きまぐれ日記

平凡でもいい。楽しく充実した毎日を!
庭の草花の写真を中心に好きな事を気ままにつづっていきます。

それぞれの情景2

2008-10-31 | Weblog

近くの広場ではいろいろな種類の雑草が、からみあって茂っています。

今は枯葉色になって立ち枯れ状態のものや、見慣れない実を

つけているものもあり、野原の様相は日毎に荒々しく

寂しい印象に変わってきました。

 

一方、ご近所をあるくと、塀の外側に、なにやら大きな実が

ぶら下がっていたり、傾斜地にじゅうたんを敷きつめたように

小花がびっしり咲いていたり 楽しい発見もあります

 

4枚の移り変わる画像は、かやつりぐさ・たまがやつり(夏撮った1枚)
くず・すすき・
背高泡立草・かりんなど


2枚はハロウィンの飾り付けをしたお花屋さんの店先のスナップです。
   

                  

 

    左上の小栴檀草(こせんだんぐさ)右下の猪子鎚(いのこずち)は、
ひっつきむしです。
セーターやズボンに くっついたら 取るのが大変。

  真ん中のくずは赤紫の花も咲き終わり、その後に
 たくさんの莢を実らせていました。

   鉄葎(カナムグラ) 葉の裏も茎もざらざらのきらわれもの こんな花をつけるとは
知らなかった! かなり強烈な印象です。
(まだ青いころの花は、ビールのホップの花に似ています)

あざみは、まだ気丈にも、花を咲かせていました。
やさしいきれいなピンクいろでした。

       

 

大きな写真を縮小したので、見えにくいですが、烏瓜の周りは猪小槌だらけ。

薄の穂には、花が咲き花粉がいっぱいです。

円の中は風草・水引・姫蔓蕎麦

下は数珠だまです。

 葉鞘から丸いすべすべした、苞葉がつき 、この中に雌花があります。
丸い壺のような苞葉から、垂れ下がっている穂がみえますね。
それが、雄花です。この穂を引き抜いて糸を通し、
首飾りや暖簾を作ったことがあります。

 


ご近所のむべが赤紫に色付いてきました。

(
頂いたムベの皮を使って今夜のおかずを作りましょう。隼人瓜も・・・)

あけびと似ていますが、むべは常緑で、果実も割れません。

「いかにも もっともなことだ」 という意味を表す言葉で、

「宜(むべ)なるかな」  という言葉を聞いた事があります。
         でも普段の会話でつかわれることは、ありませんね。

 

なぜこの「宜」を「ぎ」とか「よろしき」と読まずに「むべ」と読むのでしょうか。

 調べてみました。

昔、天智天皇が、近江八幡市の方へ行幸された時、老夫婦に、
長寿の秘訣をたづねました。

老夫婦は、「この地で、秋に採れるこの果実を食するから」と答えたそうです。


天皇は「むべなるかな(いかにもそのとおりだ)」と言われ、
その後 この果実がムベと言われるようになったとか。     

                     むべなるかな・・・

 

 

隼人瓜を半分に切ってみました。
          
 みずみずしくやわらかいです。
熟しすぎると皮が固くなり、調理するのに皮を剥きたくなりますが、
これは、だいじょうぶ。

 ひめつるそば(別名ポリゴナム)

ヒマラヤ原産の丈夫な多年草で、こぼれ種で、際限なく増えていきます。
どんな隙間からでも芽をだします。

花言葉は「愛らしい

ピンクの金平糖花と、ところどころ紅葉したたくさんの葉が、 空地の一角を彩っていました。

 

 


秋のいろ

2008-10-24 | Weblog

コキアの丘

こんもり ふわふわ ころころ 

ぬいぐるみが、お行儀よく並んでいるようなコキアの丘

まだ若緑色の群生もさぞ見事でしょう。

 

ここ 茨城県 「みはらしの丘」には、4万株のコキアが、植えられています。

今を盛りと紅色に染まったコキア すでに枯葉色になってしまったもの

両方がまじりあった微妙な色合い.....

すべてが大自然の中で調和して、秋空の下に広がっていました。

 

 

コキアは 「ほうき草」としておなじみですね。

その実は「とんぶり」 畑のキャビアとも呼ばれ、

秋田名産になっています。

今の時期あちこちで目にしますが、独特のプチプチの食感が楽しめます。

 

 漢方では、利尿剤としての効果が、あるそうです。

平安時代の記録には、貴族たちの薬用として使われていたとあり、

コキアが古くから日本で使われていたことがわかります。

 

 近くにある野原は、淡いベージュ色から、濃い茶色へと、移り変わり、

いろいろな雑草が、実をつけはじめました。

エノコロ草(ねこじゃらし)も、あちらこちらで頭をたれています。


こすもす ふたたび・・・

2008-10-19 | Weblog

  時のたつのは早すぎて....

あと10日余りで月が、変わります。

10月と11月のカレンダーを並べてみました。

 

 こすもすの写真が、次々と変わります。(8枚)
(1枚はコキアばかり)

 

油絵風にして、白い額に入れてみました。
(JTrim加工)

 

   色違いの花のアップです。   

 

海浜公園の中をおとぎの国の列車が、ゆっくりゆっくり走ります。
                            (パズル風画像1枚)                
                           

 

他の画像はPhotoScape とBigHugeで加工しました。


秋晴れ

2008-10-16 | Weblog

秋風にゆれる100万本のコスモス


ひたち海浜公園では、色とりどりのコスモスが、
やさしく風にゆれていました。

 コスモスという名は、ギリシャ語の、「kosmos (美しい、秩序などの意)」

に由来しています。花びらが整然と並ぶ様子の美しさを称えたものです。

宇宙のことをコスモと呼ぶのも同じ語源だそうです。

  上左アメジストセージ(メキシカンブッシュセージ) じゅずだま 
小紫式部 下左紅花常盤万作 うめもどき

切手デザイン

半夏生 おもだか 箱根空木 錦糸梅 ひめつるそば 
トランペットハニーサックル(突抜忍冬)
 アブチロン(チロリアンランプ) 

 

かわいいプレゼント

楊枝いれ ミニ花さし ぐいのみ 薬味入れ
じしゃく ポプリのしおり
 

 画像加工は、外国サイト&PhotoScapeを使わせていただきました。


秋の花  藤袴・尾花・秋明菊

2008-10-13 | Weblog

秋の七草のひとつ ふじばかま

 花色が藤色で、花弁が筒状でに似ていることから、名づけられました。

  花言葉は    「あの日のことを思い出す」 「ためらい」  など
      小花を少しずつ咲かせていく姿が、「ためらい」のイメージにつながるのでしょうか。

  地味で目立たない花ですが、よく見ると
気品高いたたずまいの
女性の姿を  思い起こさせる花の姿です。

    香草(かおりぐさ)  香水蘭  王者香     などの漢名があります。
                          すばらしい香りを彷彿とさせる呼び名ですね。

                      

 藤袴は奈良時代に、薬草として中国から伝わり、その香りは身だしなみとして愛用  
 されました。平安時代の女性は、乾燥させた茎や葉を水につけて香りを移し
 その水で髪を洗ったのだとか・・・ 

 植わっている状態の時は、香りは微かですが、乾燥するにしたがって、
 香り成分のクマリンが、心地よい品の良い芳香を放ちはじめます。
 葉を少しもんで見ると香りが実感できます。

芳香剤 防虫剤 浴用剤 ポプリなどに利用できます。  

 

 秋の七草のひとつ 尾花が、一斉に風になびき、
秋の深まりを感じさせます。

十五夜の 萩の花 すすき 月見だんご、
子供の頃からおなじみの情景ですね。

ススキの穂を集めてフクロウを作ったことがあります。
ちょっと出かければススキの穂がたくさん刈り取れるのに
今はその気が起こらなくなりました。

気持に余裕がなくなったせいでしょうか。

 


洋種山牛蒡の葉も実も色づきました。

実も黒紫色になりました。下の写真のようにまだ少し若い実も残っていますが。

もう少しすると、実が下に落ち地面を赤紫色に染めます。
服や手に付かないようにしなければ・・・

 


秋の名月の頃に菊に似た花を咲かせることから、
秋明菊と名づけられました。


「秋牡丹」の漢名もあります。

  濃いピンクの花は、以前京都の貴船(きふね)地域に
多く自生していたので、「貴船菊」とよばれるそうです。

この花がアネモネと同じキンポウゲ科と聞けば納得できますが、
菊に、似ていると思ったことはないのです。


小さな小さな花・・・水引草

2008-10-09 | Weblog

秋の季語 水引の花 が、雑草に交じって乱れ咲いています。

           このタデ科の植物は、細い花穂に点々と小さな花を並べ、その花は
            
上から見ると赤 
             下から見ると白
  
 紅白の水引のようです。

            この紅白交じりのものを「御所水引」  白い花のものは、「銀水引」といいます。

                       銀があるなら、金は?)  あります。でもこちらはバラ科で、黄色の小花が
                       細い花穂に並んで付いている姿から「金水引という名がついたとの事。

山道などで普通に見かける花ですが、控え目な水引のイメージとは違い
明るい印象の花です。

 

 

下は銀水引です。 赤の方が優勢 すこし影がうすい....

以前、横長の細いプランターの左右に分けて、密に植え込んだ時は
きれいだった。でも翌年はこぼれだねで乱れ放題 

赤 白がはっきりしている今のうちに、又別植えしてみようかな 

 

 

 

 秋のかおり... 
          金木犀    「きんもくせいは天から授かった花」
                   「月の世界から地上に伝わった仙人」
                 
 などという言い伝えがあるらしい(中国)

                        春のじんちょうげ 夏のくちなし 秋のきんもくせい
                                   
かおりで季節を感じさせてくれる花たちです。
                       
 原産地は中国南部の桂林地方

     木犀の事を“”といい、「桂林」という地名は
          木犀の木がたくさんある事に由来する.とのことです。

        花が白い「銀木犀」にはあまりお目にかかりませんが、
        香りは金より 柔らかいとのこと(別名「銀桂」)

 

  満開に咲き誇る香り高い花たち、 ひとたび雨風にさらされると、
 儚く散り落ちてしまい、木の下は黄金色の絨毯が敷きつめられます。

 

 

   「桂花陳酒」は、きんもくせいの花を白ワインで、
  熟成させたお酒(楊貴妃が好んで飲んだとか) 

 花を乾燥させて、ジャスミンティーのように、
  烏龍茶などと混ぜたり、ポプリの材料にしたり 

                                

      


香る花 ジンジャーリリー・ 金木犀

2008-10-06 | Weblog

秋も深まりました。 金木犀のつぼみが膨らみ始めたようです。

昨日まで気が付きませんでしたが、今日はそこかしこから良い香りが漂ってきました。
(あ~今年もそんな季節になったんだ・・・)と思いつつ
帰宅して庭の隅の金木犀の木を見上げました。
まだ香りはしません。硬いつぼみです。

でも明日晴れれば花は黄金色に変わり良い香りをあたり一面に
漂わせることでしょう。

でも、花の時期は短く、木の下はすぐ金色の小さな花で
敷き詰められることでしょう。

 

 

 

 

ジンジャーリリー (一般的にジンジャーとよばれています)

大きなちょうちょうが舞っているような純白の花
バタフライリリーの別名もあります。

他に花縮砂(はなしゅくしゃ)
ガーランドリリーの呼び名もあります。

コロナリウムと呼ばれるこの清楚なイメージの花は、
観賞用に栽培され、
ジャスミン調の芳香は、香水の原料にもなります。

茎が丈夫で丈が高いので、切り花としてこの季節だけ、
花屋さんに並ぶことが、あります。

エディブルフラワーとしての使い方は、花をつけこんだ
ジンジャー酒、またサラダに少し加え、香りを楽しみます。
グリーンサラダ、ポテトサラダ等のうえに、一輪飾るときれい!

 

ほととぎす

花びらにある紫色の斑紋が
ホトトギスの胸の模様と似ていることが名前の由来だそうです。
 

よく見かけるホトトギスと花の付き方が違っています。
下の写真はヤマジノホトトギスです。

釣鐘型のジョウロウホトトギスが、好きで一生懸命
育てていたことがありますが、やはり環境が合わなかったのか
消えてしまいました。この種類は、繁殖力が強く
どんどん増えていきます。

 

  


噂の鬼あざみ こんな姿に!!

2008-10-03 | Weblog

“すぐそこの広場に大きな大きな薊が咲いているよ”

と友が教えてくれたのはまだ残暑の厳しい頃でした。

(あれ どうなっているかな~?) すぐ行かなかった事を後悔しながら、

行ってみましたら・・・

アメリカオニアザミは、鬼のように強い、とげの鋭いアザミです。

高さは2m以上にもなり、道端や原野に繁殖するヨーロッパ原産の帰化植物です。 

こんなに鋭い棘にさされたらたいへ!! 

鬼薊は、枯れてしまったけれど野薊がさいていました。

ススキや背高泡立ち草の群生が、秋の深まりを印象付けていました。 

 

セイタカアワダチソウは、花粉症の原因植物として、記憶に新しいですが

この植物は風媒花ではなく、元来虫媒花で、花粉の飛散量は少ないそうです。

かつての説は、濡れ衣だったということですね。 

紫蘇畑では、赤じその穂が摘み頃になっていました。