迷歩録 比翼の鳥

　　曇り空　　梅雨寒の朝　　大隅や　　あせばみながら　　草取りはずむ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ



　　　　　今日も空は雲が一面をしめ、今にも雨粒が落ちてきそうな、そんな感じの南九州である。

　　　　いつまで続くのか、太陽を見る日が来るのか、それはいつなのか、もうしばらくたつと、今度

　　　　は、暑い暑いの連発となりそうである。天気も人間の感情も偏り過ぎると、迷惑となってしま

　　　　う。ほどほどが一番いい、いい加減という所であろうか。しかし男女の仲はそうもいかない時

　　　　もある。比翼の鳥のように翼を重ねいつまでも寄り添い生きていく情愛の深さを感じなけれ

　　　　ばならない時もある。言葉も大切、行動も大切、翼を重ね並べて飛ぶ姿、それが素晴らしい時

　　　　もある。そのことを目標に二者で努力することが素晴らしいのではないだろうか。

　　　　　何事もそのものよりも達成しようとするプロセスこそが美しいく心をうつ材料となるのであ

　　　　ろう。比翼の鳥よまではいかなくても、互いに信頼という目標に向かって歩きたいものである。

　　　　　特にコロナ騒動の中、信頼こそが大切な時期、目指したいものである比翼の鳥。