オトコヨウゾメ(スイカズラ科ガマズミ属)が赤い実をつけています。
この変わった名前の由来は定かではありませんが、ガマズミ類をヨソゾメ、ヨツゾメなどと呼ぶ地方があり、ガマズミ似ていて、本種の果実が細く痩せていて食用にならないことから男を冠してオトコヨウゾメとなったのではないかとの説があるそうです。
果実は長さ5~8㎜の楕円形で、9~11月に赤く熟し、核は長さ5~7㎜の広卵形です。
山野の日あたりのよいところに生える落葉低木で、高さは1~3mになります。葉の長さは3~7㎝で薄く、裏面脈上に白い長毛がまばらにあり、乾けば黒くなるのが特徴です。
晩春、2枚の葉のある短枝の先の長さ1~2㎝の柄の先に、薄紅色を帯びた白い花を5~10個ずつ垂れ下がってつけます。2011年4月29日記事