ひろきち劇場NEO

ソフトウェア開発から写真、旅行、ダイビングまで寄せ鍋風にお届けするブログ。ええダシが出てる・・・かな

アーキテクト育成研修

2010年06月17日 | ◆仕事
いま会社でアーキテクト育成研修というのを受けている。組み込みソフトウェアの構造設計をやる人材を育成するという研修で、カリキュラムは講義と演習が半分ずつという感じ。3日間の講習&1日の成果発表の4日間構成だ。

「費用は会社が負担するから受けたい人は言って下さい」という事だったので脊髄反射的に手を挙げたのだが(大阪人なので)、毎回出る課題がかなりヘビーだ。現在担当している業務に落とし込んで構造図を作れとかいう課題なのだが、うちのソフトは巨大で自分の知らない領域もたくさんあるため調べながら書く事になる。この短期間で全部書くのは不可能なのでターゲットを絞って書くわけだが、それでもやっぱり知らないところはたくさんある。

というわけで研修で習った手法を実際の業務に適用するというのは確かに有意義なのだが、そのために調べものが山ほどあってなかなか先に進まないという状況である。先日の日本vsカメルーン戦の最中もずっと構造図を書いてたし、ヨメさんの実家でも内職していた。だいたい要領悪いくせに後先考えずに無謀な挑戦をするというのは昔からの悪いクセだが、おっさんになってくると肉体的にも精神的にもダメージ大である。しかし、ここを乗り越えればグレイトなひろきちになれるはず、ということでがんばってみるかもしれないのでした。

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今年の取り組み目標

2010年06月09日 | ◆仕事
うちの会社では毎年この時期に個人の年間目標設定と上司面談がある。1年のチャレンジ目標を設定し、年度末に効果面談が実施され、そして翌年の給料が決まるという仕組みだ。この4月は大きな組織変更があり前にいた部署は発展的解消ということで消滅した。ということで新しい部署で新しい上司との面談となった。

大筋は合意してもらったのだが、一点だけ「去年と比較して今年はこれをやります、という新しい何かが欲しいな」と言われ、しばし考えた結果次のことを追加することにした。

「各開発要件について設計視点で検討し、設計リスクの低い仕様に落とし込む」

つまり、実装がシンプルになるような仕様を考えることで品質リスクを低減しなおかつ開発工数を減らすのが狙いだ。人件費削減、ワークライフバランスが求められる中での「働き方革新」の取り組みだ。上司も気に入ってくれた。ここで注意が必要なのは、開発者よがりの仕様になってはいけないということ。あくまでもユーザーの使い勝手を考えながらも、設計も簡単になるように仕様を決めるというのがポイント。相反するように思うかもしれませんが、そんな事も無いのですよ。先日パイロット的にやってみて実証済み。やってみせます。

ちなみに、今年から目標設定の帳票に「働き方革新」という項目が新設された。ここにはまた別の取り組みを書いた。

「リーダー業務の見直しと役割分担の最適化で業務量を削減する」

オーバーワークでてんてこ舞いになっているリーダーの業務にメスを入れ、やる事とやらない事を明確にし、やり方を変え、仕事量を減らし、早く帰るというすばらしい取り組みなのだ。4月からずっと検討を進めて来て、明日いよいよ上司に発表する予定。

今年はなかなか面白い年になりそうである。発展的解消バンザイ。