ひろきち劇場NEO

ソフトウェア開発から写真、旅行、ダイビングまで寄せ鍋風にお届けするブログ。ええダシが出てる・・・かな

台湾 台北 結婚披露宴その3

2009年12月02日 | ◆台湾
1時もとっくに過ぎました。もう何のためにここに座ってるのかも忘れて同席のみなさんと盛り上がっていると、ようやく司会らしき女性が登場して宴が始まりそうな気配がしてきました。



「ニーハオー、コンニチワー」

の後はずっと中国語なので何を言ってるのか全く分かりません。大ボリュームで話し続ける司会。日本の披露宴のような、

「皆様、本日はお忙しい中、○○家、△△家の結婚披露宴にご参列いただき、まことにありがとうございます」

的な厳かな雰囲気は全く無く、ノリ的には

「今日はいい天気でほんっとうに良かったですねー!もう間もなく始まりますが、新郎とお友達のアイデアで楽しいイベントが盛りだくさんですよ!ご出席の方の中にははるか日本やアメリカからいらっしゃってる方も!とーってもインターナショナル!」

という感じです。いや、全く言葉がわからないので本当はもっとアラタマッタ内容なのかもしれませんが、司会の表情や身振り手振り、しゃべりのテンションから想像するとこういう感じ。異常に声でかいし、何かのイベント会場みたいです。

引き続きどこまでも元気にしゃべり続ける司会。何を言ってるのか全然分からない。うるさいので隣の人と会話も出来ないまま、いつ始まるのかなーとおとなしく待っているとライトが落ちて違う調子の音楽が流れ始め、はるか向こうのドアから新郎新婦が入場して来ました。いよいよか!

と思ったら、新郎の弟くんと見知らぬ女性。その後もう一組見知らぬカップルが入場し(これは後で式場のスタッフだということが判明)、次に新郎の両親が入場して来ました。その次に新郎と新婦のお母さんが入場してきたのですが遥か遠くで立ち止まり、その次にやっと新婦とお父さんが入場して来ました。

新婦入場の瞬間、大きなどよめきと拍手がわき起こります。500人の喝采ってすごいですよ。「どお」という音圧を感じました。



その後、何やら向こうの方でやっているのですが何をやっているのか遠過ぎて全く見えません。55mmの望遠レンズで撮ってもこの調子です。おそらく教会式の結婚式でよくやる「娘を頼みます」的なのが行われているのだと推測しますが、本人に聞いたわけではないので確かな事は分かりません。

はるか遠くで行われている儀式が終わり、新郎新婦が二人仲良く前の方へ歩いて来てステージの上に立ちました。

本人たちの前に入場して来た新郎新婦の親兄弟はといえば、一番前のど真ん中のテーブルに落ち着いていました。日本と違って本人たちとその家族が一番前のど真ん中の席に座るんですね。その近くに親戚、次に会社関係や友人、そして近所のお知り合いとだんだんつながりの薄い集団になっていくようです。

ステージでは新郎新婦と新郎の友人が出し物を始め、その後でシャンパンタワーがあり、新郎の会社の人が祝辞を述べ、ようやく乾杯。

やれやれ、やっと始まったかと思った矢先、大音量で音楽が流れ始め照明が真っ赤になり、何だ何事か!と驚いているとシェフ(っぽい人)が数人で料理を運んで来るド派手なパフォーマンスです。その超でかいちょうちんとか、一体どんな意味があるんですか!?



イリュージョンといってもいいくらい派手なライトワークと激しい音楽におびえまくる娘。

「怖いー、怖いー」

いや、これは大人でもかなり激しいので子供にとってはかなりの恐怖だと思う。というか、車椅子に乗ったような高齢者もいたけど、大丈夫なのか?

「大丈夫やでー」と娘をなだめていると、最後に「パーン!」という今まで聞いたことの無いような大きな破裂音がして、シェフによる(?)ど派手なイベントが終わりました。

あんまり大きな音がしたので娘が気を失ったんじゃないかと心配しましたが(いやそのくらい大きな破裂音でした)、「おおきいパーンゆった」と興奮しながらも普通に言ったのでホッとしました。

時計を見ると、1時30分を過ぎていました。


台湾 台北 結婚披露宴その2

2009年12月01日 | ◆台湾
受け付けを済ませると新郎の弟さんがひろきちたちを見つけてくれて、「こちらです」と式場のスタッフのところへ連れて行き、スタッフに何かを指示して「この人についていって下さい」と手際よく案内してくれました。弟さんはすごく感じのいい人です。



これが会場です。500人以上が出席するそうです。めちゃめちゃ広いです。日本では芸能人でもここまでやりません。なんでも親戚でもなく仕事の関係者でもないような近所の知り合い程度の人まで沢山参加するそうです。新郎曰く「パーティーみたいなもんです」とのこと。日本とはこの辺の感覚がちょっと違いますが、日本でも近所の人が結婚したらちょっとしたお祝い金を渡したりするので、その代わりに披露宴に出席しているのだと思えばそれほど不思議な習慣でもないような気がします。



料理はやっぱり中華なんでしょう。ターンテーブルとレンゲとちいさな碗(?)が各席に置いてあります。この小さな鶴を500個以上も作ったんだなあと思うと感心してしまいます。

さて、席について待っていましたが、12時を過ぎてもいっこうに始まりません。次第に娘が眠たがり始めたのでヨメさんがベビーカーに乗せて行ったり来たり。



12時30分を過ぎても始まらないので、こりゃ前評判通りいつ始まるか分からないなとあきらめ、同席の人たちと会社の話やら半導体業界の話やらをしていました。ヨメさんは隣の中国出身で東京在住の女性と何やら盛り上がっていましたが、もうこの頃になると会場はわいわいがやがやと賑やかで、近くに座っていても何を話しているのか分からない状態です。

やれやれ、いつになったら始まるのやら。そろそろ腹が減って来ました。

つづく