休日はデジカメ持ってぶらぶらと📷

アメフト観戦記や読書日記を綴っていましたが、最近は古墳(コフ)ニストとして覚醒中!横穴式石室をもつ古墳にハマっています。

朝墳活IN纏向⑤ ~渋谷向山古墳(景行天皇陵)とその陪冢~

2024-08-18 22:25:28 | 古墳紀行
 渋谷向山古墳の拝所に到着。時刻は9時を少し過ぎたぐらいだ。しかし、かなり気温が上がってきている。太陽が昇り、徐々に陽ざしがきつくなってきたぞ。   渋谷向山古墳については、現在、宮内庁が第12代の天皇、景行天皇陵として管理をしている。そのため古墳の詳細はまだまだ分からない所が多い。ただ、近年、宮内庁が部分的な発掘調査を行っており、その結果、前方部は3段、後円部は4段に築造された前方後円墳であると . . . 本文を読む
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朝墳活IN纏向④ ~巻野内石塚古墳など~

2024-08-12 23:29:39 | 古墳紀行
 小川塚西古墳、サシコマ古墳などを眺めつつ田園地帯を歩いていくと、今度は同じく水田の中に巻野内石塚古墳の姿が見える。  この古墳については、これまで見てきた小古墳とは違って、古墳時代後期の古墳ではなく、3世紀内の築造の可能性も取り沙汰されている古墳である。 後世の改変もあるが、確かに見る方向によっては、円墳ではなく前方後円墳にも見える。 また、この古墳の周囲を固めている石垣についても、葺石を転用し . . . 本文を読む
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朝墳活IN纏向③ ~北口塚古墳・小川塚東古墳・西古墳など~

2024-08-11 23:47:04 | 古墳紀行
 ホケノ山古墳から箸中の集落を抜けて、渋谷向山古墳に向かう道は、緑の水田の中を歩いていくことになるのだが、朝のこの時間は、まだそれほど気温が上がっておらず、また水田の上を通る風が水田に稲の波を作って渡っていくのが非常に清々しく、涼感があり、昔からお気に入りの風景である。 【北口塚古墳】  またこの道の両側には、それほど大きくない古墳が水田の中に浮かんでいる。 ホケノ山古墳のすぐ北には、北口塚古墳が . . . 本文を読む
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朝墳活IN纏向② ~ホケノ山古墳~

2024-08-05 22:42:23 | 古墳紀行
 箸墓古墳をぐるっと一周をした後、大池の傍まで近づいて箸墓古墳の全景を写してみた。   この辺りから見る箸墓古墳の姿が一番きれいだなあと思う。 古墳にもどうやら一番見せたい姿というものがあるような気がする。ただ、後円部の方がかなり高いので、頭でっかちのように見える。まあ、最初の古墳だからね。これから徐々に古墳の形も徐々にスマートになっていくのだろう。 さて、ここからは、ふたたび後円部のすぐ傍らを通 . . . 本文を読む
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朝墳活IN纏向① ~箸墓古墳~

2024-07-30 21:39:12 | 古墳紀行
 今回は、桜井市は纏向の周辺で朝墳活。朝、5時過ぎに我が家を出発し、JR万葉まほろば線の巻向駅に到着した時には、6時を過ぎていた。この駅で降りたのは私一人。  ここから、纏向遺跡の横を通って箸墓古墳に向かう。纏向版朝墳活の始まり、はじまり。 箸墓古墳をめざして、歩いていくと途中、国道169号線にあたる。国道沿いに少し歩いていくと、箸墓古墳に隣接する大池があり、この堤防を登っていくと、池の奥に箸墓古 . . . 本文を読む
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朝墳活IN飛鳥② ~吉備姫王墓とカナヅカ古墳~

2024-07-29 23:06:58 | 古墳紀行
 平田梅山古墳の西側の丘の上に、欽明天皇の孫で、皇極・斉明天皇、孝徳天皇の母とされる吉備姫王の墓と伝えられるものがある。  この吉備姫王の墓とされる塚であるが、どうも古墳ではないという話である。幕末、平田梅山古墳を修陵した際に延喜式等の記載を参考に造り出されたのではないかと言われている。 ちなみに奈良県の遺跡地図では、石造物所在地とされており、古墳とは認識されていないようである。 この吉備姫王墓の . . . 本文を読む
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朝墳活IN飛鳥① ~平田梅山古墳(欽明天皇陵)~

2024-07-25 23:36:32 | 古墳紀行
 高松塚古墳の壁画修理作業室の公開に久しぶりに当選した。見学が朝一番の組だったので、早い目に現地に行って、朝の早い、比較的涼しい時間帯にいくつかの古墳を見て回れればということで、現地に到着したのは8時半ごろであった。 見学の集合時間までは1時間ほどあるので、高松塚古墳の壁画修理作業室のある国営飛鳥歴史公園の敷地から北側にある平田梅山古墳に向かった。   公園を抜けて、少し歩くと田んぼの中に右にカナ . . . 本文を読む
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難関古墳をあるく④ ~夫婦塚古墳~

2024-06-02 23:12:09 | 古墳紀行
 奈良県下に数ある古墳の内でも到達するのが困難と言われる難関古墳の一つ、奈良県葛城市兵家にある夫婦塚古墳に行ってみた。 まず、起点になるのは、道の駅かつらぎ、ここから夫婦塚古墳にアタックすることになる。 夫婦塚古墳に少し触れると、葛城山系の山中、標高約290mほどのところにあり、7世紀の中頃から後半に造られた横穴式石室を持つ古墳であり、墳形は円墳もしくは方墳で、径12~14mとされる古墳である。  . . . 本文を読む
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宇陀地方の古墳巡検⑧ ~向坊1号墳~

2024-06-01 23:00:50 | 古墳紀行
 今回は、近鉄の室生口大野駅のすぐ北側にある向坊1号墳を紹介。 この古墳については、駅のホームからも古墳の姿を望むことが出来る。これだけ駅前にある古墳というのも珍しい気がする。   古墳へは、室生口大野駅を出て、少し線路に沿って西へ向かい、線路の下をくぐって、反対側にすぐ右に曲がると、変電所の前を通って古墳のある広場に出ることが出来る。(はじめこの道がわからなくて、少し北に上がってから、変電所の上 . . . 本文を読む
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京都洛西の天皇陵めぐり おまけ② ~天皇の杜古墳~

2024-05-30 18:33:17 | 古墳紀行
 淳和天皇御母藤原旅子陵から府道142号線に戻り、さらに国道9号線を歩いていくと、樫原廃寺跡史跡公園があり、さらに歩いていくと天皇の杜古墳が道路に面して所在している。 古墳の周りは史跡公園として整備されていた。  「史跡天皇の杜古墳」と刻まれた石標があり、そこから公園の中に降りることが出来る。 天皇の杜古墳というちょっと変わった名称は、かつてこの古墳が、平安初期の天皇、文徳天皇の御陵という伝承に基 . . . 本文を読む
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天理市の古墳をあるく(柳本古墳群編)② ~上ノ山古墳(景行天皇陵い号陪冢)

2024-02-25 22:58:51 | 古墳紀行
 渋谷向山古墳の前方部の周濠の道を挟んで向かいに上ノ山古墳がある。   渋谷向山古墳が東西を主軸にしているのに対して、上ノ山古墳は、主軸を南北に置いており、渋谷向山古墳と直交するような位置関係に所在している。   そして、渋谷向山古墳の周濠が、前方部の北側がかなり狭くなっているが、航空写真などを見ると、もう少し周濠の幅が広がっていてもよさそうな感じがする。 実際、発掘調査で上ノ山古墳の外堤と渋谷向 . . . 本文を読む
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天理市の古墳をあるく(柳本古墳群編)① ~渋谷向山古墳~

2024-02-25 11:00:42 | 古墳紀行
 今回から、天理市にある柳本古墳群と大和古墳群に属する古墳を紹介していきたいと思う。 ちょうどなら芸術文化村で「山辺の古墳文化 大和古墳群と柳本古墳群」の企画展が行われており、それの連動企画であるというわけで。    渋谷向山古墳は、ちょうど国道169号線が、古墳のすぐ西側を通っており、非常にわかりやすい古墳である。また、古墳の東側は、古道、山辺の道のルートとなっている。    また、渋谷向山古墳 . . . 本文を読む
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大安寺古墳群をあるく② ~杉山古墳~

2024-02-06 23:11:03 | 古墳紀行
 南都六大寺の一つ、大安寺から北へ150mほど歩いたところに杉山古墳があり、現在は、大安寺の旧境内の一部として、杉山古墳と大安寺の瓦を焼いた瓦窯跡である杉山瓦窯跡が公園として整備されている。    杉山古墳は、古墳時代の中期後半、5世紀の後半に築造された墳丘長約150mの前方後円墳で、先に紹介した野神古墳、大安寺墓山古墳とで大安寺古墳群を構成している。  もともとは現在は埋め立てられているが . . . 本文を読む
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大安寺古墳群をあるく① ~野神古墳・大安寺墓山古墳~

2024-02-06 00:01:23 | 古墳紀行
 JR奈良駅の東側にある駅前広場の接して南北に通じている道路を南へ20分ほど歩き、左手にあるUR桂木団地を入ったところに、ポケットパークがあり、その中に柵に囲まれた場所がある。これが野神古墳である。    古墳と言っても、墳丘の上に小さな祠があるのみなので、古墳と言われないとたぶん古墳とはわからない様子である。  一応、前方後円墳と言われているが定かではない。現在は後世の削平をかなり受けてお . . . 本文を読む
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天理市の古墳をあるく(杣之内篇)⑧ ~小墓古墳~

2024-01-28 22:36:57 | 古墳紀行
 西乗鞍古墳から道を挟んだ向かい側、天理市の浄水場の奥に二つの丘の高まりがみられる。    これが、小墓古墳と言われる古墳で、6世紀の前半、古墳時代の後期に築造された前方後円墳である。墳丘は三段築成であり、現在は全長80mほどであるが、本来は、周濠等を持つ全長95mを越える古墳であったと考えられている。航空写真などを見ると、墳丘の周りに周濠の跡が残っているのがわかる。    小墓古墳は、過 . . . 本文を読む
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