むかごの日記Ⅱ

70歳を過ぎてにわかに植物観察に関心を持ち、カメラを提げて、山野を歩いています。新・むかごの日記より引っ越しました。

ハマアザミ:浜薊(固い葉で潮風に耐える)     

2015-10-01 09:54:59 | 植物観察記録


紀州由良町の白崎海岸(9月27日ブログ記事)を歩いていると、ハマアザミ:浜薊(キク科アザミ属)が咲いていました。
5月に志摩半島で、いかにも海浜植物らしい、特徴ある葉を広げたハマアザミを見た後でしたので、懐かしく花を眺めました。
太平洋岸の砂地に生える多年草で高さは15~60㎝、ふちに鋭いとげをもつ葉は厚くて光沢があり、根生葉も茎につく葉も長さ15~35cmで羽状に深裂します。
花は7月から12月ごろまで咲き、基部にある4~7個の葉状の苞が目立ちます。
案内していたガイドさんは、イソアザミといっていましたが、地方によってはそう呼んでいるようです。
海辺の出身の方から、昔はこの根を食べたものだという話を聞いたことがありますが、そのとおり別名はハマゴボウで地中に深く伸びる根は食用にされます。