むかごの日記Ⅱ

70歳を過ぎてにわかに植物観察に関心を持ち、カメラを提げて、山野を歩いています。新・むかごの日記より引っ越しました。

マルバグミ:丸葉茱萸(ふっくりとした花) 

2015-10-29 08:39:05 | 植物観察記録
沼島の海辺、赤い実をつけたマルバアキグミの隣に、白い花をつけたグミの群生があり、白い花をつけていました。
く見ると大阪近辺でよく見かけるナワシログミの花に比べて、すこし感じが異なります。
昨日のマルバアキグミと同じように海岸、沿海地の林縁や崖の縁などに生えるマルバグミ:丸葉茱萸(グミ科グミ属)と見ました。
本州、四国、九州、沖縄の海岸地に分布する常緑低木で高さは2~4mになります。
互生する葉は長さ5~10㎝、幅4~6㎝の広卵形で、枝や葉脇に棘はありません。
グミの仲間の花には花弁はなく、筒状の萼片の先が2または4裂し花弁のように見えるのですが。このマルバグミの花は、同時期に咲くナワシログミに比べ萼筒が短くて萼片とほぼ同長、ふっくりと膨らんだ感じがします。
3~4月に熟す果実は長さ1..5~2㎝の長楕円形で、表面に白い鱗状毛が密生するので白っぽく見えるとあります