休日はデジカメ持ってぶらぶらと📷

アメフト観戦記や読書日記を綴っていましたが、最近は古墳(コフ)ニストとして覚醒中!横穴式石室をもつ古墳にハマっています。

横浜 VS.PL学園

2011-07-18 08:35:46 | 読書日記
 横浜VS.PL学園 ~松坂大輔と戦った男たちは今~
 神田 義行 佐々木亨 中村 計 守田 直樹著 朝日文庫

 暑い夏がやってきた。夏の青い空、わきあがる白い雲とともに球音が到来する。幾度となく語り継がれる名勝負。その一つがこの試合だろう。
 1998年は、人事異動があって初めてCWというものになった。その年の夏の出来事だ。
 その当時は、まだ、職場も余裕があって、ずっと待合室で試合が流れているのを見に行ったりしてました。
 16回裏にPLが追いついた時は、一斉に歓声が沸き起こってました。
 この試合を、完全に見たのは、何年か後にテレビで深夜に再放送をした時。たぶんテレビで、1試合丸ごと再放送をしたのは、初めてだったんじゃないだろうか。もちろん、ビデオに録画もしました。
 その間、NHK等でもこの試合のドキュメンタリー番組が放送されたりしていて、甲子園の頂点に来るような学校と言うのは、意識が全然違うのだなあということを実感したりしてました。
 本書は、そんな試合を演出した球児たちを追ったルポです。個人的には、松阪の後にエースナンバーを背負った斎藤投手のエピソードが結構気持ちが分かったりします。普通の基準が変わってしまう。そんな感じなんだろうな。
 しかし、この試合を経験したことによって、いろんな人生があるんだなあ。これだけの試合をしてきたと言う自信と越えられないエースに対する負い目と言うか複雑なものがあった。
 野球人としては、どうだったのかは判らないが、人生を生きていくうえでは絶対にプラスになるものではないのかなあ。
 それは、ピンチの時に現れてくるんじゃないのかなあ。

 この本を、読んで両チームの主力選手で、プロ野球選手になった選手もかなり割合で居るが、完全に野球とは手を切った選手も多いのに驚く。いろんな影を落としているのだなあと思う。18歳の青年たちには、大きすぎた出来事だったのかもしれない。
 ただ、さっきも書いたけどあの時を乗り切ったんだと言う記憶がこれからの人生の宝物になるんだろう。

 この春から、新しい部署に変わった。しんどい、先の見えないことをやっているが、今の私を支えているのは、別の部署でやり遂げた自信であり、仲間である。
 
 この本の読んで、真っ先に思ったことだ。

 今年も暑い夏がやってくる。また、こんな背筋がぞくぞくするような好ゲームを見たい。
 今年で93回だそうです。たぶん私は60回ぐらいから見に行ったりしています。時代は確実に流れていますね。

 
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 関西学生アメリカンフットボ... | トップ | 関西学生アメリカンフットボ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書日記」カテゴリの最新記事