飛鳥における万葉歌碑について、ブログの記事が増えてきたのでまとめてみました。
※2021年9月20日 飛鳥の万葉歌碑㉒ ~玉藻橋~を追加しました。
飛鳥の万葉歌碑① ~伝飛鳥板蓋宮跡~
飛鳥の万葉歌碑② ~飛鳥民俗資料館~
飛鳥の万葉歌碑③ ~県立万葉文化館駐車場~
飛鳥の万葉歌碑④ ~県立万葉文化館庭園 その1~
飛鳥の万葉歌碑⑤ ~県立万葉文化館庭園 その2~
飛 . . . 本文を読む
このブログで、万葉歌碑を取り上げるのは、昨年の12月に書いたのが最後、ほぼ9か月ぶりである。最近は、古墳ばかりなのでたまには万葉集というのもいいでしょう。
さて、今回は、石舞台公園を祝戸の方角に抜ける途中に、玉藻橋というコンクリート造りの車1台分ぐらいの幅しかない、小さな橋は、飛鳥川に掛かっている。そのたもとに「玉藻橋」と題された万葉歌碑が置かれている。
歌碑には「明日香川瀬々に玉 . . . 本文を読む
今城塚古墳がある公園から古墳のガイダンス施設である「今城塚古代歴史館」へは、公園の北西部から、老人福祉施設の間の専用通路を通っていく。
館内の展示としては、6つのパートに分かれている。
1 三島の古墳時代前史
2 三島と初期ヤマト王権
3 倭の五王と三島
4 今城塚古墳の実像1 ~巨大古墳の築造~
4 今城塚古墳の実像2 ~大王の葬送儀礼
5 学芸員の部屋
. . . 本文を読む
前回の続きで、今回は埴輪について取り上げることにしたい。今城塚古墳は、大王を埋葬したと考えられる古墳で詳細に発掘調査が行われた唯一のものである。そのため、墳丘だけでなく埴輪などの出土品でも、素晴らしい成果を上げている。
古墳の北側、歴史館の方の古墳の内堤には、堤の上にずらりと円筒埴輪や家形や人物、動物といった形象埴輪が並べられており、その迫力には圧巻するほかない。
内堤は、幅25~ . . . 本文を読む
阿為神社から今城塚古墳へは、自動車に乗せてもらったので、スイスイとあっという間に到着。途中塚原古墳群などという看板もあり、ちょっと心惹かれるものがあったのだが、これは別の機会に置いておこう。
さて、今城塚古墳である。この古墳は、昭和33年に国の史跡に指定されており、平成9年から平成18年に渡って長期に発掘調査が行われており、調査では、墳丘の段築や造出しの状況、石室の基盤工などが明らかにされた . . . 本文を読む
将軍塚古墳のすぐ横、同じ丘の上に将軍山古墳(2号墳)の竪穴式石室が移築されている。雑草に覆われているため、一見石室のありかが分かりにくいが、解説板がが立てられているおかげで、その場所を確認することができた。
正直、雑草をかき分けて、やっと近づくことができる状態であり、狭い場所にあるので、石室をいろんな方向から観察することは難しい。
将軍山古墳群については、この丘陵上に作られた7基( . . . 本文を読む