むかごの日記Ⅱ

70歳を過ぎてにわかに植物観察に関心を持ち、カメラを提げて、山野を歩いています。新・むかごの日記より引っ越しました。

ハゴロモルコウソウ:羽衣縷紅草(細葉と丸葉の合いの子)

2013-09-26 19:05:38 | 日記

植物園に咲いていた赤い小さな花にハゴロモルコウの名札がついていました。
葉が糸状に切れ込むルコウソウ:縷紅草(2007年9月22日記事)と葉が丸くハート形のマルバルコウ(丸葉縷紅)(2007年9月23日記事)との交雑種で、蔓性の一年草、葉は卵形で、掌状に深く裂けます。葉が深く裂けてモミジ葉状であるところから、別名でモミジバルコウソウ(紅葉葉縷紅草)とも呼ばれます
7-11月に直径2cm程の紅色の漏斗形の花をつけます。花の大きさは二つの母種よりやや大きくなります。
この仲間の花は、いずれも朝開いても昼ごろ日が当たると凋む一日花のようです。
ルコウソウのルは漢字の縷で、 細々と連なる糸筋、途切れずに続く様を表す漢語です。その意味ではマルバルコウもハゴロモルコウソウも、意味的に少々おかしいといえます。
ルコウソウはソウ(草)がつくのに、一般にマルバルコウはソウなしで呼ばれます。植物園ではハゴロモルコウとなっていましたが、こちらは一般にハゴロモルコウソウと呼ばれているようです。