蒼い芝生の傍らで

サッカー観戦記および日常の出来事等

映画:『風立ちぬ』

2013年07月27日 23時54分07秒 | 日常の出来事
CMを聴いて以来ユーミンの「♪ひこうきぐも~」が耳から離れないので、いっそどっぷり浸かってやろうと思い、観に行ってきました『風立ちぬ』!!

ストーリーは、『ゼロ戦』を設計した堀越二郎さんの、理想の飛行機を作るまでの物語に、結核を患う女性・菜穂子さんとの恋愛が絡んだもの。
見終わった感想として、「こりゃ、賛否も分かれるよなぁ」と思った次第です。
「良い映画だった」と言うのはやや軽薄に思えるような、考えさせられる物語でした。

私は、この映画「好き」です。

「生きる」と言っても、ただ「生命活動を維持する」と言う生き方と、「生きている足跡を残す」と言う生き方があって、主人公の堀越さんも、作者の堀さんも、後者の方だと思います。後者の行き方は、時に人を傷つけるし、迷惑をかける事も、自分の命を削る事もありますが、『命を燃やす』と言う表現がぴったり来る位キラキラ(ギラギラ?)している人生です。
『ピラミッドのある世界と無い世界、どちらを望む?』と言う表現が途中で使われますが、やはり人は『プラミッド』を求めるのでしょう。使用目的も考え方も、捉える人によって千差万別です。

そんなギラギラした人生なんですが、本当に淡々と語られていきます。
これを「物足りない」と思う人もいるでしょうが、この『淡々』とした進行が良い!そして、やっぱり風景が物凄く綺麗!!あと、言葉遣いがみんな丁寧!!(笑)
綺麗な風景の中、綺麗な言葉で淡々と語られる、ギラギラした人生。見終わった後、「じゃあ、自分はどうする?」と、考えさせられる映画でした!
美しいものに触れたい方に、オススメの作品です♪

映画の後、川崎アゼリアに『全長3.5mの恐竜が暴れまくる!』と言うステージイベントがあり、どうしても一目見たかったので、余韻もそこそこにチネチッタからダッシュ!
そこにいたのは、めったやたらに吠えまくる、尻尾が長くて小ぶりの恐竜でした★確かに、頭の先から尻尾までは3.5mかも知れませんが、人の頭で殆ど見えない位でした(涙)。

映画の感動台無しでしたが、見なきゃ見ないで後悔していたと思うので、一目見られて良かったです!
何気に充実した1日でした!!(笑)
コメント
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