ひろきち劇場NEO

ソフトウェア開発から写真、旅行、ダイビングまで寄せ鍋風にお届けするブログ。ええダシが出てる・・・かな

さよならケルン

2010年11月25日 | ◆ドイツ
ダイヤが乱れまくって何時にフランクフルト行きの電車が来るのか全然分からない状態ですが、その辺をウロチョロしているうちにそれっぽい電車がやって来ました。



おお、これだきっと。これに乗ってフランクフルトへ帰ろう。電車に乗り込み座席を確保。

いやあ、楽しかったなあ。疲れたけどいい旅が出来た。

窓の外を流れる景色を見ながら今日の出来事を振り返っていましたが、一日の疲れとワインの酔いですぐに眠ってしまいました。目が覚めると外は真っ暗で、フランクフルトの街の明かりが近づいて来ていました。1時間以上爆睡でした。

ほどなくフランクフルト中央駅に到着。今日もサンドウィッチを買いローカル線のホームへ。



また終電一本前の電車でした。





再びケルンへ(夕食タイム)

2010年11月22日 | ◆ドイツ
フランクフルトまでどうやって帰ればいいのかよく分からないためボンの駅でDBのカウンターヘ行く。フランクフルト~ケルン間の往復チケットを見せると係の兄さんが時刻表をプリントアウトしてくれた。

「ケルンまで戻って、そこからフランクフルトへ行くのが一番早いですね。」

とのこと。あ、そう。じゃケルンで晩ご飯食べて帰るか。で、ケルンまでのチケットはおいくら?

「いえ要りませんよ。すみません、もう1回見せてもらえます?ええ、このチケットで行けます。」

なんだ!ケルンからここまで来る時は切符買っちゃったよー。もったいないなあ!なんかよく分からんシステムだぞドイッチュバーンDB。

間もなく電車が来るとのことなのでお兄さんに礼を言ってプラットホームへ向かった。またしても乗る電車を間違えそうになりながら(フランクフルトと全く別の方向ヘ行く特急だったのでやばかった)なんとか正しい電車に乗ることができた。

ほどなくケルンへ到着。7時を過ぎておりましたがまだまだ明るい。お、何度見ても巨大ですなケルン大聖堂。

なんてのんびりもしていられないわけで、さっさと飯を食ってフランクフルトへ帰らないといけないのでとにかくレストランを探す。地球の歩き方を開き、お昼に「フリュー・アム・ドーム」とどっちにしようか迷った「ブラウハウス・ジオン」に決めた。1511年創業の老舗。伝統あるお店だー。



さて、まずは自家製ケルシュを注文。というかとりあえずビールを持ってくるって感じ。日本の居酒屋と同じね。

ん~うまい!

料理はここの名物を頼みました。さあて、名物って一体なんでしょうか?それは後のお楽しみです。



ビールを飲みながらのんびりと料理を待つ。こんな景色を見ながらのディナーでございますよ。やっぱヨーロッパは違いますなあ。



サラダとビールのおかわりが来ました。サラダ超でかい。



ビールは頼んだ分だけ店員がコースターに印を入れます。合理的ですね。



どん!名物のロールキャベツが来ましたよー!でけー!



こぶし大!遠近感でこぶしの方が大きそうに見えますが、実はまさに同じくらいの大きさなのです。



パカッ!おーいしそー。



耐え切れず白ワインを頼んでしまいました。ロールキャベツなかなかのお味で満足でございます。

いやあ、今日は一日いろいろあったなあ。ほんと濃い一日だった。ハプニングもあったけど、なんだかんだいって楽しかったなー。

一日の出来事を思い出しながらまったりと夕食を食べていると、近くの店の人が通りにテレビを引っ張りだしてサッカーを見だした。この日はサッカーワールドカップ決勝の日でした。8時を過ぎてもまだまだ明るい空、サッカー中継の音、人々の話し声。ワインもまわってなんか心地よくなってきたぞ。このままケルンに泊まってやろうか。朝一番の電車でフランクフルトに帰れば朝の打ち合わせに間に合うんじゃないー?万が一ちょっとくらい遅れても大丈夫さきっとー。

なんてギリギリな計画を割とまじめに考え始めた。なんかワクワクしてきたぞー。ホテルはどうしようかな、その辺に安宿があるかな。朝は何時の電車に乗れば間に合うかな?時刻表見に行ってみようかな。でも時刻表なんてアテにならんしなー。

いかんいかん。ひろきちだってもう立派な大人、ここは欲望に流されずケジメある生活をしなきゃならん。今日のうちにちゃんとフランクフルトまで帰ろう。そしてホテルでゆっくり休んで、明日からまたしっかりお仕事しましょう。

天使と悪魔の戦いは今回は天使に軍配が上がり、重い腰を上げて駅へ向かいました。



駅の中でもサッカー中継をやっていて人だかりが出来ていました。みんな好きねえ。ひろきちはフランクフルトに帰りますよ。

さあてと、次のフランクフルト行きは何時にくるのかな?



・・・何じゃこの表示。あてにならん。
(ちなみに時計は合ってます)


ボンとベートーベンの生家

2010年11月19日 | ◆ドイツ
やっとブリュールの駅に電車がやって来た。仮に15分でボンに着いたとしても6時。その時点でベートーベンの生家は閉まっている時間だ。

でもまあ、もしかしたらまだ開いてるんじゃないかな。5分、10分過ぎたからってピシャッと閉め切ってるってことも無かろう。とりあえず開いている時に行ければその後はある程度ぐずぐずしてても大丈夫でしょう。

さて、ボンに着いた。



こぢんまりしている。かつての西ドイツの首都とは思えない。

などど批評している暇はなく、とにかくベートーベンの生家へ。地図を頼りに進む。

おお!あった!ここかあ・・・



ピシャッ!と閉まってますよ!時刻は6時10分。さっきまでは開いてたはずですが、まるで朝からずっと閉まっておりましたというような完璧な閉まり方です。



ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェンと書かれているのが見えます。まさにここがベートーヴェンの生家なのですねえ。きっと中には直筆の楽譜やら実際に使われていたピアノなんかが置いてあるんでしょうね。いやあ、残念!あの迷宮に足を踏み入れたばっかりにせっかくのチャンスを逃してしまいました。

まあ悔やんでばかりもいられないので、とりあえずまた来る理由が出来たということで今回はあきらめるとします。

来るときはここまでまっしぐらに来たので、帰りはあちこち見ながらブラブラ行こう。



かわいらしい町です。首都だったという印象をまるで受けません。ひろきちは大都会はあまり好きでないので、このくらいの町がちょうどよいですね。



大聖堂。ドイツの建築っていいですね。ほんと想像してたのと全然違う。



大聖堂の右手にはベートーヴェン大先生が。でも銅像だからかあまり感動もなく。やっぱ生家を見学しないとな。また来ようっと。



脱出不能の城 アウグストゥスブルク城

2010年11月05日 | ◆ドイツ
脱出のためスーッと集団を離れる。右側の棟から入って中央の階段を上がって来たので、このまま左の棟へ抜けてから階下へ下りて外に出よう。それからまた来たときと同じように受け付けに行ってこのプレーヤを返して帰ればいい。「ごめん、急いでるんで」って言えば文句くらいは言われてもそれ以上のことはあるまい。

左側の棟へ行き階段を下りる。一回まで降り、出口があるであろう一番奥の部屋まで行く。

突き当たり。出口が見あたらない。おかしいな。扉が一つあるけど鍵がかかってて開かない。

他に出口があるのか?

来た道を戻りながら他の出口を探すがそれらしきものは見つからない。階段を上がり別のルートを探すがどうも他のルートはなさそうだ。もうちょっと戻ってみる。やっぱり無い。もう一つ上の階まで戻ってみる。やっぱり無い。なんてやっていると結局元いた集団のところに戻って来てしまった。

むうぅ、まずい。5時にはここを出ないとボンのベートーベンの家が危ういのに、もう5時ではないか!いますぐにでもここを出なければ!

それからちょろちょろと出口を探し回った。あっちへ行ってみたりこっちヘ行ってみたり。しかし出口を見つけることが出来ず、とうとう観念して元いた集団に戻ることにした。ひときちの集団はもう1階まで降りて来ていた。

1階の部屋を見学しながらゆっくりゆっくり奥へ進み、とうとう一番奥の部屋までやって来た。ひろきちが最初に来てドアに鍵がかかっていた部屋だ。さあ、これからどうなるのだ?行き止まりだぞ。来た道を戻って行くのか?それとも別のルートがあるのか?

ガイドの女性は最後の説明を終えると、ポケットから鍵を出してドアの鍵穴に鍵を差し込んだ。ガチャッと行って扉が開いた。扉の向こうは外だった。

何じゃこのオチ・・・

グループと行動を共にしてもらわないといけないと受付嬢が言ったのは、要するに出口には鍵がかかっていてガイドしかそれを開けられないということだったのだ。

時計を見ると5時半だった。絶望的と言っていい時間だ。あと30分でボンまで行き、ベートーベンの生家へ行くなんて絶対不可能だ。

いや、しかし野球は9回裏まで分からない。ひろきちの旅も最後まで分からない。最後の力を振り絞ってボンを目指せ!最後の最後まであきらめちゃいけない!

受付で音声ガイドのプレーヤーを返して預けていた身分証明を返してもらう。急いで駅へ向かう。駅に着き、階段を駆け上がる。駅のホームでしばらく電車を待つが電車は来ない。喉が渇いたので駅の近くの売店でビールを買って飲む。1本飲み干しても電車はまだ来ない。

時計を見ると5時40分を過ぎていた。

まだつづく