ひろきち劇場NEO

ソフトウェア開発から写真、旅行、ダイビングまで寄せ鍋風にお届けするブログ。ええダシが出てる・・・かな

メスキータ(Mezquita)

2006年04月22日 |  ◆スペイン

前回の コルドバ歴史地区 ~外国人はガイドできない!~からえらい引っ張りましたが(旅行に関係ない余計な話も挿入しちゃいましたが)、いよいよメスキータへ突入です。上の写真はアルミナールの塔と呼ばれている、メスキータの外壁のコーナーから突き出ている塔です。敷地の外側から撮影。さて、メスキータ内部へ潜入!と思ったら入り口は長蛇の列・・・中学生の就学旅行だか課外授業だかなんだかで、ガキンチョがいーっぱい。そこでガイドさん、「ちょっとまってて」と言って切符切りのおねえさんの所へ。二言、三言話して帰ってきて、「じゃ、入りましょう」えええー、入れてくれんの?順番抜かしちゃっていいの?すげー頼もしー!!!と言うわけで、大変な混雑にも大して影響されず潜入成功!これがメスキータ内部だ!これがメスキータ名物の二重アーチ。連続して規則的に配置されていて、「円柱の森」と呼ばれています。そもそもメスキータはイスラム教支配の時代に建てられたモスクなんだけど、このアーチはイスラム教では極楽門の鍵穴とされているんだって。赤と白がとても特徴的なんですが、これ色を塗ったわけじゃないんですよー。レンガと石を交互に使っているんです。なんて手の込んだことするんだ!!でも、あとから増築されたという部分があったんだけど、こっちはかなりの手抜き。ぱっと見、変でした。たぶんあとから縞々に色を塗ったんだろうな。このメスキータ内部は全体的に照明が暗く、神秘的な雰囲気をかもし出しているんですが、たまにこういう明るいところもあり。暗いところは写真がなかなかうまく取れませんでした。三脚が必要ですね。この辺なんかとっても「イスラム」って感じ。イスラム文化ってよく知らなかったけど、独特の雰囲気があるね。こういう建造物に触れると特に強烈にイスラムを感じます。アメリカ留学時代にサウジの人と同じホストファミリーの家で暮らしてたけど、お祈りしてるくらいしか知らなかった。あいつ、ヤジードって言うんだけど、変な事言ってたな。人間の心臓は4つの領域に分かれていて、戒律をひとつ破るたびに4分の1ずつ死んでいくんだそうな。そして、4回戒律を破ったとき、その人は死んじゃうんだって。「そして、俺はそれを信じている」って言ってた。その戒律とは、�豚肉を食べてはいけない�結婚するまで女性と肌を合わせてはいけない�アルコールを飲んではいけないひろきちは100回くらい死んでるな。もう一人、ワヒーブというやつがいた。こいつはなんともチョーシのいいやつで、現代っ子風の性格。日本人だったら「えー墓参り?めんどくせーよ。」って言いそうなタイプ。そんなワヒーブでさえ出された料理を見て、「これ、ポーク入ってないだろうな」と毎回おびえるように確認していた。理屈で考えたらおかしいんだけど、なんかおびえてしまう神の存在。ホストファミリーのボブが言ってた。「内心、神様なんかいないと思ってる。でも子供のことから教え込まれてるから、神様なんかいないと口に出して言うことが怖い」宗教教育の無い日本人にはちょっと理解しがたい感覚ですな。


 



ひろきち、胃カメラを飲む!の巻き

2006年04月21日 |  ◆その他


そう、タイトルのとおり、胃カメラを飲みました

事の発端は、先週の火曜日早朝(6:00ごろ)、胃がケイレンして目が覚めたんです。
胃袋を掴まれるような、ぞうきんのようにしぼられるような、そんな感じの痛さ。

こんなの初めてだったのでびっくりして、いそいで胃薬を飲んだのですが良くならず、昼過ぎまで布団の中でもだえてました。

次の日、近所の病院にいったら、とりあえず胃潰瘍の薬を出されて、1週間様子を見ようということに。

しかし、1週間たっても違和感は残り、背中まで痛くなってきた。
近所の病院はかなりおんぼろで、うちのばあさんの骨折が写らないようなレントゲンしかない。

そこで、今年4月にオープンした関西医大枚方病院へ行ってみることにした。



別に病院にいく前に寄り道したわけじゃありません。
病院の中にドトールがあるんです。
大きなプラズマテレビも置いてありました。

で、院内はこんな感じ。
空港みたいでしょ。



受付を済ませると、「受付機」に行けと言われた。



このマシーンである。
おばさんと話している紺のスーツの女性は案内係。
同じスーツを着た女性が5人くらいこの受付機の前にいて、案内している。
ひろきちのところにもさっと寄ってきて、説明をしてくれた。
みんなすらっと背が高く、空港のグランドアテンダントのようです。



受付機に診察券を通すと、PHSが出てきた
院内にさえいれば、順番が来れば呼び出してくれるという。

この日は予約の人がいっぱいいて、初診のひろきちの順番はずいぶん後になりそうだとのこと。
このことを説明するだけで、「申し訳ございませんが」を本当に申し訳なさそうに何度も繰り返す内科の受付係。
総合受付もそうだったが、混雑していることや不便があることに触れるたびに「申し訳ございません」と言っていた。

で、時間もあることだし、そこらへんに座って本でも読もうとイスに腰掛けて本を開いた瞬間、

♪~♪~♪♪~♪~♪♪~♪~

振り返るとなんと!



自動演奏の白いグランドピアノ!!

まじすか・・・
ひろきち開いた本は「組み込みLINUX入門」。
勉強(仕事)のムズカシイ本です。

流れる曲は「天空の城ラピュタ」、「となりのトトロ」などのジブリ映画の音楽。
ムズカシイ本はそっこー閉じて、くつろぎモードに・・・。

しばらくまったりしながら、受付でもらった病院のパンフレットを見ると、なんと最上階に眺望レストランがあるとの事。

さっそく行ってみた。



ここはエレベータを降りたすぐの、エレベーターホールからの眺めですが、レストランからは反対側の淀川を見下ろす眺めもあり。

すげ・・・

デパート顔負けでございますな・・・。

まあしかし、いくらなんでも医者はどこも同じで淡々としてるんでしょう。
たまに異常に愛想の無いヤツもいるしねー。

なんて思っていたんですが、

「はい、こんにちわ。どうされましたかー?」

って、超爽やか!
いろいろ丁寧に話を聞いてくれて、念のためにちゃんと検査しておきましょうと言うことに。
で、血液検査と内視鏡検査をすることになったと言うわけです。

ひろきちの会社の健康診断は、30歳と35歳と40歳以上しか血液検査が無く、胃のレントゲンも40歳以上だけなので、今年34歳になるひろきちとしてはちょうどここらで検査しておいてもいいかも。

しかも健康診断だと保険がきかないけど、病気で行ったら適用されるからね。

この日は血液を採って、内視鏡は3日後になりました。

で、3日後。
まずは、内視鏡検査の準備。

はじめに、胃の中の泡を消すために苦ーい白濁色の液体を一気飲み。
げーっ、まずぅー。

次に口の中の麻酔。
透明のゼリー状のものを一口含み、3分間そのまま。
げーっ、苦ぁー。

だんだん舌が麻痺してきて、どんどんのどのほうまで効いてくる。
この日ひろきちは風邪でのどがはれてたんだけど、この麻酔のおかげで痛くなくなりました。

最後に胃腸の運動を弱める注射を肩に。
ひろきち、注射は平気。

で、いよいよ胃カメラです。

胃カメラって「おえー」ってなるって聞いてたけど、ひろきちもなるのかなー。
ひろきちけっこう平気だと思うなあ、だって風邪引いたときにのどに苦い薬つけるけど、あれぜんぜん平気だし。

「はい、これ軽く噛んでくださいね」

とプラスチック製のマウスピースみたいのくわえさせられて、いよいよ管が口の中へ。

のどの中に入ってきたあたりはとりあえずOK。

「あー、のどが荒れてますねー」

と言ったあと、

「はーい、じゃあ中見て行きますよー」




「グゲゲゲゲゲ~~~~~」



ひろきちもなりました・・・。

でも、ひとつ勘違いしていたのは、のどに指を突っ込んだときの「おえ~」ではなく、もっと条件反射的な「ゲ~」でした。
どっちかと言うと、勝手にのどが鳴っていると言う感じでそんなにつらくはなかった。

この「ゲ~」はのどの細いところを通るときだけで、そこを通ってしまえばあとはなんともない。
けど、胃の中で管があっち向いたりこっち向いたりしてるのが分かって気持ち悪かったっす。
管の冷たい感じもちゃんと分かるんですよー。
胃の内側もちゃんと触覚があるんですねー。

で、さすがデパート並みのサービスの病院、検査の間中看護婦さんが

「楽になさってくださいねー」とか「あー、いまちょっとつらいですねー」とか言いながらすーっと背中や腕をさすってくれてました。



さて、検査の結果ですが、

異常なし!!!

血液検査の結果も、十二指腸も胃も食道も、まーったく異常なし。

健康優良児!!!

ちょっとまってよ、じゃあ、このおなかや背中の痛みは何ですか・・・?

医者:「しばらく様子を見ましょう」

なんじゃそりゃー、ぜんぜんすっきりせんわー

どうでしょう、これ。

とりあえず、寝る前1時間でなければ酒も飲んでもよいとのことなので、さっそく飲んでますが、今でもおなかシクシク痛むんですけど・・・

というわけで、今日は「また行きたくなるような快適な病院」のお話でした。






コルドバ歴史地区 ~外国人はガイドできない!~

2006年04月15日 |  ◆スペイン

コルドバに到着しましたが、あいにく天気がよくありませんでした。ま、よい日もあれば悪い日もあるということで。コルドバのメインはメスキータ。スペインはキリスト文化とイスラム文化が入り混じった国なんだけど、まさにメスキータはそのスペイン文化の象徴的建物なんです。メスキータへはユダヤ人街を抜けていきました。その昔、コルドバが最盛期だった頃、ユダヤ人が大勢住んでたんだって。白い壁が特徴なのです。スペインには白い壁の町がたくさんありますけどね。モザイクがたくさん壁にかかった家も。もしかしてお店でしょうか?植木鉢をたくさんぶら下げているお家もありました。これってスペインっぽい♪さて、今日のタイトルにもある「外国人はガイドできない」ってどういうことかというと、書いたそのまま、スペインでの観光ガイドはスペイン人しかできないんです。正確に言うと、外国人にはガイドとしてのライセンスが下りないそうなんです。観光大国としてはここでしっかり雇用を確保したいというところでしょうか。オーストラリアなんかはそんなこと無いのにねー。だからツアー中どういうことになるかというと、添乗員のお姉さんが、「じゃあここでガイドさんに交代しまーす」と言ってその名所、名所で現地人ガイドにバトンタッチするわけです。でも中には日本語がたどたどしい人もいて、何言ってるのか分からないこともあるので、ひろきちは常に添乗員のお姉さんの近くにいました。あ、別にひろきちがそのお姉さんを気に入っていたからではありませんので。



AVEに乗って~(駅名が無い!)

2006年04月15日 |  ◆スペイン


さてこの駅、プエルタ・デ・アトーチャ駅って言うのだけれども、

プラットホームには駅名が書かれたプレート類が一切無かった。

自分で来てんだから分かるだろ、ということなのでしょうか?

でもひろきちとしては、「PUERTA DE ATOCHA」って書いたプレートを写真に収めたかったなあ。

なんて思いながらじっと座っていると、聞いていたとおり何の前触れも無く発車。

さようなら~マドリード~
あ~もっとここで遊びたかったなあ~

なんて未練がましく落ち込んでいると、あっという間に別世界!



マドリードって、一応首都よね・・・?

発車して数10分でこの景色かね。
そして、30分後にはこの景色



恐るべし・・・

ここでちょっと早いランチでございます。


1ドリンクつきってことでしたので、ビール(スペイン語でcerveza)をいただきました。
生ハムをつまみに、最高ー!

で、ふとガイドを見たら赤ワインを飲んでいる。
む・・・その手があったか、気が付かなかった。



AVEに乗って~

2006年04月12日 |  ◆スペイン


マドリード・トレド観光が終わり、いよいよコルドバへ!
AM11:00初のAVEに乗って1時間40分の列車の旅です。
で、これ何だと思います?

駅です。


むうう、あくまでもゆとりと癒しを大事にする人たちであります。

これがスペインの新幹線といわれているAVEです。
かっちょいいでしょ。




ひろきちは鉄道マニアではないのですけど、素直にかちょいいと思いました。
これなんかかっちょよくないすか?



ちょっとビビらされたのは、

この列車、定刻になると合図も無く出発するらしい。

そんな銀河鉄道999チックな演出をされてもひろきちはもう年なので鉄郎のようなダッシュは無理です。

よって、ビビりーなひろきちは定刻よりだいぶ余裕を見て座席についたのでした。

(本当はアテンダントのおねえさんと一緒に写真を撮りたかったんですけど・・・)



花見に行ってきました

2006年04月09日 |  ◆その他


今日花見に行ってきました。
場所は京都府八幡市の「背割り堤」です。

ここは木津川の堤防で、数百メートルにわたって桜並木が続く、地元民が行く花見スポットです。

ひろきちが到着したのはお昼の1時過ぎ。
もうすっごい人です。



すごいでしょ。桜のトンネルなんです。
あちこちでみんな写真撮ってます。

で、ひろきちも堤防に腰を下ろしてー



はい、ビール~、かんぱーい!
飲みましょうね~

しかし本当にいい天気でよかった。
気持ちよーくビールを2本いただきました。



その間にせっせと写真撮影もしながら、



はい、かんぱーい。
正月とお花見はお昼から飲んでも何にも言われない特別な日なのです。




この桜スポット、かなりいいんですが難点が一つ。

トイレが少ない!

入り口付近に4つほどあるくらいで、他はなし。
そのため仮設トイレは長蛇の列です。
100メートル間隔ぐらいで設置して欲しいです。




どこで習ったんですか・・・?

2006年04月08日 |  ◆スペイン

有名な古都トレド探検は短時間で終了。トレドの街を出て、橋を渡ったところで振り返り1ショット。やっぱツアーの欠点はゆっくりじっくり堪能できないことですよね。置いてかれてしまうので、写真もゆっくり撮れませんでした。でも見所の多いスペイン、今回は駆け足でダイジェスト訪問して、次回気に入ったところをじっくり散策する方針なので仕方なし。ところで、どの国にも怪しいおみやげ屋さんがあって、けっこう笑える、突っ込みどころ満載の売り文句を披露してくれますよね。たとえば、香港では、「時計、ニセモノ、安い、安い」ニセモノって言っちゃうんですか・・・。中国本土でも、「政府公認のブランド品のイミテーションショップです」贋作を政府が認めてるとは、、、国家ぐるみの犯罪です。さらに、「品質は政府のお墨付きですから」そういう問題じゃないと思いますけど。などなど、おみやげ屋さんってけっこう笑わせてくれるのです。そしてここスペインでもやってくれました。われわれ観光客を発見し、完全にロックオン状態のラテン顔のおじさん、近寄ってきてこう言いました。「ジャッスイ、ジャッスイ」???何言ってんだ?これはどうやら 「安い、安い」 つまり 「YASUI, YASUI」 と言いたいらしい。「YA」をスペインでは「ジャ」と発音するためこんなおかしなことになっているようです。発音間違ってるよ、、、と思いながらそのおじさんの前を通り過ぎようとしたその時!「ユーロノ、カ・カ・ク・ハ・カ・イ」そんな言葉、誰に習ったんですか・・・?思わず買いそうになってしまいました。

カテドラル(時計の門)

2006年04月08日 |  ◆スペイン

カテドラルを目指し狭い路地をどんどん進むと、到着しましたー!カテドラルの裏門です!って、裏門かよ。どーりでちょっと迫力に欠けると思いました。でもなんかルパン三世に出てきそうじゃないですか?「カリオストロの城」とかに。正面はこんな感じ。↓当の部分が左上のところで切れてしまいました。こいつを写真におさめようとバックして、ずーっとバックして、はい!撮れましたー。路地の真ん中まで下がっちゃいました。



トレドへGO

2006年04月08日 |  ◆スペイン

マドリードから南へ車で1時間くらい行くと古都トレドがあります。6世紀ごろから都として栄えてきたらしいんですが、16世紀に首都をマドリードに移してから衰退しちゃったそうです。でも街を中世のまま保存する政策がとられていて、ほぼむかしのままなんだって。奈良市と姉妹都市らしい。右上の建物はアルカサルといって、もともとは城です。いまは博物館になっているとのこと。拡大してみるとこんな感じ。左上の建物はカテドラル、大聖堂です。拡大するとこんな感じ。街の中へ入ってもっと近くで見てみましょう。# 写真を複数アップする方法がやっと分かったので今日からやってみました

サンマルクのパン

2006年04月01日 |  ◆その他

さっきサンマルクに行ってきました。

パンがうまいんです。
料理も値段の割りにグーなのです。
当然ワインも飲んじゃいました。

なんかですね、肉や魚がうまいってのももちろんいいんですが、米やパンがうまい、あるいはコーヒーや紅茶、お茶がうまいってのはなんか脳の中のおいしいを感じる部分が別のような気がします。

ところで、米のうまいまずいを分けるのは皆さんは何だとお考えでしょうか?

ひろきちは「水」だと思います。

米自体の品質も当然あるでしょうし、米を炊く釜にもよるでしょうけど、やっぱり「水」の違いほど炊きあがった米の味を左右するものは無いのではないでしょうか。

都市部にお住まいで実家が田舎にある方はすでにひろきちと同じ考えをお持ちかもしれません。

なぜなら普段食べている米を田舎に持っていって炊くとまるで別の米のようにおいしく炊き上がるからです。

専門的な知識は無いので理論的に説明はできないのですが、浄水器でいくらがんばっても田舎の水には勝てません。

ひろきちは、そう確信しているのです。

と、米と水について熱く語ってみましたが、特にオチはありません。

スミマセン。

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補足ですが、電子ジャーで炊くより鍋で炊いたほうが断然うまいですよ。