
先日、カタルーニャ州に広範な自治権を認める新自治憲章の是非を問う住民投票があり、賛成73.9%で承認されたというニュースが飛び込んできました。「新憲章は前文で同州を「ナシオン(国)」と規定するなど国家に準じる位置づけをしており、同種の要求がスペインの他州に広がる可能性がある。新憲章ではカタルーニャ語を「行政で優先的に使い、教育で通常用いる言語」と規定。従来は平等だったスペイン標準語よりも公用語としての立場が明確にされた。また税収の州配分率を2倍にするなど財政的な自立も強化された。(朝日新聞)」「支持者らは独立ではなく「スペインがカタルーニャ人、バスク人など多くの民族で成立する国」である点をスペイン政府に認めさせることを目指しており、地方への権限移譲の点で欧州連合(EU)も注目している。・・・カタルーニャ州や北部バスク地方は鉱工業が発達し豊かな地域だったが、フランコ独裁政権時代(1939~75年)に弾圧を受けたことから独立を目指す動きが活発化してきた。(毎日新聞)」「スペイン国家の終わりの始まりだ」と反対する声もあるようです。逆に「国家としての権限を与えられなければいけない」とさらに自治権を拡大しようとする動きもあるようです。スペインという国は国家としての安定に向けて進化している途中段階なのかも知れませんね。いずれにしてもカタルーニャ地方の文化や伝統が守られることを祈ります。