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大地の芸術祭2015 鑑賞1日目 その2

2015-08-02 09:00:25 | 出来事

『大地の芸術祭2015』 鑑賞1日目 続きをどうぞ。

 

さて、津南町エリアのつづきです。

県境の上郷地区へ。 

『越後妻有「上郷クローブ座」』  2015作品

 

2012年に閉校した上郷中学校が、パフォーミングアーツの拠点として再出発。 

パフォーマーのレジデンス施設であり、稽古場であり、作品発表の場としての劇場でもある。 

 

 

中学校だった建物全体が「上郷クローブ座」ということのようです。

 

 

 

 

 

『ミカドゲーム』 2012年作品 

 

外丸地区にもある作品が、こちらにも展示。 

西洋ではポピュラーなゲームらしい。 

全然分からないけど…

 

建物の中にも作品が。 

新作『時の殻』 2015年作品 

 

樹木に包まれた学校記念庫。 

木々の間には、学校に残された卒業アルバムなどが配置され、閲覧できる。 

床には籾殻のつまったソファがあり、その香りが郷愁を誘い、

ゆっくりと時間が巻き戻される。

 

ちょうどよく、綺麗なお姉さんがソファに座って何か閲覧中。 

何かの優勝盾?や、百科事典?などが木々の間に置かれています。

 

 

 

 

 

お姉さんも撮影中。 

理科室のアルコールランプや試験管などが置かれている棚になっていましたよ。

 

 

 

 

撮影中の綺麗なお姉さんを撮らせてもらいました。

自然なポーズがイイ感じ

 

 

 

 

 

こちらの棚では、いろんな写真をスライドショーで流しながら、校歌が流れていましたよ。

 

 

 

 

 

部屋全体が木々に包まれている感じで、なんか落ち着くスペースになっています。 

もう一度、ゆっくり座って楽しみたい空間。

 

 

 

2階はたぶん稽古場や劇場になっている場所だと思われます。

関係者以外入室禁止になっていました。

で、3階にクローブ座のインスタレーションが展示してあるとあんないされましたので… 

『王の説法』 2015年作品 

 

ヘンゼルとグレーテル~もう森へなんかいかない~ 

という演劇の中の断片を展示したもののようです。 

どうやら、扇風機の風で、まわりの黒いゴミ袋に入ったものが動く仕掛けのようですが、

ボクが行った時は、扇風機が回っていなかった…

 

 

『新しい森』 2015年作品 

 

こちらも同じく演劇の断片。 

こちらは、たまに光ったり、羽の欠けた扇風機が回ったり、ダンボール箱が動いたりしていました。 

 

 

建物の外に配置された作品。 

『題未定』 2015年作品 

 

とても大きな梯子。 

題未定なので、どういう意味なのか… 全然分かりませんが、

すごく目を引く作品であることは間違いない。

人気の作品になるだろうな~

 

さて、次は足滝地区へ

『「記憶-記録」足滝の人々』  2012年作品

 

足滝に暮らすすべての住民をかたどった人型。

 

 

 

中には子供の人型も。

 

 

 

 

 

こちらにも。 

きっと今は、もっと大きくなっているんだろうな~?

 

 

 

次は、穴山地区へ。 

『国境を越えて』 2009年作品 

 

台湾の伝統工芸の手法で作られた陶俑(とうよう)が飾られた、大きな門。

極彩色と金箔に輝く伝説の物語に縁取られ、現実の大地は異国の神々の世界と交わり始める。

 

 

 

金色に輝く子牛。

 

 

 

 

 

門を隔てた正面には、大きな牡牛。

どんな物語なのか? 

 

 

 

 

近くの田んぼに足跡のあるコンクリートの道が…

集落の子供の足跡のようです。 

その先には…

 

 

 

 

大きな舞台が作られていました。 

ここで、パフォーマンス「里山へ帰ろう」が発表されるそうです。

 

 

 

 

小さな家のおもちゃ? 

 

 

 

 

 

ドラのようなものが下がっていたり、向こうには人形のようなものが置いてある。 

 

 

 

 

 

色とりどりの生地を使った、のぼり?

 

 

 

 

 

階段を昇ったところにあるのは…

 

 

 

 

 

狛犬ならぬ、こまカエル?

 

 

 

 

 

狛犬みたいに、口を開けたものと閉じたものが合い向かいに置いてある。

「あ・うん」ということなのかな?

 

 

 

 

 

こちらには、杉の木を使って囲まれたスペースが。 

この全体のスペースで、日本の村を表現しているようです。

この囲まれたスペースが、日本の家になるみたい。

まだ、未完成のようで… 

 

 

 

先ほどの舞台になるスペースにも、作業をしていた人たちがお昼寝中でしたし、こちらでも若者がお昼寝中でした。

 

この場を去りかけた時、写真の若者が起き上がり何かしゃべっていましたが、日本語ではない。

どうやら、ここの作家さんは台湾の方らしいので、一緒に作業している方々も台湾からいらっしゃっているようですね~ 

そして、お昼寝していた若者は男性だと思っていたのですが、女性でした…

寝姿を撮っちゃって、ゴメンナサイ。

どうりで、短い短パン穿いてるな~って思ったんだよな~

 

 

さて、次に向かったのは先ほどの作品とは違う場所ですが、足滝地区。 

駐車スペースがないみたいで、徒歩って書いてある。 

作品は神社にあるのかな?

 

 

 

 

神社の周りを見ても、それらしきものが無い… 

 

 

 

 

 

神社の裏には道がある。 

ここを進んでみましょうか。

 

 

 

 

道が、すごく細くなってきたぞ~ 

 

 

 

 

 

え? 踏み切り? 

どうやら、遮断機の無い踏み切り。 

 

 

 

 

すぐそこに駅のホームがあるじゃありませんか。

ここは、飯山線の足滝駅だったようです。 

 

 

 

 

 

で、作品はというと、駅とは反対方向に向かってすぐの坂道と途中にありました。

 

 

 

 

 

山から染み出た水を、樋をつかって甕に集め…

 

 

 

 

 

こちらの石に囲まれた「水琴窟」に落として音を楽しむ。

 

 

 

 

 

たまたま、作家さんの「景山健」さんがいらっしゃいましたので、1枚撮らせていただきました。 

じつは、最初のアイデアでは、水琴窟は地面に埋めるつもりだったそうですが、

土を掘りはじめたら岩盤にぶちあたり、そこから先は掘れなくなったので、

やむなく石で周りを囲むという方法に変更したのだとか。

 

水も、湧き水を使うつもりだったのが、この地区には湧き水は無いと集落の人に言われ、

頭を抱えていたところ、この場所に水が染み出ていることを教えてもらい、

その水を集めることにしたのだそうです。

 

なかなか芸術も、簡単に思うようにはいかないものなんですね~

 

景山さん、日本一長く・日本一短い60秒の花火大会「河岸段丘花火」の発起人でもあるそうです。 

そこから、津南町から新潟市まで信濃川を花火で浮き上がらせようという「信濃川プロジェクト」にまで発展して、

とにかく面白いとお話されていました。

 

やっぱり、芸術を介した人のつながりって、面白いもんだな~と思いました。

 

 

さて、次は田中地区へ。 

『Air for Everyone』 2012年作品 

 

かつて板金屋が暮らしていた空き家に、不思議な道具を作る職人の工房を想定して作った作品。

 

 

 

多様な工具や道具が置かれている。

 

 

 

 

 

ふいごやリードなどを使い、多様な音が響く仕掛けが施されている。

 

 

 

 

 

アコーディオンみたいな蛇腹を壁に設置して、紐を引くと音が鳴る。

以前、ここを訪れた時、小学生くらいの女の子が、一回紐を引いて音を覚え、

曲を演奏していたのにビックリしたことがありました。

 

ピアノか何か習っていたんでしょうね。

音符も読めない自分には、絶対無理だと思いましたけど… 

 

 

 

作品の近くには、こんな車が。 

BMWが大地の芸術祭を応援していて、オフィシャルカーとして芸術祭エリアを走っているらしいですよ。

 

 

 

 

 

なかなか、カッコイイじゃないですか~

BMW特設サイトもありま~す。 こちらをごらんください。→  http://bmw-i.jp/echigo-tsumari/

 

 

 

 

続いては、上野地区へ。 

『時を越える旅』 2009年作品

 

上野地区のお年寄りたちが、にぎやかに集うゲートボール場の脇に設置された作品。 

周囲の風景を映す丸い鏡が、風によってゆっくりと回転。 

鏡は手で動かすこともできる。

 

 

杉の緑と青空に、クッキリと浮かぶ作品です。

存在感ありますよ~。

 

 

 

 

すぐ傍にあるのは… 

 

『アジアンインフォメーションセンター』 2012 ・ 2015年作品 

 

近隣のアジア作家の作品紹介をはじめ、

日本で展示されているアジア作家の作品などを紹介する、交流施設。 

 

天井には、藁で作った龍が 

 

ヒゲや体は、花火で出来ているようです。 

受付にいた青年に聞いてみたのですが、どうやら日本人ではなく…

どう聞いていいのかわからなくて、

「え~っとファイヤ~…」

「OH! ○○○○ ●●●●」 

「…

何か通じたようなのですが、向こうの喋りが早くて聞き取れず…

 

ま、花火だということで。

 

次は、車で移動はしましたが、すぐそばにある作品。 

『かささぎたちの家』 2003年作品

 

陶づくりに欠かせない土と砂と火と木。

4つの材料を使った陶の家。

すっぽりと窯で覆い、1ヶ月かけて完成した。 

 

 

 

外壁に描かれている花・鳥・木々・波 etc

以前はもっと鮮やかだったのですが、ここ数年で一気に色あせたような気がします。

 

 

 

 

 

ひび割れもあちこちに…

修復して、鮮やかな色を取り戻してほしいですね~ 

 

 

 

すこし移動すると… 

『恒河舎』 2015年作品 

 

かつて、幼い子供たちのために自分だけで作り上げ「恒河舎」と命名した廃小屋を、

30年のときを経て蘇生した作品。 

 

 

 

障子だと思っていたのですが…

実はすべて、薄い白磁なのだそうです。

 

 

 

 

 

この葉っぱは、どうでしょう?

聞いてこなかった…

 

 

 

 

 

こちらの障子も、実は白磁。

 

 

 

 

 

で、梯子のようなものがあるな~と思っていたら、屋根裏にも作品があるとのこと。

以前は梯子で上り下りしていたようですが、

作品にするにあたり裏側に階段を設置したとか。 

 

 

 

 

階段を上がって、丸い穴をのぞいてみると…

 

 

 

 

 

周辺の山々を模した、ミニチュアの磁器彫刻。

薄い白磁の円盤が揺らめいていました。

 

 

 

 

 

白磁のひび割れが、面白い模様になって見えます。

 

 

 

 

 

一枚一枚、違った印象になって。

 

 

 

 

 

何だか、揺らめく炎のように見えたりして。

 

 

 

 

 

小屋の材料は、枕木。

頑丈でしょうけど、組み立てる時は大変だったでしょうね~

可愛い子供のために、ここまでするお父さんはヒーローだったことでしょう。

 

ここも、また来たいと思う作品です。 

 

 

 

さて、また少し移動して。

マウンテンパーク津南へ。 

『ドラゴン現代美術館』 2000年作品 

 

中国の登り窯を移築し、美術館として再生。

作家自信が館長兼キュレーターを務め、国内外の美術家の古典を実施。

今回はピーター・ハッチソンを迎え、新たな作品を展示。

 

 

 

『Thrown Rope for Japan』 2015年作品 

 

地面にロープを投げ、そのロープが落ちたラインに沿って花を植える作品。

 

 

 

今まで殺風景だった道が、華やかになった印象です。

 

 

 

 

さらにゲレンデ方向に移動。 

『カモシカの家族』 2000年作品

 

3頭のカモシカは、農機具を溶接して制作。 

目を凝らしてみると、刃やビスなどが使われていると分かる。 

 

 

 

『再生』 2000年作品 

 

盛り上がった芝生の上に、大理石のまくら。 

風のそよぎに身を任せるためのベッドだ。

 

 

『0121-1110=109071』 2009年作品 

 

針葉樹の森に、3つの球体。 

遠くから見ると、金属のような質感に見えるのですが…

 

 

近くで見ると、丸太を組み合わせた造形であるとわかります。

 

 

 

 

 

この作品。なんか好きなんですよね~ 

 

 

 

 

 

近くに花ショウブが咲いていましたので、一緒に。

 

 

 

 

 

花ショウブをメインに、作品をぼかして。 

 

雪景色の中の作品を見てみたいな~と思うのですが、冬場はシートでくるまれて、

見られません…

 

 

 

この日最後の作品は…   『森』 2000年作品

 

約7000本もの鉛筆を使って、森を表現。

中をのぞくと、窓から本当の森も見える。

 

 

 

 

 

住民が実際につかっていた鉛筆なのでしょう。

名前が書いてある鉛筆も見えます。 

 

初日に鑑賞した作品は40作品。

1日でまわるには、ちょっと厳しい時間設定ですが、

同時期に新潟市で開催されている『水と土の芸術祭』も鑑賞したいと思っているので、

1日で出来るだけ多くの作品がスムーズに鑑賞できるように、

地図を眺めながら回る順番を決めていきたいと思います。

 

さ~て、次はどこを鑑賞しようかな~?

ガイドブックを見ながら、ワクワクしている hf-matsu No.2 なのでした。

 

 


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