根無し草のつれづれ

日々の雑感をひたすら書き綴ったエッセイ・コラム。また引用部分を除き、無断掲載の一切を禁ず。

ドイツW杯。スペインvsウクライナ戦。そして日本代表…

2006-06-15 17:29:22 | スポーツ
読書をしながらいつの間にかうたた寝をしてしまい、そ
して短く浅い眠りから目覚めるとそこにはW杯のスペイ
ンvsウクライナの試合があった。
読書をする際のBGV代わりに音声を消した状態でつけ
ていたTV映像によるものだ。
ばんやりした頭で成り行きを見守る。
試合は既に後半に入っていて、スペインが3点を先制し
ている状態だった。
パス→トラップ、パス→トラップ、パス…基礎的なサッカ
ー技術の正確さと的確な判断のもとに中盤でボールを
繋いでいくスペイン。
またそうした事を簡単に許してしまうくらい、ウクライナ選
手は戦意を喪失してしまっているようにも思える。
1タッチ、2タッチでボールを繋ぎ、そうやってボールをま
わしていく間にウクライナDF陣に出来たほころびを巧み
に突きゴールに向かって突進、相手ディフェンダーを交
わしてシュート!
攻撃に至るまでの緩急のつけ方が見事だ。
また、相手陣内の深い所でボールを受けた時のスペイン
攻撃陣に迷いはない。
そこにあるのはゴールへの強い意志だけ。

3点を先制され、さらに退場者まで出してしまったウク
ライナであった為、中盤でスペインのパスが自由に繋が
ったというのもあったのだろうが、それにしても見事な横
綱相撲であった。
またこういった優勝候補に挙げられるような国のFWは
ゴールへの意識が格段に違う。
相手ディフェンダーに当たり負けする事もなくドリブル突
破も可能、そしてチャンスを無駄にする事なく確実に得
点出来るだけの決定力が備わっている事もあるのだろ
うが、しかし、スペインのFWが非常に難しい事をやって
いるかと言えばそうではなく、やっている事は至ってシ
ンプル、ペナルティエリア付近でボールをもらったらシュ
ートにまで持っていく、これだけだ。
そして、彼らを衝き動かしているものは、ゴールに対す
る貪欲さにほかならない。

さらに言えばそういったゴールへの貪欲さを著しく欠い
ているのが日本人FW(先日の豪州戦では特に)ではな
いだろうか…。


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