むかごの日記Ⅱ

70歳を過ぎてにわかに植物観察に関心を持ち、カメラを提げて、山野を歩いています。新・むかごの日記より引っ越しました。

ハナミョウガ:花茗荷(日本一の瀧に実る) 

2015-01-15 18:58:45 | 植物観察記録
14日、熊野那智大社に初詣し別宮である飛瀧神社のご神体の那智の滝を参拝しました。
初穂料300円を納めて滝壺展望所へ登る途中、足元に真っ赤な実をつけたハナミョウガ:花茗荷(ショウガ科ハナミョウガ属)を見つけました。
暖地の林の中などに生える常緑の多年草で高さは30~60cm、根茎は分枝し、茎の節には鱗形状葉があります。長さ15~40cm、幅5~8cmの広披針形の葉の裏面には軟毛が多く、ビロードのような手ざわりです。5~6月、10~15cmの花穂を立て、白地に赤い筋の入った卵形の唇弁の花をつけます。
晩秋、長さ1.5cmほどの広楕円形で赤色の果実を熟します。中にある種子を伊豆縮砂と呼び健胃などに用います。
展望所に登る観光客が誰ひとり気づくこともないハナミョウガは、日本一の那智の滝の滝壺のすぐ側で、赤色の実と青い葉の鮮かな対比をみせていました。

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