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怖ろしいこと

2011-11-16 11:11:05 | 仕事の話

ここのところ、めっきり寒くなってきましたね

週間天気予報見ても、この先ずーっとっぽいし

 を伴うなんて聞くと、いよいよ が降ってくるかな~?

なんてこと考えると、憂鬱な気分になります。

ニュースなんかで、スカッと晴れている地域が映し出されると、うらめしくなります。

なんでも他県から新潟に転勤になった方、その家族は、冬が来ると

うつ症状になる方が多いんだとか・・・わかります。

何十年も住んでても、嫌ですもん。冬

世の中の景気がいい頃は、それなりに冬も楽しかったですけどね~。

(またそこかい・・・

 

話は変りますが、昨日、びっくりするニュースがありました。

あの 『悠香の茶のしずく』 (某有名女優さんがCMしてるお茶石鹸ですね)

を使用して、アレルギー症状が出た方が大勢いて

その中でも、重篤な症状の方が60人以上もいたというニュース。

私たち、化粧品を扱っている者からすると、とても怖ろしいニュースでした

そのアレルギーを起こした成分というのが、『小麦由来』 の成分ということで

小麦アレルギーというのは聞いたことはありますが

小麦アレルギーでなかった方も、その石鹸を使用してから、小麦アレルギーになってしまい

それから小麦の入っている食品も、食べられなくなったのだとか・・・。

ショック かわいそう・・・

 

今、化粧品選びも難しくなっていますよね。

もちろん製造する側が、安全面においては、最大の配慮をして

数々の試験、実験を重ねて、これで世の中に出しても大丈夫となったところで

製品化されるのでしょうが、消費者としては、信じきっているわけですよね。

「売っているのだから、安全じゃないわけがない。」って。

でも実際は、そうとも言い切れなくて、数々ある成分の中には

自分の体質に合わない。アレルギー症状が出てしまうという成分もあると思うのです。

 

実は化粧品の成分って、平成13年から大きく変っているのです。

それまでは、厚生労働省の制度によって、使用できる成分とその配合量が決まっていて

その成分基準に基づいて、日本の化粧品は商品化されていました。

でも平成13年、規制緩和があり、その制度は廃止され、企業の自己責任において

製造、輸入することが可能となり、今まで許可の下りていなかった成分配合の化粧品

外資系化粧品なども市販されることになったのです

それまでは、使用できる化粧品原料は、2,900種類だったのが

9,000種類にまで増えました。(今はもっと多いかも?)

そして、それまで厚生労働省が指定する 『アレルギーを起こす恐れのある成分』 を

製品に表示するようになっていましたが、平成13年からすべての成分の表示が義務付けされ

化粧品の箱、ビンにはものすごい数の成分が書かれています。

「どんなものが入っているのか、わかるからいい。」 なんて人はそうそういないと思います

あんなにたくさんの成分、ひとつひとつわかるわけないじゃないですかね~

どれがいいもので、どれがアレルギーを起こす恐れがあるのかなんてわからないですよ

まあ、その気があれば、ひとつひとつネットで調べることもできるとは思いますが

気の遠くなる作業ですよね

何かあったときの、厚生労働省の言い逃れのような気がします。

「箱の裏にかいてあったでしょ!」 ってね。

以前のように、表示指定成分だけ書いてあれば、わかりやすいですけどね。

 

私たち化粧品を売る側も、今まで以上に勉強しないと・・・

 

いつまでたっても勉強ですね


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