日比谷同友会 書道愛好会

日比谷同友会 サークル活動

第182回(平成29年4月20日)

2017年04月25日 | 例会報告

◇先生の講話

第3木曜例会では書の基本を系統的に説明していく。ということでその第1回として筆の持ち方、字画の基本形(左払い、右払い)について説明と実技指導があった。

1.筆の持ち方

・日本では座卓に向かい座って書くのが基本(現在では椅子に座って書くことも多いが)。一方中国は卓が高く、立って書くのが基本。

・紙は身体の中心線上に置くのではない。右肩の位置から書卓に向けて直角に延長した線上に書く文字の中心が来るように紙を置くのがよい。

・筆は軸の中心より下を持つ。親指と人差し指の第1関節のところ(つまり指紋のあるところ)で筆をつまむように持つ。ほかの指は筆がぐらぐらしない程度に筆の軸に添える。

・「筆を回す」と「腕を回す」の違いをよく理解し、両方ともできるようになること。「筆を回す」とは筆の軸を回転させること。 隷書の横画や縦画の起筆部 などは筆を回して書く。「つ」など大きな円弧は腕を回して書く。

2.字画の基本(左払い、右払い)

・お手本「之文」に基づき左払い、右払いの実技指導が行われた。

・因みに「之」の第1画~第3画はすべて点である。第4画のみが線。

(出席者 12名 荻野 記)


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第181回(平成29年4月6日)

2017年04月25日 | 例会報告

新年度最初の例会日で、平成28年度会計報告、平成29年度予算計画などの審議議決を行った。また役員の交代により新たに榎さんに会長をお願いするほか、香村さん、冨田さん、小野さん、谷田貝さん(相談役継続)に各役員をお願いすることとした。

◇先生の講話

新年度からあらためて次の予定で講話を進めていくこととする。

○第3木曜例会:以下のテーマについて系統的に順次説明していく。

1.書道用具

2.文字の書き方、書き順

3.書の基礎(楷書、行書、草書)

4.実用書道、教育漢字、書写

5.その他習字→書道への道

○第1木曜例会:その時々のトピックを中心に、それにまつわる必要な知識や技法、心掛けておきたい事項などを説明する。

1.検定

2.作品展(5月~9月)

3.条幅、隷書、臨書などについての留意事項

今日は第1木曜例会なので、今期検定試験の課題「間中至楽」の楷行草それぞれの書き方について説明があった。また隷書の起筆時に筆を回すこと(筆を持った手を回すのでなく、指で筆の軸を回すこと)について実技を通じて説明があった。

(出席者 11名 荻野 記)


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