むかごの日記Ⅱ

70歳を過ぎてにわかに植物観察に関心を持ち、カメラを提げて、山野を歩いています。新・むかごの日記より引っ越しました。

ユキワリイチゲ:雪割一華 (今年も行ってきました)

2014-03-27 15:41:49 | 植物観察過去ログについて
滋賀県甲賀市土山の瀧樹神社境内にユキワリイチゲ:雪割一華(キンポウゲ科イチリンソウ属またはアネモネ属)の群落を見るツアーが雨のためあえ無く中止となり、急遽ミホ ミュウジアム行きに変更になったことは「むかごの高槻」に書きましたが、少し癪なので、後日天気を見計らって篠山市大宮前追手神社へ見に行きました。
昼前なのに気温が低いのか花の開き加減がイマイチなので、以前見つけていたユニトピア篠山にまわりました。
そこでは、例年より花数は少なかったですが、春の日を浴びて満開のユキワリイチゲに出会うことができました。
昼過ぎ、天気も良く気温も上がってきたので、執念深く追手神社へ取って返しましたが、どういうわけか、陽があたっているのに半開きで、花弁も短いように見えます。

ユニトピア篠山にて


追手神社にて

半開きと満開のユキワリイチゲ、いずれもそれなりの美しさですが、ほぼ同じところで、同じ時間なのに品種が違うのではないかと思うほど違うのが不思議に思えてきました。
なお、3月16日のフクジュソウの記事で、「ギリシャ神話で混同されるように、フクジュソウ属とアネモネ属は互いに似ていますが、その区別は、前者は萼がはっきりし、萼の下に苞葉がなく、一方アネモネ属は、萼が花弁化し、花茎の上部、花の下に大きな葉状の苞葉が数枚つきます。日本には16種のアネモネ属の仲間が自生しており、イチリンソウ、ニリンソウ、セツブンソウ、ユキワリイチゲ、アズマイチゲなどが含まれます。」と書きましたが、牧野図鑑などではこれらはアネモネ属となっていますが、イチリンソウ属としているほうが多いようです。