近くの広場ではいろいろな種類の雑草が、からみあって茂っています。
今は枯葉色になって立ち枯れ状態のものや、見慣れない実を
つけているものもあり、野原の様相は日毎に荒々しく
寂しい印象に変わってきました。
一方、ご近所をあるくと、塀の外側に、なにやら大きな実が
ぶら下がっていたり、傾斜地にじゅうたんを敷きつめたように
小花がびっしり咲いていたり 楽しい発見もあります。
4枚の移り変わる画像は、かやつりぐさ・たまがやつり(夏撮った1枚)
くず・すすき・背高泡立草・かりんなど
2枚はハロウィンの飾り付けをしたお花屋さんの店先のスナップです。
左上の小栴檀草(こせんだんぐさ)右下の猪子鎚(いのこずち)は、
ひっつきむしです。セーターやズボンに くっついたら 取るのが大変。
真ん中のくずは赤紫の花も咲き終わり、その後に
たくさんの莢を実らせていました。
鉄葎(カナムグラ) 葉の裏も茎もざらざらのきらわれもの こんな花をつけるとは
知らなかった! かなり強烈な印象です。
(まだ青いころの花は、ビールのホップの花に似ています)
あざみは、まだ気丈にも、花を咲かせていました。
やさしいきれいなピンクいろでした。
大きな写真を縮小したので、見えにくいですが、烏瓜の周りは猪小槌だらけ。
薄の穂には、花が咲き花粉がいっぱいです。
円の中は風草・水引・姫蔓蕎麦
下は数珠だまです。
葉鞘から丸いすべすべした、苞葉がつき 、この中に雌花があります。
丸い壺のような苞葉から、垂れ下がっている穂がみえますね。
それが、雄花です。この穂を引き抜いて糸を通し、
首飾りや暖簾を作ったことがあります。
ご近所のむべが赤紫に色付いてきました。
(頂いたムベの皮を使って今夜のおかずを作りましょう。隼人瓜も・・・)
あけびと似ていますが、むべは常緑で、果実も割れません。
「いかにも もっともなことだ」 という意味を表す言葉で、
「宜(むべ)なるかな」 という言葉を聞いた事があります。
でも普段の会話でつかわれることは、ありませんね。
なぜこの「宜」を「ぎ」とか「よろしき」と読まずに「むべ」と読むのでしょうか。
調べてみました。
昔、天智天皇が、近江八幡市の方へ行幸された時、老夫婦に、
長寿の秘訣をたづねました。
老夫婦は、「この地で、秋に採れるこの果実を食するから」と答えたそうです。
天皇は「むべなるかな(いかにもそのとおりだ)」と言われ、
その後 この果実がムベと言われるようになったとか。
むべなるかな・・・
隼人瓜を半分に切ってみました。
みずみずしくやわらかいです。
熟しすぎると皮が固くなり、調理するのに皮を剥きたくなりますが、
これは、だいじょうぶ。
ひめつるそば(別名ポリゴナム)
ヒマラヤ原産の丈夫な多年草で、こぼれ種で、際限なく増えていきます。
どんな隙間からでも芽をだします。
花言葉は「愛らしい」
ピンクの金平糖花と、ところどころ紅葉したたくさんの葉が、 空地の一角を彩っていました。