第2調査区では、墳丘の裾に沿って足場が組まれており、その上から見ることになる。 ここでは、墳丘の状態が悪いながら、第二段斜面の葺石が少し見つかっている。 次に第3調査区では、第二段斜面の基底石や葺石などが見つかっており、特に、第一段の平坦面に集石遺構なるものが検出されている。これが新聞報道にある小石室と言われるものなのだが、調査員の方の話では、石室と証明しうる遺物等が出ていないので、集 . . . 本文を読む
令和7年3月22日(土) 京都府の向日市にある寺戸大塚古墳。4世紀の前半に造られた全長98mの大型の前方後円墳である。 大正時代に前方部で竪穴式石槨が見つかり、昭和42年に再度行われた発掘調査では、後円部にも竪穴式石槨が発見されている。 そして、現在、近隣にある物集女車塚古墳、元稲荷古墳、五原塚古墳などと一括して乙訓古墳群として、国の史跡指定を受けている。 乙訓古墳群のこれらの被葬者は当 . . . 本文を読む