むかごの日記Ⅱ

70歳を過ぎてにわかに植物観察に関心を持ち、カメラを提げて、山野を歩いています。新・むかごの日記より引っ越しました。

ウラジロノキ:裏白の木(今年は豊作?)

2013-11-05 17:12:18 | 日記

西宮北口近くの小山・丸山の遊歩道にウラジロノキ:裏白の木(バラ科ナナカマド属) が何本か枝いっぱいに赤い実をつけていました。
山地に生える落葉高木で高さは10~20m、5~6月枝先や葉腋から複散形花序をだし直径1~1.5cmの白い花を多数つけます。
葉の裏が白い綿毛におおわれるのでこの名があり、広楕円形で縁に欠刻状の大きい鋸歯がある葉が特徴的で見てわかりやすい木といえます。
10~11月に赤く熟す果実は、長さ5~8mm、卵状楕円形のナシ状果で、ナシに見る細点があります。
バラ科の特徴をもつこの果実、食べてみるとわずかにリンゴのような味と食感です。
ウラジロノキの果実は、過去に2~3回このブログで取り上げていますがこのようにたわわに稔っているのは初めてです。昨日の記事のマユミといい樹種によっては今年が当たり年かもれません。なんにせよ豊作の姿を見るのはうれしいものです。