはひろきちの家を拠点に生活基盤を構築することにしたのでした。

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愛想の無いマクドナルド

2009年02月03日 |  ◆アメリカ
フロリダで見た日本とちょっと違うことをいろいろ紹介してみようと思います。まず、マクドナルド。



フロリダのマクドナルドのドライブスルーは、代金を支払うところと商品を受け取るところが分かれています。これがアメリカ全体だったかどうか・・・ちょっと定かではありません。よく考えたらお金を触る人が食べ物を触るってのは衛生上よろしくないですよね。これも土地が余ってるからできることなのかもしれませんが、このシステムは日本も見習って欲しいです。でも絶対見習って欲しくないのはお客への対応。見てください、この愛想の悪い顔。睨みつける勢いです。ひろきちが撮影しているから気を悪くしているんじゃないかと思われるかもしれませんが、違うんです。いつもこんなんなんです。こちらが挨拶しても返事もしませんから。アメリカって国は人が凄く気さくで人懐っこいのが特徴だと思うんですね。挨拶したらだいたい返事くらいしますよ。小学生くらいの子供だって、知らない人でも目が合えば会釈くらいします。なのにこやつらときたら・・・。




これが普通のレストランだったらもっと愛想いいです。「Hello, how are you?」から始まります。食事が始まってからも「How is everything?」ビールが残り少なくなると「Another beer?」とにかくマメにテーブルに来ては笑顔でいろいろと気を使ってくれます。この違いはやっぱりチップでしょうね~。サービスが悪ければ減額したり、ひどい場合は支払わなかったりしますし、逆にサービスが気に入ったらちょっと多めに渡したりしますから。恐るべし、金の力。

あと、このあたりの南部地域は黒人たちが荒んでるというのもあるのかもしれません。黒人と白人の住んでる地区が違うくらいですから。別に分けられてる訳じゃないですよ、もちろん。そんなの違法だし。でも別れてるんです。ひろきちの住んでいたような白人地域にも黒人はいましたけどね、でもほんの少数です。黒人はだいたいマクドナルドやスーパーの店員。白人はレストランの店員。カーディーラーやレンタカーや、保険の販売店などは白人。黒人はそこで掃除する人。職業もそんな風に別る傾向があったと思います。

代々低所得でちゃんとした教育も受けられず、豊かな生活への糸口すら見当たらないという状況では、そりゃあがんばる気にもなりません。ドウェインも「おれは黒人が嫌いだ」ってキッパリ言ってましたし、「アメリカの黒人差別は根が深いなあ」としみじみ思ったものでした。

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卒業そしてカレッジ選び

2009年02月02日 |  ◆アメリカ
107をスキップして108、109と進んだひろきちは、その後も会話はたどたどしいながらもペーパーテストで優秀な成績を残し(さすが日本人)、3ヶ月でELSを卒業することが出来ました。

卒業式は101~109の生徒と、Mastersという109卒業生だけが受講できるクラスの生徒全員が参加して、結構盛り上がります。



一人一人に卒業証書が手渡されます。こんな感じで。↓


心臓が腐ると思っている人。↓


ティーチャーたちと記念撮影。いやあ、ひろきち若いわ!


106でクラスメートだったみんなはひろきちが107のクラスにいないもんだから「留年」したと思ってたらしく(実際に留年する人もいます)、自分たちが108のときにひろきちが卒業式の舞台にいるので???になってたらしいです。

これで卒業できてTOEFLも500点を越えたので、どこかのカレッジには入れそうでした。
カレッジは次の基準で決めることにしました。

・西海岸の
・あんま訛りのきつくない地域で
・electronicsの科目がある
・ひろきちでも入れそうなカレッジ

調べた結果、Washington州にあるGreen river community collageが条件を満たしていることが分かりました。さっそく願書を書いて返事を待つ間、時間を持て余してても仕方ないのでMastersクラスに通いながら少しずつたどたどしい英語に磨きをかけることにしたのでした。


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補足-宗教観国際比較

2009年02月01日 |  ◆アメリカ
先日の記事((ひろきちなりの)宗教観国際比較)で「おれはAthiest(無神論者)だ」と言ったという話があったのですが、これについてちょっと補足しておきます。

最初はシャーリーとかには「Agnosticだ」って言ってたんです。そしたら「どういう意味だ?」って聞くので、神の存在を信じていない、と言うと「atheistってことね」と言われたのです。で辞書で調べたら「無神論者」とあったので、そうか、こういう場合agnosticじゃなくってatheistって言うのか、とそれ以降はatheistだと言うようにしました(そんなに何度も宗教の話になったわけではありませんが)。でも今考えると、どちらかと言えばやっぱagnosticだなと思います。

Agnosticism-Wikipedia
Agnosticism is the philosophical view that the truth value of certain claims ― particularly metaphysical claims regarding theology, afterlife or the existence of deities, ghosts, or even ultimate reality ― is unknown or, depending on the form of agnosticism, inherently impossible to prove or disprove. It is often put forth as a middle ground between theism and atheism.


不可知論-ウィキペディア
不可知論(ふかちろん、英:agnosticism)は、形而上の存在、死後の世界、神の存在、神のお告げなど、神学に関する命題の真偽、また客観的本質的な実存は本質的に認識することが不可能である、とする宗教的、あるいは哲学的な立場をいう。


つまり、神は存在しないということをことさら強調して言いたい訳ではなく、そんなのいるかどうか分かんないよね、いやいるかもしれんけどね、という立場です。おそらく多くの日本人はこの立場なんじゃないでしょうか?あるいは、こんな難しい言葉を使いたくなれれば、こう言えばいいでしょう。

I'm not religious. (宗教は信じてません。)

とてもシンプルで、自分の立場も相手の立場も傷つけずにすむのでいいのではないでしょうか?アメリカ(を始めとする多くの国)では宗教について議論することはタブーだったりかなりデリケートな話題だったりするので、十分気をつけましょう。


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