岡山県 倉敷へ到着したのは日も暮れかかる頃でした。
夕食前に街を散策しましょう
フロントで聞くと「倉敷美観地区」のライトアップがきれいとのこと。
教えられた方向へ歩くと、この地区の中心を流れる倉敷川へ出ました。
両岸には柳がゆれ、昔見たままの風情あふれる白壁の町です。
川のほとりには、江戸時代の町家や土蔵が立ち並び、
お店やレストラン等にも利用されているそうです。
また明治大正時代の建物も大切に保存され、
倉敷を代表する観光地です。
地酒屋さんの店先に置かれた大きな壺や暖簾もなつかしい
あたりはすっかり暗くなり、所々にともる街灯と
冬空高くひっそりと 街を見下ろしている月明かりだけ。
両岸の建物が川面にうつり、滲んだようにかすかに揺れていました。
しばらく歩くと大きな木が
(あの木何の木?小さい実がいっぱいついてる)
近づいたら(わたしはセンダン)と書いた木札
「センダン? あの双葉より芳しの?」
「そうそう」 なんて無責任に返事をかえしながら、
薄明かりのぶらぶら歩きを楽しんでいました。
ことわざのセンダンは「白檀(ビャクダン)」のことで、
これとは全く違う種類らしい。
時間が遅く大原美術館はもちろん どのお店も入口を閉ざしていました
ツタの絡まる喫茶店「エル グレコ」を見て友人が
「ここにきた時は必ずエル グレコへ寄ったものだわ・・・」
と感慨深げにつぶやいていた
旧倉敷紡績所の創業時の工場が保存・再生されて、
宿泊施設と文化施設が出来ているという
「倉敷アイビースクエア」にも、行ってみたかったです。
隣接する「児島虎次郎記念館」の前を通ると、明かりが漏れていたので
惹きつけられるように中へと
ぼんやりと浮かび上がる建物のシルエットは美しく
庭には大きな噴水があり、奥のほうには
幹回りが3mを超す巨大なメタセコイアの木がありました。
写真を撮ったけれどすべて暗闇の中
[建物 噴水 メタセコイア 川に逆さまに写りこむ柳や両岸の家の灯り]
どれも魅力的な情景なのに夜景の撮り方わからない
数枚の写真は靄の中のようにボ~としてて削除
今度は昼間、ゆっくりと この街並みを歩いてみたいです。
さて翌日は瀬戸内海クルーズへ
鷲羽山展望台の麓に建てられた ホテル前より出航します。
“笑う遊覧船、はつひ丸”に乗って約1時間のクルーズ。
陽気なガイドさんの名調子が船内に響きます。
船は青い波の上を 小さな島々を縫って快適に進みました。
小中合わせて生徒が3人しかいない島の前も通りました。
瀬戸大橋とは6つの橋と4つの高架橋の総称だそうです。
瀬戸大橋は、上側を高速道路
下部を高速鉄道 が走る
2階建構造になっていて、
鷲羽山を始点に5つの島々を経て
約9.4㎞の間をいろいろな種類の橋の連続で結ばれているそうです。
橋の下から見ると迫力がありました。
撮った 、は、ほとんど 水しぶきばかり
クルーズの後はいよいよ姫路城へ
この部分は旅の最初にしたのでした。
1泊2日のかけ足旅行、もっとゆっくり見たい所もありましたが、
大晴天に恵まれた事が何よりなことでした。