迷歩録 ちょうどいい

　　　文月の　　曇天の空　　雨の路　　野菜を育て　　恵みをくれる


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ



　　　　　　昨日の夕方から降ろ始めた雨は、夜半には本格的な雨、朝になっても止まず

　　　　　ふり続けている。雨の路となって恵みをくれる。それでも雨ばかりとなると、

　　　　　逆に野菜に被害を与える雨ともなる。過ぎたるは及ばざるが如しである。物事は

　　　　　ちょうどいいを探すのが難しいが、心地いいという事は、ちょうどいいと言う事

　　　　　でもある。このちょうどいいを探す旅こそが人生という旅なのかもしれない。

　　　　　　それでもなかなか見つからないちょうどいい、最後まで見つからないかもしれ

　　　　　ないが、探す旅は続けなければならない。自分がどの時点でちょうどいいを感じ

　　　　　るのか感じないのか、感じた所が快感の頂点、その頂点を探す旅は続く。