きまぐれ日記

平凡でもいい。楽しく充実した毎日を!
庭の草花の写真を中心に好きな事を気ままにつづっていきます。

「世界遺産の宮島・厳島神社」から尾道へ

2010-01-18 | Weblog

 

昨年12月に出かけた二日間の旅のはじめから・・・
早朝6:55 羽田発 1時間半後には広島空港に到着。バスで一路 宮島口へ・・・

“平安の歴史と文化を今に伝える日本三景、安芸の宮島”へいざ   宮島口からフェリーに乗り宮島へ。

まず目に飛び込んできたのは、海の中にすっくと建った朱色の「大鳥居」でした。
木造の鳥居としては、大きさ、高さとも日本一とか。
  明治8年建立(平安時代から数えて八代目)
 




大鳥居は社殿中央正面から200m位の海上に建てられています。

宮島は昔から神の島として崇められていたので、
御社殿を 海水の満ち干がある所に建てられたのだそうです。
 




厳島神社(いつくしまじんじゃ)
 
推古天皇元年(約1400年前)に創建。
「海」を「境内」として建てられた朱塗りの絢爛たる建造物。

干潮時には 大鳥居まで歩いて行けるそうです。


 

 錦帯橋のように反り返った反橋

 時代がかった、いかにも古そうなこの橋、渡れば壊れそうな気配、
入り口が閉ざされ今は渡れなくなっていました。
  




  大勢の観光客と共に ぞろぞろ歩きながら本殿を参拝した後、
岡の上にある 千畳閣と五重塔を見学しました。

千畳閣 

入母屋造りの大経堂。塗装をしていないので、
重厚感のある木地目に風格があり 堂々たる建物でした。
床に畳を敷くと857畳にもなる広さとか。

建立を命じた豊臣秀吉の死によって 天井や入口などが
未完成のまま 現在に至っているそうです。

  




 五重塔 

和様・唐様の2様式を組み合わせた独創的な
特徴を持つ朱色の塔(高さ27m)





 後白河法皇ご御幸の松 

承安4年(1174)の御幸の際 お手植えになった松の遺木。
大きな木のうろに 硬貨が置かれたり挟み込まれたりしていました。 




  宮島から尾道 千光寺公園 へ

尾道のシンボルともいえる千光寺公園内には
 「文学のこみち」 があり、山道にある自然石には、
この地ゆかりの 作家や詩人の詩が刻まれていました。(文学碑は25)


尾道は小津安次郎監督の名作「東京物語」の舞台ともなっています。

又「放浪記」の林芙美子さんの縁の地でもあり、高台に上り着くと、
林芙美子さんの「海が見える・・・」の石碑がありました。

 


 さらにこの静かな散歩道をたどると、
やがて千光寺にたどりつきます。

山頂の展望台からは 尾道市内が一望でき
瀬戸内海の島々が遥かかなたに
かすんで見えました。



  驚音楼

朱塗りの本堂と共に尾道のシンボル的な存在となっています。

「千光寺山」の断崖にそびえるこの「驚音楼」の鐘の音は
「残したい“日本の音風景100選”」にも選ばれています。

 

 
 千光寺には大きな岩(玉の岩)があり目を引きます。
この岩のてっ辺に何か 丸いもの があります。
伝説によると、この岩のてっ辺には、「宝玉」が乗っていたそうです。

この玉は、いつも夜の尾道の街や海を明るく照らし
人々の安全を見守っていました。 

今は なくなってしまったこの玉の代わりに、七色に光る電飾の玉を
取りつけ、その伝説を再現しているのだそうです。

この宝玉の伝説から、
 
「万葉集」に登場する「玉の浦」はこの 尾道 のことをさし、
千光寺山を「大宝山」そして、光を放つ宝のある寺を「千光寺」
と呼ぶようになったとのことです。

 

千光寺公園を後にして倉敷へ向かいました。
夕暮れが近付いていました。この日は倉敷駅前のホテル泊。