Hiro’s Diary (あしあと)

『TEAM DU BON TEMPS』に所属。 チーム名の意味は、フランス語で『楽しい時間』なんですよ。☆ミ

被災地に行ったI さん、おかえりなさい!

2011年04月04日 | その他




昨日、岩手県の被災地にボランティアに行った、I さんが仕事に出てきました。
被災地支援に行ったときより、5~6kgは痩せたようで、顔色もあまり良くありませんでした。
バスの中で撮られた写真が数枚あり、現地の凄さを見たときは目も当てられません。
新聞やテレビより、もっと生々しい様子が…。
とても、写真を載せられるような状態ではありません。

海から数キロ離れたところに舟があります。
家があったはずなのに何もなく、電柱も電線もなく、広い範囲に渡ってゴミが一面にあるだけ…。
家の形は無くひしゃげた屋根があるだけです。
それが永遠と…。
これを見ただけでも涙が出そうになります。

支援に行った先の仕事は、まだ家がかろうじて残っている所へ、救援物資を届けに行きます。
また、介護の必要な人の所には、オムツを持っていき交換、身体の汚れを拭いたりしたそうです。
このような状態で、1日が終わります。
帰ってきたときにはクタクタのようですね。

支援に行かれたボランティアの人達は、お寺に宿泊して夜を過ごします。
ここでの、食事は質素なものばかりです。
多少、ご飯は食べれた物の、あとはカップ麺だとか。
確かにこれでは、痩せてしまいますね。

Iさん、ご本人に聞くと、本当に切実なお話でした。
現地では、やっとガスと灯油が少しあるだけです。
このIさんが来る前は、水、ガス、電気が無く、暗く寒い毎日を送っていたようですね。

『○○さん(←hiro)、福井では節電をしましょうとかテレビで言ってるけれど、もっと切実に現地では大変な物ですよ。』
『夜は寒く、真っ暗の中、時折来る震度5弱の地震で、気がおかしくなりそうです。』
『本当に、福井に住んでる私達は天国の様な物…。』
『まだこの先も、この様な状態で過ごされる現地の方々を見てると、とてもとても…』

現地から帰ってきたI さんの言葉を聞いた時、これほどに凄まじく辛い毎日を送ってるのだと実感出来ました。
私も、目の奥から熱いものがこみ上げてくるのがわかります。
直接行った自分ではないけれど、被災地の大変さはまだまだ続きます。





今日も、無駄な電気は消そうと心に誓う私でした。

『I さん、お帰りなさい。 本当にお疲れ様でした。 私も感謝の気持ちでイッパイです。』

今日の、暮らしに感謝。
今日も、無事であったことに感謝。
家族と一緒に居られる幸せに感謝です。