きまぐれ日記

平凡でもいい。楽しく充実した毎日を!
庭の草花の写真を中心に好きな事を気ままにつづっていきます。

久しぶりの白鷺城

2010-01-09 | Weblog

 

高く連なる天守群と、東西に広がる漆喰の白壁建築の美しさから

天を舞う白鷺のように見えるという 美しい姫路城(別名白鷺城はくろじょう)

 

築城400年の歴史があり 世界文化遺産、国宝にも指定されています。 

「名古屋城」「熊本城」とともに、「日本三名城 」と言われる姫路城は

江戸城に並ぶほどの規模(東京ドームの約50倍)で、「天下の名城」と言われてきました。

映画やドラマでは頻繁に登場する、日本を代表する人気のある城郭となっています。

 

 

堂々たる揺るぎのない素晴らしさを誇るこの建造物が、

築城当時の半分以下しか残っていないということに驚きました。

 

 

始めてこのお城を見たのは数十年前、その大きさ・力強さ・迫力に圧倒されました。

でも記憶の中では(真っ白できれいなお城)というイメージのみが鮮明に残っています

 

 

 

 

姫路城の歴代の紋瓦 

城の修理や増築などをした際に、その時の城主の紋瓦を使用したそうです。

羽柴家の五三の桐・松平家の 三つ巴・池田家の揚げは蝶など...

 

 

 

 

 

石垣に「五芒星」のマークが刻まれていました。

「五芒星」は邪気・災難を祓い場浄化する効果、病魔退治の呪力があるという。 

「ごぼうせい」の起源は古代メソポタミアやインドの五大説(地・水・火・風・空)の

思想にあり、そこから「陰陽五行説」に進化したそうです。

 

平安時代に出現した天才的な陰陽師としてよく知られる「阿部の清明」の家紋で、

「五芒星」はあらゆる「魔よけのお札」として知られているそうな。

 

親しみやすい博識のガイドさんが、次々説明をしてくれても、その場限り。

数歩あるけばすっからかん!

辛うじて「ごぼうせい」と「陰陽師阿部の清明」の文字がインプットされていました。

旅はすべてこの調子、後から調べて、記憶の糸をすこしずつ手繰り寄せなければ

説明文もつけられないぼけっぷりです。

水面に映るお城と樹木の影を愛でる池

 

 

何段も何段も(6階)混み合う人々の間に挟まれながら注意深く階段を登りました。

天守閣から見下ろす眺めは まさに 「絶景かな~~~」 

遥かかなたに姫路の町並みが見下ろせました。

 

姫路城の天守閣には大小11個の鯱瓦が掲げられていますが、

最上階の大棟に掲げられている鯱(シャチホコ)は高さが約190cm重さ375kgとか。

(シャチとは姿は魚 頭は虎という想像上の動物) 

 

これは火災よけのおまじないのための鯱(シャチ)

 

 姫路城は2009年の10月から「平成の大修理」が始まり、

大天守の外壁及び屋根瓦の修理工事が行われ

工事完了予定は平成26年、工事費用は約28億円と予想されています。

5年後には、天守閣を覆う防護幕もはずされ

美しい城姿が見られることでしょう。  

 

 

ところどころで冬桜の花がほころんでいました。

「十月桜」の木の立て札がありました。