大雨の翌日 時々雨がぱらつく曇り空のなか
バスは一路 日光へ
何年ぶりかで訪れた日光東照宮は、大勢の観光客であふれ
有名な陽明門や三猿の浮き彫り像がある近辺には
写真を撮る人々がひしめいていました。
江戸幕府を開いた徳川家康を祀っている神社「日光東照宮」は
1999年には周辺の文化的景観とあわせて ユネスコの
世界遺産として登録されました。
このすばらしい豪華絢爛たる宗教建築には
精巧で煌びやかな彫刻や装飾品が多数あり、
陽明門だけでも彫刻の数は500体を超えるそうです。
山々は色とりどりに染め分けられ秋まっさかり
緑の木々にまじった赤や黄色オレンジの紅葉のコントラストが鮮やかでした
白い塔のある画像は昼食をとったホテルの窓からの眺め
砂利道にたくさんの紅葉が散り敷き、はき集める作業もたいへん
躑躅の植え込みにも池の中にも 赤いもみじがひらひら
陽明門は見応えがありました。この門には「日暮門」という別名があるそうです。
(余りに素晴らしく、いつまで見ていても見飽きない そのうちに日が暮れてしまうから)
樹齢数百年の神杉に包まれた中に点在する社殿郡は
豊かな自然環境にしっくり融和して、すべてが うつくしく格調高い。
「鐘楼」も美しく 又苔むした杉の古木と古びた建物は歴史を感じさせます。
竹箒を持ったお掃除の人があちこちで落ち葉掃きに忙しそうでした
たまり漬けのお店はお土産を買う人がいっぱい
記憶に残っている「神厩舎」には、外壁に猿の八態が彫られていますが
中でも 「見ざる、言わざる、聞かざる。」 の三猿の彫刻はとくに有名。
「猿」と「ざる」を語呂合わせにしてあるので、覚えやすいですね。
下の画像ひどいピンボケです。
人がいっぱいでいっぱいで~ うろうろしてたら時間にせかされて~
(言い訳しちゃいました )
ネットで調べてみました。
八猿の彫刻はストーリー仕立てになっているそうです。
一枚目は 母猿が小猿の将来を見据える姿から始まり、
小さいうちは 悪いことは “見ない、聞かない、言わない” そして
独り立ちをし、挫折も経験し、仲間に助けられ、恋もして 新しい命が芽生える。
そしてまた一枚目に戻る。
子を見守る親の愛は変わりなく、猿の一生を描きながら
人の生き方の教えにもなっていると思いました。
「神厩舎」は、極彩色の絢爛たる東照宮の建立物の中で
唯一 漆を塗らない素木造(しらきづくり)の建築だそうです。
しめの画像は「五重塔」です。
うす暗いくもり空のもと どの写真も 色がさえず手ぶれもひどいですが、
日帰り団体バス旅行の気忙しい中、歩きながらの でした。